「調剤薬局事務の資格は種類が多いが、どれがおすすめの資格なのか知りたい」
「資格の難易度はどれくらいなんだろう」

調剤薬局事務資格の資格に興味を持つと、このような疑問が浮かぶ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、複数存在する調剤薬局事務資格の特徴や難易度をまとめました。目的別にどの資格をとるのがおすすめかも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、調剤薬局事務資格の獲得を目指すなら、ユーキャンの通信講座がおすすめです。実績が豊富でサポートがしっかりしているので、調剤薬局事務資格を初めて学習する人でも安心です。

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調剤薬局事務に資格取得は必須?

調剤薬局事務になるためには、資格の取得は必須ではありません。調剤薬局事務は経験者でなくても働くことができ、ライフスタイルに合わせて働きやすいのが魅力です。また、超高齢化社会で調剤薬局が増えている背景もあり、いま注目されている仕事です。

こうした理由から、調剤薬局事務の求人の競争率も高い傾向にあります。そのため調剤薬局事務に関する資格を持っていることで、転職や昇給に有利になる場合があります。

調剤薬局事務の資格はどれがいい?おすすめ8選を比較

調剤薬局事務に関する資格は数多くあり、そのすべてが民間資格です。調剤薬局事務になるのに特におすすめの資格は、以下の8種類です。

調剤薬局事務検定試験

調剤薬局事務検定試験は、日本医療事務協会主催の民間資格です。2018年より実施された比較的新しい調剤薬局事務資格で、試験には資料の持ち込みが可能なので、難易度が低い傾向にあります。

受験方法は自宅受験か会場受験から選択ができます。

受験日毎月第4日曜日
受験料一般受験:5,500円(税込)、団体受験:4,950円(税込)
合格基準原則学科・実技それぞれにおいて正答率6割以上(難易度によって変動あり)
合格率89.1%(2021年度)
試験内容学科:調剤報酬算定に関わる基礎知識
実技:調剤報酬の算定及び調剤報酬明細書作成

参考:調剤薬局事務検定試験

調剤薬局事務資格

調剤薬局事務資格は、日本能力開発推進協会 (JADP) が認定する通信講座を受講した人だけが受験できる調剤薬局事務の試験です。試験に合格すると「調剤薬局事務資格」の称号が付与されます。

調剤薬局事務資格の受験料とは別に、講座の費用も必要になります。また、受験できる期間が受講開始から1年間と限られているので注意が必要です。

受験日通信講座修了後、随時受験が可能
受験料5,600円(税込)※別途、講座代金の数万円が必要
合格基準得点率70%以上
合格率非公開
試験内容薬に関する基礎知識
処方に関する基礎知識
医療保険制度概論
保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則
調剤報酬請求事務の実技

参考:調剤薬局事務資格

調剤事務実務士

調剤事務実務士は、特定非営利活動法人の医療福祉情報実務能力協会が主催する民間資格です。合格することで、調剤報酬請求事務の従事で求められる一定の能力があることを証明できます。

受験は教育指定校及び団体受験のみと限られており、個人では受験ができません。

受験日団体受験のみのため非公開
受験料7,700円(税込)
合格基準原則学科・実技それぞれにおいて正答率6割以上(難易度によって変動あり)
合格率約70%
試験内容学科:薬学の知識、医療保険制度、点数算定、接遇マナー
実技:処方せんから調剤報酬明細書作成

参考:調剤事務実務能力認定試験

調剤報酬請求事務技能認定

調剤報酬請求事務技能認定とは、一般財団法人の日本医療教育財団が主催する民間資格です。受験するためには日本医療教育財団が認定している講座を受講する必要があります。そのため受験料に加えて講座料が2万~4万円程度必要になります。

また、合格基準も学科・実技の各得点率90%以上と他の調剤薬局事務資格に比べて、難易度は高めになっています。

受験日毎月第4日曜日
受験料3,000円(税込)
合格基準学科・実技の各得点率90%以上
合格率非公開
試験内容学科:調剤報酬算定に関わる基礎知識
実技:調剤報酬の算定及び調剤報酬明細書作成

参考:調剤報酬請求事務技能認定

医療保険調剤報酬事務士

医療保険調剤報酬事務士とは、医療保険学院の提供している通信講座を受講し、修了検定試験に合格することで獲得できる民間資格です。

自宅での受験が可能で、受講開始から1年以内であれば、何度でも修了検定試験にチャレンジすることができるので、難易度は低めと言えます。

ただし特定の講座を受講しなければ取得できないため、別途受講料が必要です。さらに中間テストに合格しなければ修了検定試験を受けられないので、挑戦するハードル自体は高めです。

受験日毎月実施
受験料受講料に含まれる(受講料36,000円(税込))
合格基準非公開
合格率非公開
試験内容学科:医療保険制度、保険請求業務
実技:レセプト業務

参考:医療保険学院

調剤事務管理士

調剤事務管理士とは、様々な医学薬学系資格試験を運営している、技能認定振興協会(JSMA)が主催する民間資格です。受験資格は特に定められておらず、試験に申し込めば誰でも受験することができます。

試験はマークシート形式で在宅受験が可能ですが、合格基準が正答率80%以上と高めに設定されているので、しっかりと学習する必要があります。

受験日毎月第4土曜日翌日の日曜日
受験料6,500円(税込)
合格基準学科:試験約80点以上
実技:問題ごとに約60%以上の得点をし、且つ、2問の合計で約80%以上(全2問出題)
合格率約60%
試験内容学科:​法規、保険請求事務、薬の基礎知識
実技:調剤報酬明細書を点検・作成するために必要な知識

参考:調剤事務管理士技能認定試験

調剤報酬請求事務専門士

調剤報酬請求事務専門士とは、一般社団法人専門士検定協会が主催する民間資格です。受験資格は特に定められておらず、試験に申し込めば誰でも受験することができます。

試験には1級から3級があり、3級は新入社員レベル、2級が中堅社員レベル、1級が教育者・リーダーレベルの難易度になっています。

また、資料を試験に持ち込むこともできないので難易度は高く、1級では合格率が20%程度ともいわれています。一方で資格の認知度は高いので、転職やキャリアアップに生かしやすい資格です。

受験日7月第1土曜日、12月第1土曜日
受験料3級:4,800円(税込)

2級:4,800円(税込)

1級:5,800円(税込)

合格基準非公開
合格率3級:約50%~60%

2級:約40%

1級:約20%

試験内容3級:学科60分

薬剤の基礎知識、疾病、医療保険制度、調剤関連法規(医療保険の種類、医薬分業の流れ)、調剤報酬請求(点数算定の正しい知識と解釈)、薬局業務の流れ、在宅業務について

2級: 学科60分、実技60分

3級の内容に加え、以下に関する応用問題を追加で問われる
接遇・薬剤の基礎知識、医療保険制度、調剤関連法規(医療保険の種類・ 医薬分業の流れ)、調剤報酬請求(点数算定の正しい知識と解釈)、薬局業務の流れ、在宅業務、保険薬局に関わる届出と手続き

1級:学科60分、実技60分

3級の内容に加え、以下に関する応用問題を追加で問われる
接遇・薬剤の基礎知識、医療保険制度、調剤関連法規(医療保険の種類・ 医薬分業の流れ)、調剤報酬請求(点数算定の正しい知識と解釈)、薬局業務の流れ、在宅業務、保険薬局に関わる届出と手続き

参考:調剤報酬請求事務専門士検定協会

登録販売者

登録販売者とは、処方箋がなくても購入できる一般市販薬を販売することができる有資格者のことです。ドラックストアでの需要が高いように思えますが、調剤薬局でも重宝される資格です。

登録販売者の試験は各地方自治体によって運営されています。知名度が高い資格なので、就職にも有利です。一方で受験費用が他の資格試験より高額で、難易度も高い傾向にあります。

受験日8月~12月(各都道府県によって異なる)
受験料12,800円~18,100円(税込)(各都道府県によって異なる)
合格基準出題分野ごとに35%~40%程度の正答率、かつ全体で70%以上の正答率
合格率約40%程度
試験内容医薬品に共通する特性と基本的な知識
人体の働きと医薬品
主な医薬品とその作用
薬事関係法規・制度
医薬品の適正使用・安全対策

参考:厚生労働省 登録販売者制度

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調剤薬局事務資格は結局どれがいい?

ここまで有名な8つの調剤薬局事務資格についてご紹介してきましたが、どの資格を取ったらいいのか、悩んでしまいますよね。

そこでここからは、4つのケースごとにおすすめの調剤薬局事務資格をご紹介します。

団体受験で資格が取りたい場合

すでに薬学系の学校に通学中であったり団体に所属していて団体受験が可能な方は、調剤事務実務士がおすすめです。団体受験できる資格のなかでも比較的難易度が低く、知名度も高いので取得後のキャリアアップに有効な資格と言えます。

難易度の低い資格が取りたい場合

まずは難易度の低い調剤薬局事務資格を取得したいのであれば、調剤薬局事務検定試験がおすすめです。

マークシート形式の試験で、資料の持ち込みが可能なため、直近の合格率は89.1%と、調剤薬局事務の資格の中でもかなり高い数字になっています。個人で申し込めば誰でも受験が可能です。

昇給や転職にすぐ生かしたい場合

昇給や有利な転職のために資格を取りたいのであれば、調剤報酬請求事務専門士がおすすめです。難易度は他の資格より高めですが、資格の認知度と信頼度が高いため、キャリアアップにつながります。受験資格に指定はないので、いきなり1級にチャレンジすることも可能です。

人気のある資格が取りたい場合

特に人気のある調剤薬局事務の資格が取りたいなら、調剤事務管理士がおすすめです。調剤事務管理士は受験資格が指定されておらず、自宅での在宅受験が可能です。そのため独学でも合格を目指しやすいと、人気の資格です。

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調剤薬局事務の資格取得ならユーキャンの講座受講がおすすめ

調剤薬局事務資格のなかで、難易度の低い調剤薬局事務検定試験にチャレンジしたいなら、ユーキャンの通信講座がおすすめです。

ユーキャンの調剤薬局事務講座を通じて、調剤薬局事務検定試験を在宅で受けることができます。また、ユーキャンの通信講座には、下のようなメリットがあります。

分かりやすいテキスト

試験に必要な内容が厳選されたユーキャンのテキストは、フルカラーで図解も豊富なので、初学者でもわかりやすいと評判です。コンパクトなA5サイズなので持ち運びにも便利で、スキマ時間を有効活用できます。

充実した副教材

ユーキャンではメインテキストの他に、接遇マナーハンドブックや就職ガイドなど副教材も充実しています。接遇マナーハンドブックには、現場でも生かせる知識がたくさん載っているので、薬局調剤事務として働き始めてからも役立ちます。

最長6ヵ月の指導サポート

ユーキャンの調剤薬局事務講座の標準的な学習期間は3ヵ月ですが、すべて指導サポートは6ヵ月まで受けられます。じっくりと学習してから試験にチャレンジしたい方にも安心です。

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まとめ

今回は、調剤薬局事務資格の特徴や難易度、目的別におすすめの資格についてご紹介しました。それぞれの資格の特徴を踏まえて、最適な調剤薬局事務資格にチャレンジしてはいかがでしょうか。

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