専業主婦がクレジットカードの審査に通らないのはなぜ？作れない、落ちたときの代替案

【年収・収入なし】専業主婦はクレジットカードの審査に通らない？

収入がない専業主婦の方でも、クレジットカードの審査に通ることはできます。注意点として専業主婦がクレジットカード作る際の審査基準は、通常の審査基準とは違った観点となります。

専業主婦がクレジットカードを作る際の主な審査基準は、以下に帰属することに注意が必要です。

上記からもわかる通り専業主婦は個人の収入がないため、審査の際は配偶者の方が主な審査対象となります。

この記事では、専業主婦が審査に通らない理由や発行しやすいカードについて詳しく解説しています。

最後まで読むことで、専業主婦が審査に通るためのポイントや審査落ちしにくいクレジットカードがわかり、クレジットカードを発行しやすくなります。

専業主婦がクレジットカードの審査に落ちて作れない理由

専業主婦がクレジットカードの審査に落ちて作れない主な理由として、以下が挙げられます。

ここからは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

配偶者の信用情報が不十分である

専業主婦がクレジットカードの審査に落ちて作れない理由として、配偶者の信用情報が不十分であることが挙げられます。

先述の通り、専業主婦がクレジットカードの審査を受ける際は、主に配偶者が審査の対象となることが多いです。配偶者の信用情報が以下のように不十分な場合は、審査に通らないこともあります。

専業主婦はクレジットカードを申し込む前に、配偶者の信用情報を確認すると良いでしょう。

特に最近では、クレヒスといわれるクレジットカードの利用履歴を重視する傾向にあります。30代半ばまでの方で、今までに一度もクレジットカードの利用がない場合は審査に落ちる可能性が高くなる傾向があります。

さらに年齢が高くなればなるほど、審査に通らない可能性が高くなると言われています。

無理な申し込みをしている

専業主婦がクレジットカードの審査に落ちて作れない理由として、無理な申し込みをしていることも挙げられます。無理な申し込みの例には、以下があります。

上記のような高収入が必要な申し込み方や、確実にカードがほしいがための間違った申し込み方をしようとしていないか、クレジットカードを申し込む前に改めて確認することが大切です。

虚偽の申告をしている

専業主婦がクレジットカードの審査に落ちて作れない理由として虚偽の申告をしていることも挙げられます。虚偽の申告の例には、以下があります。

申し込み内容の記載ミスは意図的かどうかは関係なく審査に悪影響を与えてしまうため、注意が必要です。実際に申し込みをする前に、申込書の内容に虚偽になるようなミスがないか確認するのが良いでしょう。

さらに、虚偽の申告が悪質であると判断された場合は刑事罰の対象となる可能性もあるため、申告の際には正しい情報を記載するようにしましょう。

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくするためのポイント

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントは、以下の通りです。

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

現在の借り入れをゼロにする

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、現在の借り入れをゼロにすることが挙げられます。

すでにほかの金融機関で多くの借り入れをしている場合、クレジットカード発行会社から「お金に困っている」と判断されやすくなってしまいます。そのため、できるだけ現在の借り入れをゼロにしておくことが大切です。

補足情報として順調に借入金を返済している場合は、借り入れがあっても十分な返済能力を認められる可能性があります。

なお、個人の借り入れ状況は「個人信用情報機関」に登録されています。そのため、申込書で虚偽の報告をした場合もクレジットカード発行会社にはわかってしまいます。

クレヒス作りをする

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、クレヒス作りをすることも大切です。

「クレヒス」とは「クレジットヒストリー」の略で、個人信用情報機関に登録されている以下のような信用情報のことを指します。

カード発行会社はクレヒスを参考に審査をするため、特に以下のような方はクレヒス作りをする必要があります。

なお、クレヒス作りの具体的な方法を以下にまとめたので、参考にしてください。

一般的に個人信用情報機関に情報が登録されている期間は、半年間である場合が多いです。そのため、情報が保存されている最低半年間はクレヒス作りをする必要があります。

なお毎月の利用額は、沢山の買い物する必要はなく公共料金の支払いなどの少額で問題ありません。

複数のカードを同時に申し込まない

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、複数のカードを同時に申し込まないことも挙げられます。

仮に複数のカードを同時に申し込んだ場合、発行会社に以下のように判断されやすくなってしまいます。

なお、短期間に複数枚を申し込んだという情報は信用情報機関に6か月間登録されます。

したがって、すでに複数のカードを申し込んでしまっている場合は最低6か月間の期間を空けてから申し込むようにしましょう。

再審査・再申し込みはしない

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、再審査・再申し込みはしないことも挙げられます。先述の通りクレジットカードの申し込み履歴は、最低半年間は個人信用情報機関に保管されています。

クレジットカード会社では審査の際の手間を省くため、半年以内に審査落ちした方の再申し込みは自動的に審査落ちとして処理されている場合が多いです。

補足情報として他社のクレジットカードに申し込みをすると同条件でも発行できる場合もあるため、どうしてもすぐにクレジットカードが必要な場合は異なるカード会社での申し込みを検討すると良いでしょう。

高額のキャッシング枠を申し込まない

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、高額のキャッシング枠を申し込まないことも必要です。

一般的にキャッシング枠の金額が大きければ大きいほど、審査に通りにくくなります。そのため、キャッシングが不要な場合はキャッシング枠なしで申し込みましょう。

補足情報として「総量規制」という法律により、キャッシング枠やローンで借りられる総額は年収の1/3までと定められています。

信販系・流通系のカードを申し込む

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、信販系・流通系のカードを申し込むことも挙げられます。

クレジットカード発行会社と審査難易度について下表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

上表からわかる通り、銀行系のクレジットカードに比べて信販系・流通系のクレジットカードは相対的に発行の難易度は低いと言えます。

なお審査基準が一番緩い消費者金融系のクレジットカードは、以下のようなデメリットがある場合があります。

そのため、比較的審査が緩く機能面に関しても問題が少ない「信販系・流通系」のクレジットカードを申し込むのがおすすめです。

申し込みの際はミスがないように正確に記入する

専業主婦がクレジットカードの審査に通りやすくなるためのポイントとして、申し込みの際はミスがないように正確に記入することも挙げられます。

仮に申込内容にミスがあった場合、虚偽の申請となり審査に落ちてしまう確率が高くなるため、記入の際には注意が必要です。

なおWebページで申し込む際は、記入項目に漏れがあると申し込み手続きを進められない場合が多いです。そのため申し込みの際の記入漏れに不安がある方は、Webページから申し込みをするのがおすすめです。

専業主婦でも審査落ちしにくいおすすめのクレジットカード

専業主婦でも審査落ちしにくいおすすめのクレジットカードを下表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

上表の中でも特におすすめなのは「エポスカード」です。エポスカードは、入会金や年会費が永年無料のクレジットカードです。

スーパーやコンビニなど、主婦の方が利用しやすい店舗での利用でポイントが貯まり、貯まったポイントをマルイネット通販で利用できます。

上記カードの詳細やその他の主婦におすすめなクレジットカードをさらに詳しく知りたい方は「無収入の専業主婦でも作れるクレジットカード！おすすめの審査に通りやすい年会費無料のカードはこれ」も参考にしてください。

無収入の専業主婦でも作れるクレジットカード！おすすめの審査に通りやすい年会費無料のカードはこれ

2023.12.5

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どうしても審査に通らないときに利用したい代替カード

どうしても審査に通らないときに利用したい代替カードを下表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

国際ブランドがある上記のカードに関しては、クレジットカードと同じように利用できます。

注意点として、デビットカード・プリペイドカードはクレジットカードとは異なるため、家族カードよりも利用できる機会が少ない可能性があります。

新井智美/トータルマネーコンサルタント（監修者）

公式サイト：https://marron-financial.com/

 

CFP(R)認定者・一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)・DC(確定拠出年金)プランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員

 

個人向け相談（資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス）の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師（企業向け・サークル、団体向け）を行う傍ら、年間100件以上の執筆・監修業務を手掛けている。