「簿記2級の受験を控えており、合格率が気になる」
「簿記3級よりも簿記2級のほうが合格率がかなり低いと聞いたが、独学で合格できるのか不安」
このように、簿記2級の合格率や難易度について、疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、簿記2級の合格率やその推移、おすすめの学習方法をご紹介していきます。
なお、簿記2級の合格を目指すなら、長年の運営実績を持つ、生涯学習のユーキャンをおすすめします。
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目次
簿記2級の直近10回分の合格率推移
簿記2級の合格率は平均して20%ほどになりますが、開催毎に変動が大きくなっています。直近10回分の試験の合格率は以下の通りです。
なお、第155回は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止となっています。
回 | 受験者数(申込者数) | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
150回(2018.11.18) | 64,838名 | 49,516名 | 7,276名 | 14.7% |
151回(2019.2.24) | 66,729名 | 49,776名 | 6,297名 | 12.7% |
152回(2019.6.9) | 55,702名 | 41,995名 | 10,666名 | 25.4% |
153回(2019.11.17) | 62,206名 | 48,744名 | 13,195名 | 27.1% |
154回(2020.2.23) | 63,981名 | 46,939名 | 13,409名 | 28.6% |
156回(2020.11.15) | 51,727名 | 39,830名 | 7,255名 | 18.2% |
157回(2021.2.28) | 45,173名 | 35,898名 | 3,091名 | 8.6% |
158回(2021.6.13) | 28,572名 | 22,711名 | 5,440名 | 24.0% |
159回(2021.11.21) | 27,854名 | 22,626名 | 6,932名 | 30.6% |
160回(2022.2.27) | 21,974名 | 17,448名 | 3,057名 | 17.5% |
出典元:簿記 受験者データ
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簿記2級の合格率は低く対策は長期戦になる
簿記2級は他の級と比較すると合格率は中間に位置します。各級の平均合格率、および目安勉強時間は以下の通りです。
難易度 | 平均合格率 | 目安勉強時間 |
---|---|---|
3級 | 50%程度 | 100時間 |
2級 | 20%程度 | 200時間 |
1級 | 10%程度 | 1,000時間 |
合格までの目安勉強時間は200時間のため、1日1時間を勉強に確保できたとして、およそ7ヵ月は勉強を続ける必要があります。
また、この目安時間は簿記3級を取得していることが前提になるので、いきなり簿記2級から受験する場合はより多くの勉強時間が必要になります。
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簿記2級の合格率はなぜ低い?
簿記2級の合格率は、簿記3級と比べて低い傾向です。それには以下の理由が考えられます。
簿記3級になかった問題が追加されるから
簿記2級の合格率が低い理由のひとつは、簿記3級では出題されていなかった工業簿記が問題範囲に追加されることです。工業簿記は製造業の原価管理に関わる問題で、製造業の全体像を把握する必要があります。
商業簿記は、一度感覚を掴んでしまえば計算がラクに感じられることがありますが、工業簿記は特徴が全く異なるため、別で対策が必要になります。
問題数が多いから
簿記2級の合格率が低いのは、出題される問題数が多く、時間が足りずに全て解けない受験者が続出しているためです。
また、2021年からは試験の時間が120分から90分に変更されました。これから簿記2級を受験する人は、これまでよりも短い時間で、多くの問題を解く必要があります。
試験範囲が広いから
簿記2級の出題範囲は、簿記3級に比べて大きく広がります。過去には連結会計の処理に関する問題や、本支店会計について出題されることもありました。
また、かつて簿記1級の範囲だった内容が出題されるようになるなどして、カバーすべき内容が広くなったことが、合格率が低い要因と言えるでしょう。
難易度が回によってまちまちだから
2級は難易度が開催回によって変動し、難易度が高い回は極端に合格率が低くなります。2021年2月開催の157回は、合格率は8.6%と10%を下回る結果となりました。
一方で2021年11月開催の159回では、合格率は30.6%にも上ります。合格率の変動が大きい試験だと言えるでしょう。
簿記2級の合格率はあくまで目安
簿記2級の試験は100点満点(うち商業簿記が60点満点、工業簿記が40点満点)中70点が合格ラインとなっています。定員制ではないので、70点をとれれば受験生全員が合格することも、理論上は可能です。
そのため、他の受験生を気にすることなく、本番で70点を取れることに集中して、学習を進めることが大切と言えます。
簿記2級の合格可能性を高めるためのおすすめ学習方法
簿記2級の合格可能性を高めるなら、以下の学習方法が有効です。ぜひご自身の学習に取り入れてみてください。
工業簿記の出題傾向を把握する
簿記3級の出題範囲になかった工業簿記で、多くの人が躓いています。逆に言えば、工業簿記を押さえることで点数を伸ばすことができるでしょう。
工業簿記の出題傾向は、長期間改定されておらず安定しているため、過去問を繰り返すことで対策が十分に取れます。工業簿記を得点源として確保しましょう。
長期的な学習プランを決める
簿記2級に合格するには、簿記3級経験者の場合でも約200時間の学習が目安とされています。簿記に関する知識がなく、いきなり簿記2級から受験する場合は、さらに多くの勉強時間が必要です。
試験までにどのくらいの時間があるか逆算をして、1日の学習時間を決めていきましょう。
あまりにも短期間での取得を目指すプランだと途中で挫折してしまうかもしれないので、自分のライフスタイルに合った無理のない計画を立てるようにしてください。
簿記3級の試験内容を復習する
簿記2級は簿記3級の知識が前提になっているので、簿記3級の内容を復習してから簿記2級に挑むのがおすすめです。
特に、簿記3級を受験するときに不安だった分野は、念入りに見直すようにしましょう。
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簿記2級の合格可能性を高めるのにユーキャンがおすすめな理由
ここまで簿記2級のおすすめの学習方法を見てきましたが、独学で簿記2級を目指すには、不安がある方もいるかもしれません。
そんな方には、ユーキャンの通信講座で簿記2級の勉強をするのがおすすめです。
簿記2級は独学では難しいと言われる
簿記2級は難易度が高く、必要な学習時間も200時間と長いので、対策も長期間にわたります。そのため、モチベーションを維持するのが独学では難しいと言われている資格です。
通信講座のユーキャンなら、経験豊富な講師陣による手厚い学習サポートを受けることができます。また受講開始から12ヵ月間は全ての指導サービスを受けられるので、長期間の学習でも安心です。
要点を押さえたテキストになっている
簿記2級は出題範囲が広いため、どこが重要か独学ではわからず、学習の優先順位を間違えてしまうこともあります。
ユーキャンのテキストは出題傾向を分析して、試験によく出る分野や要点が押さえられています。そのため効率的に学習を進めることが可能です。
学習サポートが充実している
ユーキャンの講座は、添削や質問への対応など学習サポートが手厚いことで有名です。
郵送の添削やメールでの質問の他に、受講生専用インターネットサービス「学びオンライン プラス」では、解答までのプロセスを視覚的に理解できる動画サービスも提供されています。
30年以上の開講実績を誇る
ユーキャンは、テキストと通信添削という昔ながらの通信講座スタイルで、30年の実績を誇ります。
2020年のオリコン顧客満足度調査では、通信講座簿記の部門で2年連続1位を獲得しており、多くの人に支持されています。
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まとめ
この記事では、簿記2級の合格率が20%程度である理由の分析と、対策となる勉強方法についてご紹介しました。
簿記2級は簿記3級に比べて出題範囲も難易度も高くなるため、なかなか独学での合格は難しい現状です。長年の実績があり効率的な学習が可能なユーキャンで、簿記2級の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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