簿記2級は意味ない？取得メリットや必要性、持ってる人が活かせる業種・職種を解説

「簿記2級に関心があるけれど、取得に意味がないと聞いて悩んでいる」
「簿記2級を取得できたとして、何に生かせるかよくわからない」

簿記2級に興味を抱いても、取得しても意味がないといった意見をみかけると、チャレンジするか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、簿記2級の取得の意義や資格を活かせる仕事、おすすめの学習方法をご紹介していきます。

なお、簿記2級の合格を目指すなら、長年の運営実績がある生涯学習のユーキャンをおすすめします。

「簿記2級は取得しても意味ない」という噂は間違い

しばしば世間やネット上では、簿記2級は取得しても意味ないという説が見かけられるようですが、それは間違いです。
取得しても意味がない、と言われがちなのには、大きく2つの理由があるようです。その理由を詳しく見ていくことで、「簿記2級は取得しても意味がない」というのは誤りだと分かるでしょう。

取得者数が多く簡単だと思われている

簿記2級を取る意味がないといわれているのは、合格者数がそれなりに多くいるように見えるのが影響しています。ここ数年では3万人程度が簿記2級を取得しています。

しかし実際には簿記2級の合格率は20％程度です。簿記2級の受験者数は1年で約15万人いますので、結果合格者数が20％程度の3万人と多く見えるだけです。

また、簿記2級を取得するまでの学習時間は、簿記3級を取得している人の場合でも200時間超は必要と言われており、難易度は高い傾向です。

また取得者数が多いのは、むしろ社会人にとって役に立つスキルだということの証左になっています。

簿記2級の合格率について詳しいことが知りたい方は、「簿記2級の合格率はどのくらい？2021（158回）のデータや直近の合格率推移を紹介」も参考にしてください。

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2023.11.24

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資格よりも経験が大事だと思われている

経理職についている人の中には、簿記2級を持たない方も多くいます。経理の実務経験を重視する言説もあるため、簿記2級は必要ないという人がいるようです。

しかし経理の実務経験がない人や、これから経験の機会を得ようとしている人にとっては、簿記2級は重要な資格であることに変わりありません。経理の求人原稿にも簿記2級が必要資格として記載されていることが多くあり、就職にも有利な資格と言えるでしょう。

簿記2級の取得メリットや必要性

「簿記2級は意味がない」という意見は信じなくて問題ありません。簿記2級は、以下で挙げるような仕事の様々なシーンで役に立つ資格です。

日々の業務で役に立つ

簿記2級の取得のための勉強を通して、日々の業務に欠かせない、経理の知識を身につけられます。

簿記は企業経営に関する知識のため、会社で働くあらゆる職種の人に関わりがある内容です。簿記の概念はすでに確立されていて世界共通の内容になっているので、多種多様なビジネスシーンで簿記の知識を生かすことができます。

就職・転職で役に立つ

簿記2級を持っていることで、就職や転職に大いに役立ちます。

簿記2級を取得したということは、経理に関する知識を直観で判断するのではなく、理論立てて理解できていることの証明になります。そのため、経理業務にそのまま応用できます。

企業でも、経理業務に携わる人に簿記2級の取得を推奨しているところが多くあります。

昇進で役に立つ

転職や就職で有利なように、社内でも簿記2級を持っている人材は貴重です。簿記2級の取得のために学んだ知識は、会社の経営状況を把握するのに大いに役立ちます。

そのため、管理職など上のポジションに向いていると判断され安いかもしれません。会社によっては簿記2級のような難関資格を持っていることで、資格手当をもらえるケースもあり、収入アップにもつながります。

簿記2級を持ってる人が活かせる業種

簿記2級はビジネスパーソンが持っていて損のない資格です。そのなかでも特に簿記2級を取得した人が活躍できる業種には、どんなものがあるのでしょうか。その一部をご紹介します。

保険会社、証券会社、銀行などの金融業

保険会社、証券会社、銀行など、お金に関わる業種では簿記2級の知識が特に役に立ちます。金融に関係する資格は数多く、難易度も大きく分かれています。

その中で簿記2級は比較的取得しやすい資格であり、さらに金融業界の業務と密接に関わっているため、取得することで業務にプラスに働くでしょう。

コンサルティング業

コンサルティングを行うには、まず企業の決算書類を見て経営状況を分析する必要があります。簿記2級は企業経営についてはもちろん、決算書類の読み方についても深く学びます。そのため、簿記2級のその知識は経営コンサルティング業でも役に立ちます。

簿記2級を持ってる人が活かせる職種

上記のような業種の内外において、簿記2級を活かせる職種は多く存在します。

会計事務所・税理士事務所のスタッフ

簿記2級を取得すると会計の基礎を体系的に学ぶことができるので、経理業務に直接的に役立ちます。

簿記2級を必須条件とする会計事務所・税理士事務所の求人もあり、税理士の資格がなくても会計事務所で働くことができる有力な資格になります。

一般企業の経理部・財務部

簿記2級を活かせる職種の代表格と言えるのが、一般企業の経理部・財務部ではないでしょうか。

一般企業の経理部では、簿記2級の仕訳や資金調達などの知識がダイレクトに業務に役立ちます。また財務部門でも、簿記2級の取得で学んだ知識が土台になりますので、簿記2級を足掛かりに業務内容のステップアップも狙えるでしょう。

一般企業の営業部

実は、簿記2級は一般企業の営業職でも大いに役立つ資格です。経営の知識があると、営業トークや見積書を提示する際に有利に交渉を進めることができます。

また、取引先の新規開拓では与信管理が重要になってきますが、与信管理でも簿記2級の知識はおおいに役に立ちます。

簿記2級を学ぶならユーキャンの通信講座がおすすめ

日商簿記2級の学習にはユーキャンの通信講座がおすすめです。

手厚い学習サポートでモチベーションが維持できる

簿記2級は難易度が高く、学習時間の目安も200時間以上と、独学では合格を目指すのは難しいと言われています。モチベーションを維持するには、学習サポートの手厚い通信講座がおすすめです。
ユーキャンの講座では、添削や質問への対応など学習サポートが手厚く用意されています。カリキュラムには5回の添削問題が用意されています。

また学習に関することであれば、メールまたは郵送でどんなことでも質問が可能です。経験豊富な講師陣が質問に答えてくれます。

テキスト教材が分かりやすい

簿記2級は試験範囲が広く、ただ漠然と学習を進めていくのは得策ではありません。ユーキャンのテキストは出題傾向を分析し、試験によく出る要点が押さえられていて、初心者にも分かりやすいと評判です。つまづきやすい工業簿記も、やさしく理解で着るよう工夫がされています。

スキマ時間にも学習できる

ユーキャンと言えば、昔ながらのテキスト＋通信添削のスタイルの印象が強いかもしれません。
しかし最近では、スマートフォンやパソコンで利用できる、受講生専用インターネットサービス「学びオンライン プラス」が提供されています。動画サービスやWebテストもついているので、移動中などのすきま時間を有効に生かして学習が可能です。

まとめ

この記事では、簿記2級を取得する意義と、どんな場面で役立つのかについてお伝えしました。

簿記2級は、独学では取得難易度の高い資格です。しかし、効率的に学習を進めて取得できれば、経理関係を中心に様々なビジネスシーンで活用できる資格です。通信講座で歴史と実績のあるユーキャンで、簿記2級の取得を目指しましょう。