ドコモ光の通信速度は遅い?
ドコモ光の通信速度はどのくらいなのでしょうか。ネット上では、以下のようなドコモ光の通信速度が遅いという口コミや感想があります。
ドコモ光に切り替えて数日
どうもネットが遅いな~と思ったら
なにこの下り速度w
元々80Mbps出てたのに
何か設定ミスった?手元にあるのは
「RV-230NE」モデムのみで
iPv6に対応してないとか?#ドコモ光 pic.twitter.com/zC2QkjIUN3— ワーニんぐ (@wani_Pazudora) September 2, 2020
このような口コミを見て、ドコモ光の契約を躊躇している方も多いと思います。
しかし実際は、ドコモ光の通信速度は決して遅くはありません。この記事では、ドコモ光の実際の通信速度について詳しく見ていきます。ドコモ光を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
ドコモ光の速度
ドコモ光の通信速度は最大1Gbpsで、ベストエフォートを採用しています。ベストエフォートとは「最善の努力」を意味する言葉で、「最高の条件が揃ったときに1Gbpsの通信速度が出せる」ことを表しています。
そのため常に1Gbpsの最高速度を出せるわけではなく、実測値はそれ以下になることが大半です。
注意点として、通信速度をベストエフォートで表記しているのはドコモ光に限ったことではありません。多くの他光回線でも同じ表記方法を採用しています。
「みんなのネット回線速度」で公表されているドコモ光の速度は以下のとおりです。
- 平均Ping値 27.04ms
- 下り平均速度: 193.53Mbps
- 上り平均速度: 170.75Mbps
日常で必要な回線速度
一般的なネット回線の用途で必要な回線速度を、下表にまとめましたのでご覧ください。
用途 | 必要な回線速度 |
---|---|
メールやLINE | 1~10Mbps |
Webサイト閲覧 | 1~3Mbps |
動画視聴 | 1~50Mbps |
オンラインゲーム | 25〜50Mbps |
ドコモ光の平均速度は約200Mbpsのため、日常で必要な回線速度を大きく上回っています。ドコモ光を利用していて、速度に関する問題が生じることはまれと言えます。
他社回線と比較
ドコモ光の回線速度を他社回線と比較して下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
回線会社 | Ping値 | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 27.04ms | 193.53Mbps | 170.75Mbps |
フレッツ光ネクスト | 26.12ms | 203.89Mbps | 184.29Mbps |
ソフトバンク光 | 19.38ms | 214.22Mbps | 162.35Mbps |
auひかり | 28.83ms | 302.07Mbps | 279.92Mbps |
NURO光 | 12.23ms | 379.05Mbps | 376.89Mbps |
ドコモ光の回線は、他社回線と比較しても回線速度がずば抜けて遅いわけではないことがわかります。
またPing値は、サーバーからの応答の速度を表しています。操作をしてから反応があるまでにかかる時間で、Ping値が低ければ低いほどタイムラグが少なくなります。特に、オンラインゲームを利用する方にとっては重要な指標です。
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ドコモ光の通信速度の測定方法|速度テスト
ドコモ光の回線速度が遅いと感じたら、まずは実際に通信速度を測定してみましょう。通信速度を測定することで、通信の遅さが感覚的なものなのかどうか数値を見て把握できます。
なお、通信速度を測定できるWebサイトはいくつかあります。ここからドコモ光の通信速度を測定できるWebサイトを詳しく見ていきましょう。
NTTサービス
通信速度の測定ができるWebサイトに「NTTサービス」があります。NTTサービスの通信速度測定は、光回線の契約をしている方のみ利用できるサービスです。また、確認画面は「東日本」と「西日本」に分かれています。
速度測定の際は「端末からフレッツ網内区間」と「端末からインターネット区間」に分けて通信速度を測定できます。区間を分けて速度測定ができるため、問題がある区間を判別することが可能です。
BNRスピードテスト
通信速度の測定ができるWebサイトに「BNRスピードテスト」があります。BNRスピードテストにはFlash版のページと、Flash非対応でも測定できるページの2つがあります。また、下りの速度と上りの速度を別々に測定できます。
BNRスピードテストで測定するメリットとして、測定方法がシンプルで測定スピードも速い点が挙げられます。
USENスピードテスト
通信速度の測定ができるWebサイトに「USENスピードテスト」があります。USENスピードテストは、ワンクリックで下りと上り、Ping値、Jitterの測定が可能です。Webサイトにアクセスしてすぐに測定できますが、広告があるため煩わしく感じる可能性があります。
USENスピードテストで測定するメリットには、手軽にさまざま種類の速度測定ができる点があります。
Radish Network Speed Testing
通信速度の測定ができるWebサイトに「Radish Network Speed Testing」があります。Radish Network Speed Testingは東京と大阪に測定サーバーがあり、測定するまでの入力項目が多いです。
入力は面倒に感じる方も多いと思いますが、そのデータを元に他の利用者の測定結果と比較できる点はメリットであると言えます。
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ドコモ光の速度に影響を及ぼす要因
契約内容
ドコモ光の速度に影響を及ぼす要因に、回線の契約内容があります。マンションタイプの契約の場合、最大回線速度が遅くなることがあります。マンション内の配線方式によっては、最大通信速度が100Mbpsになってしまうこともあるため、事前に確認しておくことが大切です。
プロバイダ
ドコモ光の速度に影響を及ぼす要因に、契約中のプロバイダもあります。契約中のプロバイダが「IPoE方式」に対応していない場合、通信速度が遅くなります。
IPoE方式の中でも「IPv4 over IPv6通信」に対応しているプロバイダでは、さらに高速の回線を利用できます。例えば「DTI」や「@nifty」は「IPv4 over IPv6通信」に対応しているプロバイダであるため、安定した高速回線に期待できます。
使用環境
ドコモ光の速度に影響を及ぼす要因に、ネットの使用環境があります。使用している端末のスペックが十分でなかったり、WiFiルーターやLANケーブルの規格が古い場合は通信速度が遅くなることがあります。
またWiFiルーターが「IPv4 over IPv6通信」に対応していなかったり、ルーターの設置場所に問題があると同様に遅くなります。
時間帯と地域
ドコモ光の速度に影響を及ぼす要因に、ネットの使用する時間帯と地域もあります。週末や夜などネット利用者が増える時間帯は、回線が混雑して通信速度が遅くなる場合があります。
ドコモ光回線の通信速度を「みんなのネット回線速度」を参考に、朝と夜間で比較してみました。
時間帯 | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|---|
朝 | 277.09Mbps | 195.82Mbps |
昼 | 256.15Mbps | 187.82Mbps |
夜 | 163.83Mbps | 169.27Mbps |
上記のように利用地域によっては、朝と夜で倍近く回線速度が変わることもあります。また時間帯に加えて、基地局から離れた地域に住んでいる場合も通信速度が遅くなります。
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ドコモ光の通信速度を上げたいときの改善方法
ドコモ光の通信速度を上げたいときの改善方法は、以下のとおりです。
- 使用している端末を見直す
- 周辺機器を見直す
- プロバイダを見直す
接続中の端末やルーターを再起動したり、買い替えたりすることで改善できる場合があります。また混雑が原因で通信速度が遅いときは「IPv4 over IPv6通信」に対応しているプロバイダに乗換えるのも効果的でしょう。
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ドコモ光の速度の関するよくある質問
ドコモ光に速度制限はある?
ドコモ光には、スマホのような速度制限は基本的にはありません。ただしプロバイダによっては、速度制限がかかるものがあります。例えば「AsahiNet」や「BIGLOBE」では、1日あたり上り30GBの制限があります。
しかし過度な使い方をしない限りは、1日で30GBの制限値に達することはほぼないため、気にする必要はない範囲と言えます。
速度変更する際に工事費用は必要?
ドコモ光では「ドコモ光 1ギガ」から「ドコモ光 10ギガ」に速度の変更ができます。10ギガへのプラン変更には、18,000円の工事費が発生します。
ただし設備状況によっては、工事費が7,600円になる場合もあります。「ドコモ光 10ギガ」には工事費用以外にも利用条件があるため、前もって確認しておきましょう。
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