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光回線テレビとは?
光回線テレビとは、アナログのアンテナではなく光回線を利用して放映しているテレビのことです。アンテナテレビと同様に地デジやBS・CS・4K・8Kなどの放送を視聴できることに加え、専門チャンネルも楽しめます。
また、光回線を利用したネット接続も同時に利用できます。光回線テレビがネットの通信速度に大きな影響を与える心配もありません。
光回線テレビのメリット
光回線テレビには、アンテナテレビにはないメリットが多くあります。光回線テレビ独自の利点を理解することで、自宅に導入する価値があることが具体的にわかるようになります。
ここでは、光回線テレビのメリットを詳しく見ていきましょう。
チャンネル数が多い
光回線テレビは、アンテナテレビと比較してチャンネル数が多いのがメリットの1つです。ドラマや映画、スポーツなどさまざまな専門チャンネルを視聴でき、視聴できるチャンネル数はサービスやプランにより異なります。
さらに加入するプランによっては、オンデマンドで好きなときに動画を選んで楽しむことも可能です。そのため、好みの番組や動画を見つけられる機会がアンテナテレビを利用する場合と比べて多くなります。
光回線テレビは、「特定のテーマに関する番組をたくさん見たい方」や「地上デジタル放送で放映されない映画を見たい方」におすすめです。
天候に左右されず受信できる
光回線テレビは、視聴する際に天候に左右されず安定して受信できます。番組の受信にアンテナを用いない方式を採用しており、雨風などの影響を受けません。
そのため、通信障害などで光回線に問題が生じない限りは、常に安定した画質で番組を視聴できます。ばらつきの少ない安定した画質でテレビを楽しみたい方にとって、非常に大きなメリットです。
光回線テレビは、天候が悪い日は外出せずに家の中でテレビを楽しみたい方にぜひおすすめのサービスと言えます。
アンテナ工事が不要
光回線テレビはアンテナ工事が不要です。アンテナを設置して回線を繋ぐのではなく、光回線のルーターとTVチューナーを繋ぎます。そのため初期工事をする必要がなく、手続きや工事に立ち合いする手間がなくなります。
さらにインターネット用の光回線がすでに敷設されている場合は、見たい番組を楽しむまでにかかる時間が短く済むサービスもあります。
例えばひかりTVの場合、回線とテレビの準備が完了できると、チューナーを接続・設定するのみで視聴可能です。チューナーは1週間程度で届くため、申し込みの翌週には視聴を開始できます。
光回線テレビを利用する際の注意点
提供エリアが限定されている
光回線テレビを利用する際には、提供エリアが限定されている点に気を付ける必要があります。
例えば、フレッツTVは東日本1都1道7県、西日本2府14県のみの提供になります。さらに神奈川県厚木市や千葉県成田市など、提供エリアに含まれる県の中にも一部提供されていない地域もあります。
また全国に対応している光回線テレビであっても、一部番組の提供エリアが限定されていることもあるため注意が必要です。例えばひかりTVでは、地上デジタル放送を視聴できる地域が東日本1都8県と北海道の札幌エリア、西日本2府8県に限られています。
そのため光回線テレビの契約を検討する際は、これらの提供エリアを確かめることが必須です。
利用できる光回線のエリアから詳しく知りたい方は「光回線の提供エリアの検索方法!回線が来ない・エリア外のときの代替案!」も参考にしてください。
光回線を解約すると視聴できなくなる
光回線テレビは、光回線サービスを解約すると視聴できなくなります。光回線テレビは光回線を通じて番組を受信しているため、光回線を契約していない状態ではテレビも利用できません。
さらに、光回線テレビが独自に提供しているチャンネルだけでなく、地上デジタル放送やBS放送も視聴できなくなるため注意が必要です。また、光回線テレビと光回線のセット契約による割引キャンペーンの適用にも影響を与える可能性もあります。
そのため、将来的に光回線を解約する可能性がある方は、光回線テレビの新規契約は慎重に考えた方が良いでしょう。
光回線テレビの接続方法(流れ)
光回線テレビを利用する手順は以下のとおりです。
- 光回線の契約を申し込む
- 光回線を利用するための開通工事を完了する
- 光回線の事業者を通じて光回線テレビを申し込む(光回線と同時申し込みも可能)
- 配送されるチューナーなどの機器をテレビやルーターと接続する
- テレビ画面上で初期設定を完了する
すでに光回線を利用している場合、新たにテレビサービスのための回線を契約する必要はありません。ただしNURO光はひかりTV限定というように、利用している光回線により契約できる光回線テレビの種類が異なります。
そのためすでに光回線を利用している際は、契約できる光回線テレビの選択肢を調べる必要があります。
光回線テレビの種類|4つのサービスを徹底比較
下表は光回線テレビの種類と各サービスの概要をまとめたものです。初期費用や月額料金、チャンネルを確認するだけでも、サービスごとにさまざまな違いがあることがわかります。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | チャンネル |
---|---|---|---|
ひかりTV | 0円 | 1,000円~ | 地デジ・BS オプションでCS |
フレッツTV | 5,800円~ | 750円~ | 地デジ・BS・専門チャンネル・ビデオサービス |
ケーブルテレビ | 事業者による | 事業者による | 地デジ・BS・CS |
電力会社系光テレビ | 事業者による | 事業者による | 地デジ・BS・CS (ただし、auひかりテレビは専門チャンネル) |
ここでは、光回線テレビの種類ごとに特徴を見ていきましょう。
ひかりTV
ひかりTVは、NTTぷららが運営する光回線テレビです。地上デジタル放送やBSに加えて、さまざまな専門チャンネルやオンデマンドのビデオサービスを利用できます。
ひかりTVは利用を開始するために工事が必要なく、初期工事費用も0円です。またチューナーを設定するだけで視聴できるため、利用するまでの時間が短いというメリットがあります。
さらにテレビだけでなくスマホやタブレットなどのデバイスでも視聴可能で、外出先で動画を楽しむことも可能です。
加えて、光回線とのセット契約でお得な特典が受けられる場合もあります。例えばひかりTVとぷらら光を同時に契約すると、最大55,000円のキャッシュバックを受け取れます。
フレッツTV
フレッツTVは、NTTフレッツが運営する光回線テレビです。光回線がフレッツ光や光コラボである場合にのみ契約できるサービスとなります。
デフォルトの状態で視聴できる番組は、地上デジタル放送とBSのみです。ただし、別途オプションを追加することで「WOWOW」や「スカパー!」のチャンネルも視聴できます。
注意点として、利用を開始する前に立ち会い工事が必要です。状況により異なりますが、基本的に以下のような工事費がかかります。
- フレッツ・テレビ伝送サービス工事費:8,250円
- 屋内同軸配線工事(テレビ1台):7,150円
初期費用はかかるものの月額料金は750円と安めであるため、「地上デジタル放送とBSのみ視聴できれば良い方」におすすめのサービスになります。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビは、地域ごとにケーブルテレビ会社がそれぞれ提供しているサービスです。
特徴としては、視聴できるチャンネル数の多さがあります。例えば「J:COMのスタンダードプラス」では、映画やドラマ・スポーツ・エンタメなど99以上のチャンネルから視聴したいチャンネルを選べます。
また、接続が光ケーブルから同軸ケーブルに途中で切り替わるため、インターネットの通信速度は他の光回線と比べて遅い傾向にあります。
そのため、インターネットの通信速度を求めず、「主に光テレビ視聴のために契約したい方」におすすめのサービスと言えるでしょう。
電力会社系光テレビ
電力会社系光テレビは、地方の電力会社が提供する光回線に対応した光回線テレビです。電力会社ごとに料金は異なり、光回線とのセット契約で割引が適用されることが多いです。
例えば、「eo光(1ギガ)」と「eo光テレビ」をセットで契約すると、12か月目まではeo光(1ギガ)のみを契約した場合と同じ月額3,239円で利用できます。光回線を新たに契約する場合、料金が安くなりやすいです。
そのため、光回線と光テレビを同時に契約したいと考えている方におすすめのサービスと言えます。
おすすめの光回線テレビはひかりTV
さまざまな光回線で光テレビは提供されていますが、おすすめの光回線テレビは「ひかりTV」です。工事費が0円で対応チューナーも月額500円からレンタルできるため、初期費用をかけずに利用を開始できます。
また、プランによりオンデマンドのビデオ視聴も可能であるため、現在放送されている番組だけでなく過去のコンテンツも楽しめる点が魅力的です。
さらに、スマホやタブレットにも対応しているため外出先で番組を楽しんだり、家族それぞれに別の番組を視聴できます。
加えて、光回線と同時に申し込むことが条件のキャンペーンを利用することで、実質の月額料金を下げられる可能性もあります。例えば「@nifty」で「ドコモ光とひかりTV for docomo(2年割)」を同時に申し込むと20,000円のキャッシュバックが受け取れます。
コンテンツの選択肢や利便性、料金と複数の面でメリットがある光回線テレビサービスと言えます。