皆様こんにちは。かおるです。

ややスパイスに不足?欠如はパプリカ?(映画「パプリカ」のセリフより)
ということで、今回は映画ではなく「ミステリー小説」をテーマにいくつか紹介させていただきます!^^

皆様、本はお読みになりますでしょうか?私は月に1、2冊程度の頻度で小説ばかり読んでいます。

噂によると、1841年に刊行した『モルグ街の殺人』(作者:エドガー・アラン・ポー)が、ミステリー小説の始まりらしいです。
では、早速ご紹介していきます!

向日葵の咲かない夏 (作者:道尾秀介)

私の中で、ミステリーといえばこの方です!
以前友人から借りて読み、面白すぎて自分でも購入した思い出の小説です(笑)それからずっと好きな作者です。
道尾秀介ワールド全開!小さな違和感がどんどん明かされていくラストは、時間を忘れて最後まで一気に読んでしまうこと間違いなしっ!
独特な世界観はどうしてもクセになってしまう・・・!一番ヤバいのは誰だ!!ってなる小説です(笑)
─ あらすじ ─

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

カラスの親指 (作者:道尾秀介)

上記の作者と同じ方の小説です!
2012年に映画化もされている小説です。調べるまで全く知らなかったです。映画も鑑賞してみようと思います。
ストーリー展開のテンポもよく、なめらかな言葉の表現で情景も思い浮かべやすいため比較的どなたでも読みやすいと思います^^
2人の詐欺師が織りなす物語に、読者も騙されてしまう小説です!私は最後100ページほど残して寝たのですが、この本が夢に出てきました。最後は一気に読み切ったほうがいいです。夢に出てきますので。

「カエルの小指」は続編になります。詳細はこちらです。
─ あらすじ(カラスの親指) ─

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)

ど派手なペテン、仕掛けてやろうぜ!!
「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品
道尾秀介の大人気作品がついに文庫化!
第62回日本推理作家協会賞受賞作品

(以下略)

夜行観覧車 (作者:湊かなえ)

イヤミス(読後、イヤな気持ちになるミステリー、の意)の女王、湊かなえさんの小説です!ドラマ化や映画化も多くされている作者なのでご存知の方も多いと思います。
いくつか湊かなえさんの小説を読みましたが、この作品は他の作品に比べてイヤミス度が低い(あくまでもかおるの感覚)のでご紹介させていただきます!
高級住宅地で起きた家庭内の殺人事件をもとに近所に暮らす人物たちの視点で物語が進んでいくのでスラスラ読めます。あ~いるいる、こんな人、みたいな人物ばかりが出てくるのでなんだか自分も本当に近所に暮らしている気分になります。
─ あらすじ ─

高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (作者:村上春樹)

ミステリー小説ではないのですが、過去に起こった謎を紐解いていく感じがなんだかミステリーぽかったので紹介させていただきます!
青春を共に過ごした超絶仲良しグループから、突然理由も告げられずに絶縁されてしまいます。
このあらすじに超惹かれて読んでみたのですが、やはりさすが村上春樹さん!!とても面白かったです^^すっかり大人になった主人公が、当時の友人1人1人に直接会って話をして、少しずつ謎を紐解いていき明らかになる真実は決してポジティブな内容ではないのですが、なんだか少しずつ前向きになるような、そんな感じがする小説です。そのシーンごとの風景が目の前に浮かび、なんだか香りも漂ってくるような感じさえします(笑)
─ あらすじ ─

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!

 

以上になります。
気になった小説がありましたら、ぜひお手にとってみてください^^

最後までお読みいただきありがとうございました。