介護事務の資格を取るなら何がおすすめ？7種類を比較して難易度も解説！

「介護事務の仕事に興味があるけど、資格って必要？」
「介護事務にはさまざまな資格があるけど、どれを受験すれば良いの？」

日本では高齢化が進み、今後はさらに介護の必要性が高まるでしょう。医療との連携も進んでおり、介護についての専門知識を持った人材が求められています。

そこでこの記事では、おすすめの介護事務の資格や難易度について解説します。ぜひ参考にしてみましょう。

介護事務のおすすめ資格はこれ！代表的な7種類を紹介

介護事務の資格試験はさまざまな協会や団体が主催しており、そのほとんどが民間資格となります。しかし資格の数が多いこともあり、「自分はどの資格を取得すれば良いのか？」がわかりにくいことでしょう。

そこで、ここでは介護資格の代表的な7種類の特徴をまとめました。試験内容や合格率も記載しているので、ぜひ参考にしてみましょう。

介護事務管理士

資格名	介護事務管理士
実施団体名	JSMA技能認定振興協会
試験内容	（1）　実技試験／レセプト点検問題 （2）　学科試験／マークシート（択一式）
合格率	70％程度
受験料	5,500円（税込）
勉強方法	テキスト・動画
おすすめな方の特徴	介護保険の制度について勉強したい方

介護事務管理士では主に介護報酬の計算や作成業務などの介護報酬請求を学びます。介護の事務仕事をしたい方の民間資格です。ケアマネジャーの補佐業務を任されている方にもおすすめです。

介護情報実務能力認定試験

資格名	介護情報実務能力認定試験
実施団体名	特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会
試験内容	（1）　学科／20問 （2）　明細書作成／3問
合格率	50〜67%
受験料	7,700円（税込）
勉強方法	テキスト
おすすめな方の特徴	介護保険法や関連法規を学びたい方

介護情報実務能力認定試験は、長期療養型病床を保有しているような医療機関でも必要な能力を証明する資格です。介護保険適用事業所に従事している方や、ホームヘルパー（訪問介護員）でスキルアップを目指している方におすすめです。

ケアクラーク

資格名	ケアクラーク技能認定試験
実施団体名	日本医療教育財団
試験内容	（1）　学科／25問 （2）　実技／2問
合格率	70%程度
受験料	6,900円（税込）
勉強方法	テキスト・問題集
おすすめな方の特徴	実用的な介護の知識も身に付けたい方

ケアクラークでは、介護報酬請求の他に社会福祉援助技術、コミュニケーションと人間関係などを学ぶことができます。介護技術や知識などを総合的に学びたい方は検討してみましょう。

介護報酬請求事務技能検定試験

資格名	介護報酬請求事務技能検定試験
実施団体名	日本医療事務協会
試験内容	（1）学科／25問 （2）実技／2問
合格率	80%程度
受験料	6,600円（税込）
勉強方法	ハンドブック・問題集
おすすめな方の特徴	介護事務としてスキルアップを目指したい方

介護報酬請求事務技能検定試験では、居宅介護事業所や介護福祉施設での請求に関する業務を学ぶことができます。介護請求業務だけでなく窓口業務やケアマネジャーのサポートも行えるようになるため、仕事の幅を広げたい方にもおすすめです。

介護管理専門秘書検定資格

資格名	介護管理専門秘書検定資格
実施団体名	日本能力開発推進協会
試験内容	検定試験
合格率	80%程度
受験料	5,600円（税込）
勉強方法	テキスト・問題集
おすすめな方の特徴	要介護者や家族のメンタルケアも学びたい方

介護管理専門秘書検定資格を取得することで、事業所で働く人々のメンタルケアに関する知識・技術を学ぶことが可能です。老人ホームや特別養護老人ホーム、訪問介護事業所などでお仕事をしたい方や転職を希望している方におすすめの資格です。

介護保険事務士

資格名	介護保険事務士
実施団体名	一般財団法人つしま医療福祉研究財団
試験内容	（1）学科/15問 （2）実務/3問
合格率	60%~70%
受験料	-
勉強方法	テキスト・問題集
おすすめな方の特徴	介護事務としてスキルアップを目指したい方

介護保険事務士は、一般財団法人つしま医療福祉研究財団の指定校で取得することが可能です。育成校でカリキュラムが組まれているため、独学が苦手な方でも勉強しやすいです。

介護保険事務管理士

資格名	介護保険事務士
実施団体名	一般財団法人日本病院管理教育協会
試験内容	（1）学科/10問 （2）実技/2問 点検/1問
合格率	60%前後
受験料	-
勉強方法	通学
おすすめな方の特徴	通学して基礎からしっかり覚えたい方

介護保険事務管理士は主に、保健機関に請求するための介護給費請求書などの知識を学ぶことができます。通学してしっかり知識を定着させたい方におすすめの資格です。

【種類別】介護事務の資格の難易度

介護事務の資格を取るにあたり、気になるのが試験の難易度です。介護資格の難易度はそこまで高くないと言われていますが、実際に取りたい資格はどうなのでしょうか？

7種の資格と比較してわかりやすいようにそれぞれの合格率を以下に表でまとめました。

資格名	合格率
介護事務管理士	70%程度
介護情報実務能力認定試験	80%程度
ケアクラーク	70%程度
介護報酬請求事務技能検定試験	70%程度
介護管理専門秘書検定資格	80%程度
介護保険事務士	60〜70%程度
介護保険事務管理士	60%程度

上記の表を見てみるとどの資格も合格率70%を超えているため、難易度はそれほど高くないと言えます。介護業界に興味がある方にとっては、どなたでもチャレンジしやすいです。

介護事務は資格がなくても働ける！それでも資格取得がおすすめの理由

上記で介護事務におすすめの資格や難易度を解説してきましたが、介護事務として働くにあたって必ずしも資格が必要というわけではありません。

しかしながら、介護事務はレセプトの作成など、介護の専門知識が必要となる職業です。そのため、資格を取得することでさまざまなメリットがあります。

ここでは介護事務の資格を取得するメリットをまとめたので、ぜひ参考にしてみましょう。

未経験でも就職で有利になる

介護事務は資格取得者を優遇している求人も多いため、未経験であっても就職や転職に有利になるでしょう。さらに、専門知識を勉強していれば現場としても対応できるため、仕事の幅を広げることもできます。

さらに資格手当がある施設であれば給料アップや、転職によるキャリアアップも可能です。また、介護事務の仕事をしていなくても、今後親などの介護が必要になった場合に専門知識が役にたちます。

レセプトの見方がわかるようになる

介護事務の資格を勉強するにあたって、レセプト（請求業務）の見方や書き方がわかるようになります。

介護事務で一番重要になる業務がレセプト業務です。介護サービス費用の1～2割が利用者から支払われ、残りの9割は国保連に請求しなければなりません。

そのときに提出する書類が「介護給費請求書」や「介護給付費明細書」などです。これらの書類を作成する際には、専門知識が必要です。

このような背景もあり、介護事務の資格を持っている人材は、介護施設で働く上での即戦力となるでしょう。

介護事務の資格を取るには？おすすめは通信講座

介護事務の資格を取るには、在宅で学習できる通信講座がおすすめです。専門知識が多く問われる資格であるため、独学では挫折しやすいでしょう。

しかし通信講座であれば、要点をまとめた無駄のない学習ができます。専門用語やわからないことを質問できるサービスが付いている講座もあるため、挫折しにくいのがメリットです。

通信講座であれば、仕事や育児があっても自分のペースで学習できるので、安心して進められるでしょう。

通信講座と取得できる資格は以下の通りです。

通信講座名	取得できる資格名	費用	学習期間
ユーキャン	介護事務認定実務者（R）	34,000円（税込）	3ヵ月（最長6か月までサポート）
ニチイ	ケア クラーク	40,333円（税込）	4ヵ月
日本医療事務協会	介護報酬請求事務技能検定	47,300円（税込）	3ヵ月
ヒューマンアカデミー	介護保険請求講座	35,000円（税込）	4ヵ月

中でもユーキャンの「介護事務認定実務者(R)」は、費用も安く学習期間も短いのが特徴です。最長6ヵ月のサポートもついているので、サポートを受けながら資格取得を目指せます。

まとめ

ここまで介護事務に必要な資格や種類について解説してきました。

最後にまとめると

さらに、通信講座で介護事務の資格を取るのであれば、ユーキャンの「介護事務講座」がおすすめです。添削サポートがついていることや、教育訓練給付制度が申請できるため、コスパ良く「介護事務認定士」を取得することが可能です。

さらに、ポイントサイト「おすすめエニタイム」を経由すればポイントを獲得できるのでお得に受講できます。少しでも安く資格を取りたい方は参考にしてみましょう。