秘書検定とは敬語の使い方やマナーなどが問われる試験で、正式名称は「文部科学省後援 秘書技能検定試験」です。資格の勉強をすることで、社会人に必要な知識やスキルが身につきます。
また「人柄育成」を目的としており、「感じのよさ」の表し方について試験を通して提唱している資格です。
この記事では秘書検定の詳細や取得するメリットについて解説し、通信講座「ユーキャン」のおすすめポイントも紹介しています。
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秘書検定には何級がある?
秘書検定の級位は「3級」「2級」「準1級」「1級」の4つがあり、内容や難易度は異なります。「公益財団法人実務技能検定協会」が主催し、試験は年に3回実施され、受験資格は特にありません。
また、3級と2級にはコンピューターによる「CBT試験」が導入されており、試験日に限定されず好きな日程で受験可能です。それぞれの試験概要について紹介します。
3級
試験内容 | ・理論…(1)必要とされる資質 (2)職務知識 (3)一般知識 ・実技…(4)マナー・接遇 (5)技能 |
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試験形式 | ・選択問題・記述問題(9割がマークシート択一・1割が記述問題)
・CBT多肢選択式31問+記述式2問(90分) |
面接の有無 | なし |
合格率 | 約70% |
3級では、基本的な職場常識が問われます。一般常識・基本的ビジネスマナー・初歩的な秘書業務のほか、文書の作成・管理・ファイリングなどが主な内容です。
また、上司が仕事を効率良く行うためのサポートや気遣いができるかどうかも重要です。初歩的な内容であるため高校生の受験が多く、合格率も高いと言えます。
2級
試験内容 | ・理論…(1)必要とされる資質 (2)職務知識 (3)一般知識 ・実技…(4)マナー・接遇 (5)技能 |
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試験形式 | ・選択問題・記述問題(9割がマークシート択一・1割が記述問題)
・CBT多肢選択式31問+記述式2問(100分) |
面接の有無 | なし |
合格率 | 約55% |
2級は、主に就活を控えた大学生が受験しています。3級よりも場面設定が複雑になり、より実践的です。
上司のサポートを適切に行うための優先順位付けの能力や、仕事の効率性が問われます。社会常識や時事問題に関する知識、資料やスケジュール管理などが出題内容です。
準1級
試験内容 | ・理論…(1)必要とされる資質 (2)職務知識 (3)一般知識 ・実技…(4)マナー・接遇 (5)技能 |
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試験形式 | 選択問題・記述問題(6割がマークシート択一、4割が記述問題) |
面接の有無 | あり(合格者のみ) |
合格率 | 約39% |
準1級は、主に大学生と社会人が受験しています。的確な判断力や対応力が必要とされ、上司からの相談や後輩へのアドバイスなどにも対応できる、中堅秘書としての能力が求められます。
面接はロールプレイングで行われ、秘書としての態度・振る舞い・話の仕方・言葉遣い・物腰・身なりといった点が審査されます。
1級
試験内容 | ・理論…(1)必要とされる資質 (2)職務知識 (3)一般知識 ・実技…(4)マナー・接遇 (5)技能 |
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試験形式 | 記述問題 |
面接の有無 | あり(合格者のみ) |
合格率 | 約26% |
1級は、主に現役秘書や社会人が受験しています。上司の仕事を理解したうえで、サポート力や判断力といった上級秘書としての能力が求められます。
面接では秘書としての適性に加え、上司への報告や来客対応が含まれます。
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秘書検定は何級から使える?履歴書に書けるのはどのレベルから?
秘書検定は何級からでも履歴書に記載できます。「秘書技能検定2級合格」のように記入しましょう。秘書検定は国家資格ではないため、「取得」ではなく「合格」が正しい書き方になります。
就職・転職に活かすなら高校生が受験する3級ではなく、2級以上がおすすめです。3級は一般常識やマナーが身についていることのアピールにはなるでしょう。
中堅秘書を対象とした準1級なら、面接試験が加わるため実践力の証明にもなり、即戦力として評価される可能性も高まります。
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秘書検定を取得するメリット
秘書検定は、仕事や人間関係においてさまざまなメリットが得られる資格です。ここからは、3つのメリットについてお伝えします。
一般常識やマナーを身につけられる
一般常識や敬語の使い方、ビジネスマナーが身につくことで、日常生活や仕事に役立つと言えます。文書の書き方や慶弔マナーなどは重要な知識です。電話・来客対応は職種に関係なく必要な業務であるため、重宝されるスキルでしょう。
社会人としてのマナーが身についていれば、就活時の面接などにも自信を持てます。
人から好かれやすくなる
常識やマナーは、人に好印象を与えるきっかけになります。秘書検定は「人柄育成」を目的としていることもあり、所作に加え、気遣いや心構えなども出題範囲です。
組織の一員として仕事をするうえで、協調性や機転を利かせる能力は信頼が厚く、良好な人間関係を築く際に有効と言えます。
就職・キャリアアップに使える
客観的にスキルを証明できるので、就職や昇進、転職に有利と言えます。ビジネスマナーが身についていることで、入社後もスムーズに業務に取りかかれるとプラスに捉えられるでしょう。
秘書になることが目的ではなくとも、スキルアップとして取得する人も少なくありません。
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秘書検定の学習ならユーキャンの通信講座
秘書検定の学習には、ユーキャンの通信講座がおすすめです。ユーキャンの秘書検定講座について、3つのポイントを紹介します。
3階級まとめて学べる
ユーキャンの秘書検定講座なら、3級から準1級までをまとめて学べます。秘書検定の3級から準1級までは、共通する内容が多いです。そのため、各級で求められる知識や技術を理解することで、ムダなく効率的な学習が可能です。
教材は、秘書検定対策の専門スクール「早稲田ワーキングスクール」が全面監修しており、基礎からしっかり学べます。
添削課題で記述問題にも対応できる
添削サービスにより記述問題への対策も万全です。添削課題を提出することで、自分の弱点を把握でき、合格へのアドバイスも受けられます。課題の提出は学習ペースの目安にもなるため、ぜひ活用したいサービスです。
また、学習中の質問はメールや郵送で問い合わせができます。経験豊富な指導講師が詳しく教えてくれる点も、安心できるポイントでしょう。
DVDで面接試験に備えられる
準1級の面接試験対策としてDVDが付属されています。元面接試験審査員が監修したオリジナルDVDにより、言葉遣いや態度、話し方など、テキストでは学習が難しい項目のシュミレーションが可能です。
OK/NGシーンも収録されているため分かりやすく、DVDと連動した面接対策BOOKで面接のポイントも確認できます。
まとめ
秘書検定の取得について、ポイントは次の3つです。
- 就職・転職などに有利になるのは秘書検定2級から
- マナーが身につき、良好な人間関係に役立つ
- ユーキャンの秘書検定講座なら、3階級をまとめて学べる
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