「介護事務の資格を取得することに意味はあるのか」
「介護事務の資格は仕事に活かせるのか」
介護事務の資格に興味があるものの、このように考える方がいるのではないでしょうか。この記事では、介護事務の資格に意味がないと言われる理由や、取得のメリットを解説します。資格の活用法がわかるので、介護事務の資格取得を考えている方はぜひご覧ください。
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介護事務の資格は意味ない?
介護事務の資格を取得することには意味があります。介護の有資格者となることで、業界での市場価値が高まるからです。また、資格は実務経験の年数や現場で求められるスキルの証明となるので、自身のキャリアアップにもつながります。
介護業界では求人においても資格取得者を優遇することが多いので、資格を持っていれば未経験でも就職には有利でしょう。一方で、「取得しても意味がない」という意見があることも事実です。以下で詳しく解説します。
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介護事務の資格が意味ないと言われる理由
介護事務の資格が意味ないと言われる理由は、主に以下の3つです。
- 資格を持っているだけでは業務ができないから
- 資格を取得する難易度が低いから
- キャリアアップには他の資格や実務経験が必要だから
意味がないと言われる理由について、それぞれ解説します。
資格を持っているだけでは業務ができないから
介護事務の資格に意味がないと言われる理由の一つは、資格を取得したからといってすべての業務をこなせるわけではないという点です。
介護事務の業務は医療保険や介護保険の手続き、介護サービスの契約管理、介護施設の運営管理など幅広いものです。介護事務資格の取得だけでこれら多くの業務をこなすことはできません。
しかし、資格を取得して業務内容を理解しておけば、就業時に仕事を早く覚えられるでしょう。また、仕事に慣れるまでの心身の負担も軽減できます。
資格を取得する難易度が低いから
介護事務の資格は難易度が低いことから、取得しても意味がないという意見があります。介護業界における資格の中でも比較的簡単に取得できるので、専門性が高いとは言えないことがその理由です。
介護事務の資格にはいくつかの種類があり、それぞれの合格率は以下の通りです。
資格名 | 合格率 |
---|---|
介護事務管理士 | 70%程度 |
介護情報実務能力認定試験 | 80%程度 |
ケアクラーク | 70%程度 |
介護報酬請求事務技能検定試験 | 70%程度 |
介護管理専門秘書検定資格 | 80%程度 |
介護保険事務士 | 60〜70%程度 |
介護保険事務管理士 | 60%程度 |
同じ介護系の資格を見てみると、資格合格率の例は以下の通りです。
資格名 | 合格率 |
---|---|
介護福祉士 | 72%程度 |
ケアマネジャー | 23%程度 |
介護福祉士は合格率が同程度であるものの、受験資格として3年(実働日数540日以上)以上の実務経験が必要です。さらに実務者研修(6ヵ月間で450時間のカリキュラム)の修了が必須です。
ケアマネジャーは、「規定の国家資格を、取得してから5年以上」「規定の相談援助を始めてから5年以上」などの受験資格があります。試験形式も、5つの選択肢から複数の回答を選択する方式であり、一つの回答を選ぶ方式に比べ難易度が高いと言えます。
このように比較すると、介護事務の資格は他の介護系の資格に比べて難易度が低いと言えるでしょう。しかし、介護事務の基礎知識を持って就業することは、未経験の職場でも有利にはたらきます。また、勉強して自信がつくことにも意味があると言えるでしょう。
キャリアアップには他の資格や実務経験が必要だから
キャリアアップには他の資格や実務経験が必要なことから、介護事務の資格だけでは意味がないという意見があります。
介護業界でキャリアアップするには、ケアマネジャーや介護福祉士のような上位資格を持つことが求められます。介護事務の仕事はケアマネジャーのサポート的な側面があり、上級資格としての位置づけが高いとは言えません。
しかし、介護保険の知識や事務のスキルは、医療・福祉業界で働くのであれば役に立つでしょう。あるいはキャリアアップを目指さない場合であれば、介護事務の仕事だけを続けることもできます。
介護事務の仕事は、社員やパートタイムなどさまざまな雇用形態で勤務できるので、ライフスタイルに合わせて働けるのが特徴です。またデスクワーク中心であり、年齢にとらわれず働けることも魅力です。
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介護事務の資格を取得するメリット
介護事務の資格取得にはさまざまなメリットがあります。以下に介護事務資格を取得するメリットを解説します。
介護士としての市場価値が高まる
介護事務の資格を取ることで、介護士としての市場価値が上がるメリットがあります。介護事務の資格によって、介護保険の知識や事務スキルを証明できるからです。
例えば、介護事務の仕事の一つにレセプト業務があります。レセプト業務では、介護施設利用における費用のうち、保険者への請求額や利用者の負担分を算定して介護給付費明細書を作成します。このように、レセプト業務は介護事業の運営には欠かせない重要な仕事です。
介護事務の資格は、介護の実務の他にこれらの業務ができる証明になります。
医療現場でキャリアアップの機会が増える
介護事務の資格を取得することで、医療現場においてもキャリアアップを期待できます。病院を利用する高齢者は、介護を必要とする方も少なくありません。必要な介護サービスを提案するにあたって、介護事務の資格を活かせる場合もあるでしょう。
介護保険についてのアドバイスや実務ができることで仕事の幅が広がり、キャリアアップしていけるでしょう。
居宅介護支援の仕事につながる
介護事務の資格を持っていることで、居宅介護支援の仕事につながることがあります。居宅介護支援の仕事では、介護事務スキルを身につけていることが重要です。居宅介護支援は、利用者ができる限り自宅で生活できるよう、心身や環境などのサポート業務を行う仕事です。
また、訪問看護やホームヘルパーなど、居宅サービスを提供する企業で事務の仕事をする機会も豊富です。介護事務の資格を取得することで、働ける職場の幅が広がることはメリットと言えます。
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介護事務の資格を意味あるものにするためには
介護事務の資格を意味のあるものにするためにポイントをまとめました。具体的な内容は以下の通りです。
どの資格を取るかよく考えて選ぶ
介護事務資格を取得する際は、どの資格を取るのかをよく考えて選ぶことが大切です。介護事務の資格にはいくつかの種類があり、試験内容や費用、合格率などに違いがあります。
このため、各資格を比較し自分に合うと思える資格取得を目指すと良いでしょう。
代表的な7種類の介護資格を比較したい方は「介護事務の資格を取るなら何がおすすめ?7種類を比較して難易度も解説!」をぜひ参考にしてみましょう。
資格の勉強以外にも知識やスキルをつける
資格取得のために勉強をするだけではなく、介護に関する知識やスキルを網羅的に身につけることが大切です。実際に介護の現場では、介護事務に必要なこと以外の知識やスキルが求められます。
介護職が未経験の場合には、資格の勉強以外にも介護に関する知識や技能を身につけることが重要です。介護事務として働く場合であっても他職種との連携は欠かせないので、介護に関する基本的な知識は仕事をしていく上で必要です。
他に、業務上パソコンを使うことがあるので、パソコンの操作にも慣れておく必要があるでしょう。
より上位の介護資格にチャレンジする
介護事務資格を取得した経験を活かし、より上位の介護資格にチャレンジすることも考えてみましょう。上位の資格を取得することで、より高いレベルでの介護事務業務を担えるからです。
介護の資格には介護事務の他に、介護福祉士や社会福祉士などの国家資格があります。他にはケアマネジャーの資格などがあり、取得の難易度は上がるものの社会的な信頼性の高い資格です。
いずれも実務経験などの受験資格が定められ、介護事務よりも合格に向けた多くの準備が必要ですが、その分取得の価値が高いと言えます。介護保険の知識は出題範囲にも関わるので、これらの資格取得を目指す際に、介護事務のスキルは役に立ちます。
福祉業界における上位資格の例として、社会福祉士については「社会福祉士とはどんな仕事?仕事内容や定義をわかりやすく簡単に解説!」で解説しているのでぜひご覧ください。
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まとめ
介護事務の資格を取得することで、介護保険の知識や事務スキルを持っていることの証明になります。また、キャリアアップや仕事の幅が広がることがメリットです。
資格取得を意味あるものにするには、自分に合った資格を選ぶこと、介護に関する知識やスキルも身につけることが大切です。介護事務の資格を取得した経験を活かし、より上位の資格を目指すのも良いでしょう。
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