光回線サービスの種類
おすすめの光回線を選ぶ際に、種類が多く迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。光回線のサービスは、大きく以下の2つに分けられます。
- NTTの光回線
- 電力会社の光回線
さらに2種類を細かく分けると、5種類のサービスに分類できます。この5種類の光回線サービスから自分に合ったものを選ぶことが大切です。
では、それぞれの光回線サービスにはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、5種類の光回線サービスをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
フレッツ光(NTT東日本・西日本)
5種類の光回線サービスの一つに「フレッツ光」があります。最も有名な光回線サービスなため、一度は聞いたことのある方も多いでしょう。
フレッツ光はNTTが提供する光回線サービスです。提供エリアのカバー率が高く、日本全国に対応しています。
しかし現在は光コラボという形で、他事業者に回線を共有する方式へ以降しつつあります。例えばドコモ光は光コラボの一つです。
そのため、以前のようなお得なキャンペーンも少なくなってしまいました。また、フレッツ光とは別にプロバイダ契約が必要になるため、契約が2本化してしまいます。
NTT系列の光回線(光コラボ)
2015年頃から「光コラボ」という形で、NTT系列の光回線サービスが提供され始めました。これはフレッツ光を取り扱うNTTが、使用している光回線を各通信事業者に貸し出しているサービスです。
そのため、光回線自体はフレッツ光と同じものを使用しています。例えばソフトバンク光の回線はフレッツ光と同じものになります。
また100以上もの提供会社があり、光回線の多くはNTT系列です。例えばTSUTAYA光やOCN光、ぷらら光などがあります。
光コラボは、現在NTTが精力的に拡大させているサービスです。そのため各通信事業者もキャンペーンに力を入れており、上手に利用すればお得に光回線を契約できます。
光回線の光コラボのついて知りたい方は「光コラボレーションとは?おすすめの事業者を徹底比較!変更(乗り換え)方法も解説!」をご覧ください。
電力会社系列の光回線(各電力会社)
インフラである電力会社も、各社で光回線を提供しています。電力会社系列の光回線サービスではNTT回線を利用するのではなく、独自の光ファイバーを使用して光回線を提供しています。
電力会社系列の光回線サービスには、中部電力が提供するコミュファ光や関西電力が提供するeo光、四国電力が提供するピカラなどがあります。
地域の電力会社が提供しているため、光回線も電力を供給している範囲に限定されます。そのため、フレッツ光や光コラボと比較して回線の利用者は多くなりません。
契約できる方は限定されますが、回線の速度が混みにくく通信が安定しやすい傾向にあります。
auひかり(KDDI)
多くの光回線サービスは、フレッツ光と電力会社系列に二分できます。しかしこれらに当てはまらない、特徴的な光回線サービスがauひかりです。
auひかりは、KDDIが提供する光回線サービスです。NTTの回線を借り受けることもあれば、電力会社の回線を使用することもあります。
必要に応じて2種類の回線を使い分けて、さらに独自の回線も混ぜて提供しています。どちらの回線も利用するため、auひかりは光コラボに含まれません。
auひかりのメリットとして、独自の回線を混ぜることで光回線が混みにくくなり、安定して高速通信ができる点が挙げられます。しかし非対応エリアが多く、お住いの地域が下表の提供エリア内か確認する必要があります。
戸建てタイプ | 地方 | 都道府県名 |
---|---|---|
非対応エリア | 中部 | 愛知 / 静岡 / 岐阜 / 三重 |
関西 | 京都 / 大阪 / 兵庫 / 滋賀 / 奈良 / 和歌山 / 福井 | |
九州/沖縄 | 沖縄 |
NURO光(So-net)
NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営する光回線サービスです。NTTの光回線をGPONという技術で高速化して提供しています。
NTTの光回線は最大1Gbpsで提供されていますが、NURO光では最大2Gbpsで利用できます。さらに高速回線を利用できるにも関わらず、月額料金は他の光回線と比較して安く利用可能です。
注意点として、対応エリアが狭く利用できる地域か下表に限定されます。
項目 | 地方 | 都道府県名 |
---|---|---|
対応エリア | 北海道 | 北海道 |
関東 | 東京 / 神奈川 / 千葉 / 埼玉 / 茨城 / 栃木 / 群馬 | |
東海 | 三重 / 岐阜 / 愛知 / 静岡 | |
九州 | 福岡 / 佐賀 |
光回線サービスの種類の選び方
ここまで5種類の光回線サービスをご紹介しました。種類が多く特徴もそれぞれ異なるため、どれを選べばいいのか悩む方も多いと思います。
そのような場合は光回線サービスを選ぶ際に、基準点を設けると自分に合ったものを絞り込みやすくなります。ここでは、何を基準に光回線を選べば良いか詳しく見ていきましょう。
提供エリア(条件)
前提としていくら魅力的な光回線サービスでも、提供エリア外では利用できません。まずは提供可能エリア内のサービスを洗い出しましょう。
提供エリアや提供条件は、光回線サービスごとに異なります。そのため現在お住まいの住居が、利用したい回線の提供エリア内か確認する必要があります。
例えば、auひかりの提供エリアを調べる方法は以下のとおりです。
- auひかり公式サイトにアクセスする
- auひかり公式サイト内の「提供エリア検索」にアクセスする
- 住居タイプを選択する
- 郵便番号を入力する
- 市町村を選択する
- 集合住宅の場合、建物名を選択する
- 提供の可否が表示される
1.auひかり公式サイトにアクセスする
2.auひかり公式サイト内の「提供エリア検索」にアクセスする
3.住居タイプを選択する
4.郵便番号を入力する
5.市町村を選択する
6.集合住宅の場合、建物名を選択する
7.提供の可否が表示される
注意点として提供可能エリア内でも、マンションなどに回線が通っていない場合は利用できない可能性があります。
通信速度
通信速度は、インターネットの使用感に関わる重要なポイントです。利用する光回線により、通信速度は異なります。
例えばNURO光は、最大2Gbpsと高速な通信速度で利用できます。また、ソフトバンク光は最大1Gbpsですが、回線が混み合いやすく通信速度が出にくい傾向にあります。
さらに、回線を利用する目的により必要な通信速度は異なるため、自身が必要な最低限の速度を確認しておく必要があります。例えばオンラインゲームをするのであれば高速回線が必要になりますが、動画の視聴やSNSの利用程度の場合はそこまでの速度は必要ありません。
注意点として、通信速度は同じサービスを利用していても、住居の形態により異なる場合があります。戸建ての場合は最大1Gbps、マンションタイプの場合は100Mbpsということもあります。また、居住地域の回線混雑度によっても通信速度が変化します。
費用
光回線サービスを利用する際に、利用料金も考慮して選ぶ必要があります。通信事業者により大きく異なるため、十分に比較検討して選ぶようにしましょう。
例えば、下表のように料金は異なります。
サービス名 | 住居形式 | 月額料金 |
---|---|---|
auひかり | 戸建て | 4,000円~ |
マンション | 2,600円~ | |
ソフトバンク光 | 戸建て | 5,200円~ |
マンション | 3,800円~ | |
ドコモ光 | 戸建て | 5,200円~ |
マンション | 4,000円~ |
さらに、同じサービスでも申込み窓口により月額料金やキャッシュバック金額が異なります。例えばauひかりの各契約窓口ごとの違いは、以下のようになります。
プロバイダ名 | 月額料金 (戸建て/マンション) |
キャッシュバック (戸建て/マンション) |
---|---|---|
GMOとくとくBB | 4,000円 / 2,600円 | 20,000円 / 5,000円 |
So-net | 3,480円 / 2,080円 | なし |
BIGLOBE | 5,400円~5,600円 / 3,800円 | 50,000円 / 50,000円 |
au one net | 4,900円~5,100円 / 3,800円 | 10,000円 |
@nifty | 4,775円~4,975円 / 2,550円 | 30,000円 |
@TCOM | 4,775円~4,975円 / 2,150円 | なし |
Asahiネット | 4,650円~4,850円 / 2,550円 | なし |
DTI | 4,900円~5,100円 / 3,800円 | 38,000円 |
このように同じ回線でも費用は大きく異なるため、事業者ごとのみでなく窓口もよく確認しましょう。
光回線サービスのおすすめ3選
光回線サービスの中には、利用しているスマホのキャリアと合わせると割引される場合があります。「セット割」などの名称で、大手3大キャリアが採用されている場合が多いです。
そのため、現在利用中のスマホに合わせて光回線を選択するとお得になる可能性が高いです。ここでは、大手キャリアごとにおすすめのサービスをそれぞれ見ていきましょう。
auひかり
auのスマホを利用している方におすすめの光回線サービスは「auひかり」です。auひかりでは、auスマホユーザーであると「auスマートバリュー」が適用されます。auスマートバリューが適用されると、スマホの料金が月々最大1,000円割引されます。
また、最大60,000円以上のキャッシュバックを受け取ることができ、お得感が非常に高いです。さらに、工事費用が実質無料になるキャンペーンも実施されています。
auスマートバリューは、契約している台数に応じて適用されるため、家族全員でauのスマホを利用している場合などは割引額で回線費用を賄うことも可能です。
auひかりの口コミやメリット、デメリットについて詳しく知りたい方は「auひかりの口コミ評判はどう?メリットやデメリットを徹底解説!」をご覧ください。
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ソフトバンク光
ソフトバンクのスマホを利用している方におすすめの光回線サービスは「ソフトバンク光」です。ソフトバンクユーザーは「おうち割」が適用され、月々最大1,000円がスマホの利用料から割引されます。
またソフトバンク光は光コラボに対応しているため、フレッツ光から乗り換える際工事の必要がありません。
さらに他社から乗り換え時のサポートも充実しています。例えば違約金や工事撤去費用などが発生した場合、合わせて最大10万円までソフトバンク光が負担してくれます。
ソフトバンク光の「おうち割」は、最大10台までが対象となります。そのため、スマホの利用台数によっては光回線の月額料金が実質無料になる場合もあります。
ソフトバンク光の口コミやメリット、デメリットについて詳しく知りたい方は「ソフトバンク光の口コミ評判はどう?メリットやデメリットを徹底解説!」をご覧ください。
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ドコモ光
ドコモのスマホを利用している方におすすめの光回線サービスは「ドコモ光」です。ドコモユーザーは「ドコモ光セット割」が適用されます。これにより、毎月最大1,000円がスマホの利用料金から割引されます。
キャッシュバックも充実しており、最大20,000円のキャッシュバックを受け取れます。さらに高速回線を最大限に活かすための高性能のWiFiルーターも無料で貸し出しされています。
ドコモの運営社であるNTTではフレッツ光を展開しており、ドコモ光も光コラボとして回線を利用しています。そのため提供エリアは全国に対応しており、カバーしている範囲は光回線で1番広いと言えます。
ドコモ光の口コミやメリット、デメリットについて詳しく知りたい方は「ドコモ光の口コミ評判はどう?メリットやデメリットを徹底解説!」をご覧ください。