児童発達支援士はユーキャンで取れる？発達障害児支援におすすめの他の資格も紹介

現代では、発達障害の存在が広く認知されるようになりました。それに伴い家族の気づきや早期診療から、発達障害を持つ児童の人口も増加しています。（文部科学省のデータより）

このように発達障害や子育ての悩みが大きくなる中で需要が高まっているのが、児童発達支援士という資格です。

「児童発達支援士は発達障害児の支援に役立つのか」
「ユーキャンの通信講座で児童発達支援士が取れるのか」

発達障害児支援に関する資格に興味を持った方の中には、このような疑問をお持ちの方もいるかもしれません。そこでこの記事では、児童発達支援士についての詳細と、発達障害児支援におすすめの資格について解説します。

ユーキャンでは、発達障害支援士の資格に近しい「子ども発達障がい支援アドバイザー資格取得講座」が受講できます。サポートが充実していて資格が取りやすいので、発達障害に関する資格取得を目指している方にはおすすめです。

児童発達支援士とは？

児童発達支援士とは、一般社団法人の人間力認定協会が認定している民間資格です。発達障害の特性を理解し、適切な療育を行う方法を習得できます。

脳科学に基づいたアプローチを学べるので、実際に子育てに悩んでいる方の受験も多く、国内の発達障害支援に関係する資格の中で、最も受験者数が多い資格と言われています。

名称	児童発達支援士
運営団体	一般社団法人　人間力認定協会
受験方法	オンライン試験
試験日	指定なしでいつでも試験が可能
料金	受講料37,400円（税込）+ 試験料4,070円（税込）= 41,470円（税込）
標準学習期間	1ヵ月（8ヵ月まで延長可能）
合格率	約85％

児童発達支援士はユーキャンで取れる？

児童発達支援士に対応している講座は、現在ユーキャンでは存在しません。

一般社団法人 人間力認定協会が提供している通信講座の新規受講とオンライン試験で合格すると、児童発達支援士の資格を取得できます。オンライン試験だけの申し込みはできないため、独学ではなく必ず指定の講座に新規で申し込むことが必要です。

ユーキャンでは児童発達支援士の資格は取れませんが、近しい資格の「子ども発達障がい支援アドバイザー」を取得できる講座が開講されています。

発達障害児支援に役立つ資格を比較｜児童発達支援士や子ども発達障害支援アドバイザーなどの違い

発達障害児支援におすすめの資格は児童発達支援士、子ども発達障害支援アドバイザー、発達障害児支援士の3つがあります。すべて民間資格で、社団法人もしくは民間企業が運営しています。

その他の大きな特徴として、資格が活用できる場面が異なります。ご自身の家庭内で活用したいなら子ども発達障害支援アドバイザー、これから発達障害支援の業務に関わっていきたいなら児童発達支援士、ある程度の実務経験があるなら発達障害児支援士がおすすめです。

資格名称	児童発達支援士	子ども発達障害支援アドバイザー	発達障害児支援士
運営団体	一般社団法人 人間力認定協会	生涯学習のユーキャン	四谷学院通信講座
料金	受講料37,400円（税込）+試験料4,070円（税込）=41,470円（税込）	一括払い：32,000円（税込） 分割払い：2,980円（税込）×11回＝32,780円（税込）	109,780円（税込）
学習期間	1ヵ月（8ヵ月まで延長可能）	3ヵ月（6ヵ月まで延長可能）	6ヵ月（12ヵ月まで延長可能）
学習サポート	なし	添削・質問サービスあり	なし

ユーキャンで取得できる子ども発達障がい支援アドバイザーとは？

ユーキャンの通信講座で取得を目指せるのが、子ども発達障害支援アドバイザーです。この資格は子どもの発達に関する理解を深め、成長に合わせて適切なサポートを実施できるスキルを身につけることを目的としています。

講座は、3ヵ月程度で完了できるよう構成されています。3回全ての添削課題を提出し、修了認定試験となる最終課題で100点中70点以上を取ると、資格を取得できます。

子ども発達障害支援アドバイザーの知識は、家庭内での育児にはもちろん、保育士など子供に接することの多い職業の仕事にも生かせます。

ユーキャンの子ども発達障がい支援アドバイザー講座の特徴

ユーキャンの子ども発達障がい支援アドバイザー講座の大きな特徴は、以下の通りです。

子育てで忙しい方でも勉強しやすい

ユーキャンのメインテキストはわずか2冊です。資格認定団体が監修したテキストで必要な情報だけが集約されているので、2冊でもしっかりと勉強に取り組めます。

また、ユーキャンというと紙のテキストのイメージが強いかもしれませんが、現在はパソコンやスマートフォンでも学習ができるので、移動中などのスキマ時間を勉強に当てることも可能です。

資格試験はマークシート方式で在宅受験形式であり、子育て中で外出が難しい方も安心です。100点中70点以上の正解で合格なので、じっくり取り組めばほとんどの方が合格を狙えます。

学習サポートが充実

ユーキャンの通信講座の魅力といえば、その手厚い学習サポートにあります。テキスト等の学習内容でわからない部分は、メールや郵便ですぐに質問できます。
添削課題も熟練の講師陣が丁寧に添削しコメントを添えて返送してくれるので、弱点の克服もしやすいことが特徴です。

また、子ども発達障がい支援アドバイザー講座の標準的な勉強期間は3ヵ月ですが、最大6ヵ月まで全ての指導サポートが受けられます。育児や仕事で忙しくても安心です。

ユーキャンの子ども発達障がい支援アドバイザー講座受講の流れ

ユーキャンの通信講座なら、学習を始めてわずか3ヵ月で、子どもの発達に関する基礎知識から実践的なサポートの仕方まで身につきます。

さらに最終課題の添削問題を兼ねた修了認定試験に合格すると、「子ども発達障がい支援アドバイザー」の資格が取得できます。

①テキストで子どもの発達に関する知識をつける

まずは、ユーキャンのメインテキストを学びます。ユーキャンのテキストはフルカラーで図解やイラストが豊富なので、初めて学習に取り組む方でも安心です。

テキスト1で「サポート理論編」に取り組み、子どもの発達の基本的な知識を身につけていきます。テキスト2の「サポート実践編」では、子どものサポートに必要な実務について、実例を踏まえて学んでいきます。

②DVDで実践スキルを学ぶ

テキストで身に着けた知識をもとに、「かんしゃく」や「登園渋り」などの行動があった際の正しい支援方法を、DVDで視覚的に学んでいきます。

テキストに連動しているDVDの内容は、スマートフォンからも確認できるので、気になったときにいつでも学習に取り組めます。

③副教材を使って子どもの自立支援をする

ユーキャンの講座には、実際の子どものサポートに活用できる副教材が付いてきます。支援ワークブックや絵カードなど、子どもの身辺自立を支援できるアイテムが、受講スタートと同時に受け取れます。

また、サポートを実際に受けた方の体験談をまとめた事例集も、実務や家庭内のサポートに役立てることができます。

④修了認定試験を受ける

学びを深めたら、添削課題にチャレンジしましょう。講座の添削課題3回をすべて提出し、修了認定試験を兼ねた3回目の添削課題で70点以上の得点をとると、資格を取得できます。

試験はマークシート形式で、在宅での受験が可能です。合格後は有料にはなりますが、認定証を発行できます。

まとめ

この記事では、児童発達支援士の資格の特徴と取得の方法、ユーキャンの通信講座で取得できる子ども発達障がい支援アドバイザーについてご紹介しました。

発達障害の支援に役立つ資格は複数ありますが、特に家庭内でその知識を生かしたいのであれば、子ども発達障がい支援アドバイザーがおすすめです。ユーキャンの手厚い学習サポート体制があるので、初学者の方でも無理なく資格取得を目指せます。