認知症介助士の合格率は？難易度に関する受講者の意見や口コミもチェック

「認知症介助士検定はどのくらいの合格率なのか」
「認知症介助士の受験対策におすすめの学習方法が知りたい」

医療や介護職に就いている方や、認知症の家族がいる方のなかには、このように認知症介助士の資格に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、認知症介助士検定の合格率や、試験概要をご紹介します。認知症介助士検定に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

認知症介助士検定の取得にはユーキャンの認知症介助士講座がおすすめです。

認知症介助士の合格率は？

公式のデータでは認知症介助士検定の合格率は9割以上であり、合格率は高いと言えます。

出題数は30問、1問1点で21点以上の正答で合格です。10人の受講者のうち9人は合格している計算になるので、合格難易度はそれほど高くないと考えられます。

1問1点の30点満点・21点以上合格（合格率は9割以上）

引用：認知症介助士

認知症介助士の試験内容は？

認知症介助士の試験は、記述式ではなく選択式（マークシート試験）です。

公式のテキストと検定試験対策問題集が出ており、試験では公式テキストで紹介されている基礎的な知識が問われます。

試験形式

試験形式は、出題数が30問（選択式）、試験時間は40分です。試験に合格後、3週間程度で認定証が届きます。CBT試験やIBT試験以外の試験であれば、不合格の場合でも通知が届きます。

CBT試験とは全国のCBT試験会場で行う試験のことで、パソコンによる受験が可能です。パソコンでの受験といってもマウスで選択肢をクリックするだけで、キーボードでの入力は多くありません。このためパソコンが苦手な方でも受験しやすい試験です。

IBT試験は自宅でパソコンなどを使い、インターネット経由で受ける検定です。自宅で好きな時間に受験できるメリットがあります。

受験方法は他に、認知症介助セミナーを受講後に受験する方法や、共育センターでマークシートを使った筆記試験を受ける方法があります。4通りの受験方法を、以下の表にまとめました。

受験方法	認知症介助セミナー	共育センター	CBTセンター	インターネット受験
受験料	テキスト付き19,800円（税込） テキスト無し16,500円（税込）	3,300円（税込）	3,300円（税込）	3,300円（税込）
会場	東京・大阪・福岡・名古屋	共育センター（東京・大阪）※その他の試験会場でも不定期開催	各地のCBT試験会場	インターネット環境のある場所（自宅等）

出典：認知症介助士公式ページ

出題範囲

認知症介助士検定の試験問題は公式テキストで紹介されている内容から出題され、主な内容は以下の通りです。

認知症の症状に関する正しい理解
具体的なコミュニケーション方法
サービス現場における具体的な事例と的確なアドバイス
認知症の人を支える家族の豊富な体験談

引用：認知症介助士公式ページ

公式からは検定試験問題集も出ており、60問の問題集と具体的なコミュニケーション方法が掲載されています。問題集は実際の検定と同じ設問方式で、日本ケアフィット共育機構が発行しているため、試験対策には最適です。

テキスト・問題集	公認テキスト	検定試験対策問題集
価格	3,300円（税込）	2,200円（税込）

出典：認知症介助士公式ページ

認知症介助士の合格率が高い理由は？

認知症介助士の合格率が高い理由はなぜでしょうか。似ている資格として認知症ケア専門士の合格率と比較しても、認知症介助士は高い合格率となっています。

資格名	認知症介助士	認知症ケア専門士
合格率	毎年90%程度	毎年50%前後

出典：認知症介助士公式ページ、認知症ケア専門士公式ページ

ここでは、認知症介助士の合格率が高い理由を考察していきます。

出題範囲が難しくないから

認知症介助士検定は認知症ケア専門士検定と比較すると、出題範囲が狭く出題数も多くありません。

出題内容を以下にまとめました。

資格名	出題範囲	出題数	合格要件
認知症介助士	認知症介助士公式テキストに準じた内容	30問	21問以上の正答
認知症ケア専門士	第1次試験 認知症ケア公式テキストに準じた内容、以下の4分野 1、認知症ケアの基礎 2、 認知症ケアの実際Ⅰ 3、認知症ケアの実際Ⅱ 4、認知症ケアにおける社会資源第2次試験 論述（認知症ケアの事例に対する論述）	第1次試験 4分野、各50問で計200問第2次試験 3題	第1次試験 各分野70％以上の正答率第2次試験 論述の評価により、日本認知症ケア学会の定める5つの要件を満たした者

出典：認知症介助士公式ページ、認知症ケア専門士公式ページ

このように、出題数、出題範囲に大きな違いがあります。認知症ケア専門士検定は2次試験まであり、より踏み込んだ内容です。また認知症ケア上級専門士資格になると、さらに専門性が高く、難易度も上がります。

参考までに認知症ケア専門士は、認知症介護の従事者がスキルアップのために取得することが多く、受験資格に3年以上の認知症ケア実務経験が必要です。このように、出題される問題の難易度や受験対象者が異なることを理解しておきましょう。

なお、認知症介助士検定は1次試験のみで出題数が30問と、認知症ケア専門士と比べ少ないです。

受験方法を選べるから

認知症介助士検定は、4種類の受験方法から選べます。会場での受験以外に、パソコンとインターネット環境があれば自宅でも受験可能です。

このように受験方法が多様なため、自分が得意な方法で受験しやすく、合格率も高いと考えられます。

またセミナーが各地で開催されており、参加すればインストラクターによる丁寧な指導のもと、必要な知識を身につけ受験できることも、合格率が高くなる理由として挙げられます。

通信講座もあるから

通信講座で学習したい方には、ユーキャンの認知症介助士講座があります。同講座は認知症に対する正しい知識を、3ヵ月で学べるプログラムです。

独自の教材やサポートがついているため、公式テキストのみでの学習や、一般のセミナー受講だけでは準備に不安な方にはおすすめです。

認知症介助士の合格率や難易度に関する意見口コミ

実際に認知症介助士を受験した方の意見は以下の通りです。

受講期間ギリギリに試験を受けて合格した方の口コミです。時間のない方でも通信講座を利用するなど、事前準備をしっかり行うことが大切です。

今日、会社から帰宅するとユーキャンから認知症介助士の資格の認定状が届いていた。良かった～、なんせ受講期間ぎりぎりに検定試験受けたので☺
次は介護事務の勉強しようかと考えてるところです。#ユーキャン#認知症介助士

— マイハート❤ (@akina_0506) January 11, 2022

テキストを読んで問題演習を積めば、1週間程度で合格できるという意見もあります。合格までにかかる期間は人それぞれですが、一つの目安にしておきましょう。

しつこく問題を解けば簡単に取得できますよ

あと難易度が低いのは認知症介助士が簡単でしたよ
テキストを読んで問題を解けば１週間くらいで合格点になりますよ

— ただ (@zdDGkhEs3njEUca) January 25, 2023

認知症介助士に合格したい方はユーキャン通信講座がおすすめ

認知症介助士検定の受験対策を独学で行うことに不安がある方には、ユーキャンの通信講座での学習をおすすめします。

ユーキャンの認知症介助士講座は、公益財団法人日本ケアフィット共育機構と提携し、公認カリキュラムに沿って3ヵ月で資格取得を目指せる講座です。

1ヵ月目で基礎知識をマスターし、2ヵ月目でさらに踏み込んだ実践的な内容を学習、3ヵ月目で検定試験と無理なく短期間で取得が目指せます。

2冊のテキストで知識から実践スキルまで身につく

ユーキャンの認知症介助士講座のテキストは、知識編と実践編で構成されています。試験合格に必要な内容に絞った2冊のテキストで、忙しい方でも無理なく学習できます。

イラストやグラフが豊富に使われており、重要な部分は赤字になっています。さらに専門用語には都度解説がつき、ストレスなく内容を理解できるよう工夫されています。

また体験談や事例集などのコラムが掲載されており、実生活においても役立つ知識が得られます。

他にも、付属の認知症予防に役立つ「認知症予防の4点セット」の副教材を使用することで、日常生活の中で楽しく実践的に認知症予防を学べます。

最長6ヵ月のサポートと質問対応

学習内容でわからないことがあった場合は、メールや郵送などで問い合わせることができます。質問には経験豊富な講師や指導スタッフが丁寧に回答してくれるため、独学が不安な方でも安心です。

また学習が遅れてしまった場合でも、最長6ヵ月までサポートしてもらえます。このため時間がかかっても、合格までサポートしてもらいたい方におすすめです。

まとめ

認知症介助士検定の合格率は9割以上で高いと言えます。認知症介助士は認知症に関する知識を身につけたい方なら誰でも取得できる検定です。

認知症介護の従事者が受験することが多い認知症ケア専門士に対し、認知症介助士検定試験は出題範囲が狭く受験資格もありません。しっかり準備を行えば合格できるでしょう。

公式セミナーの日程が合わない方や、独学が不安な方にはユーキャンの認知症介助士講座を受講することがおすすめです。使いやすい独自のテキストや経験豊富な指導スタッフのサポートにより、無理なく3ヵ月で資格取得を目指せます。