光回線が遅いときに考えられる主な原因
光回線が遅く、仕事や娯楽に支障が出て困っていませんか?回線が遅いとどうしてもイライラしてしまいますよね。
光回線が遅いときに考えられる原因は主に4つ存在します。この記事を最後まで読むと、光回線が遅い原因と対処法が理解でき、快適に光回線を利用できるようになります。
ここからは、光回線が遅いときに考えられる主な原因を詳しく見ていきましょう。
建物による問題
光回線の速度は、建物が原因で遅くなることがあります。
マンションやアパートで利用している場合、戸建てよりも速度が出にくい傾向にあります。特に住んでいるマンションがVDSL方式を導入していると、最大速度が戸建ての10分の1まで下がってしまいます。
VDSL方式とは、電線から集合住宅の共用スペースまでは光ファイバー、共用スペースから自宅の部屋までは電話回線を利用する方式です。光回線の一つですが、電話線を使う分最大速度が遅くなってしまいます。
時間帯(夜)による問題
利用者が多い夜の時間帯にネットを利用している場合、回線が混雑していて遅くなることがあります。特に21時~23時の時間帯は、曜日に関係なく混雑する傾向にあります。
快適にネットを利用したい場合は、なるべく上記の時間帯は利用を控えることをおすすめします。
デバイスや通信機器による問題
使用しているデバイスや通信機器が原因で遅くなる場合もあります。例えば古いスマホを利用しているなどデバイスのスペックが十分でないと、サイトや動画などの表示される速度が遅くなります。
また、ルーターやONUなど周辺機器側の不具合が原因で遅くなるケースもあります。
プロバイダによる問題
契約中のプロバイダがIPv4接続にのみ対応の場合、回線が混雑する時間帯で速度が遅くなることがあります。高速通信が期待できるのは、新しい接続方式であるIPv6に対応しているプロバイダです。
IPv6接続はIPv4より回線が混み合っていない接続方式であるため、より快適に通信が可能になります。
光回線が遅い理由が分からないときにまず試したいこと
利用中の光回線が遅くは感じるが、その原因が分からず困っていませんか。ここからは光回線が遅い理由が分からないときに、まず試したいことを見ていきましょう。
接続機器(ONU・WiFiルーター)を再起動する
光回線が遅い理由が分からないときに簡単で効果的な対処法として、接続機器(ONU・WiFiルーター)の再起動があります。
接続機器を再起動する方法は以下のとおりです。
- ONUのコンセントを抜く
- 数秒経った後に挿し直す
- WiFiルーターのコンセントを抜く
- 数秒経った後に挿し直す
再起動した後、速度を改めて確認してみましょう。数回試しても改善されない場合は、他の対処法を試す必要があります。
通信障害が発生していないか確認する
契約している光回線やプロバイダの通信障害が原因で回線が遅くケースもあります。通信障害の有無は、契約している光回線やプロバイダの公式ホームページで確認可能です。
いち早く情報がほしい方は、Twitterで同様の声がないか確認すると良いでしょう。
光回線が遅いと感じたときの改善方法
ここまで見てきた対処法を試しても回線速度が改善しない際は、さらに踏み込んだ方法が必要になります。ここからは、光回線が遅いと感じたときの一歩踏み込んだ改善方法を見ていきましょう。
WiFi接続の場合
接続デバイス数が多すぎないか確認する
同じWiFiに複数の端末を同時に接続していないか確認する必要があります。一つのルーターに多くのデバイスを接続していると、回線が混雑して速度が遅くなります。
対策として、使用していない端末は電源やWiFi接続をオフにしておきましょう。
接続先を5Gに変更する
WiFiの接続先を2.4Gから5Gに変更することで、速度が改善できる場合もあります。2.4Gは広い範囲に電波を届けられますが、電子レンジなど同じ周波数の家電があると電波干渉が起きやすい電波になります。
対して5Gは2.4Gほどの高範囲ではありませんが、電波干渉が少なく安定して利用できます。
ルーターを最新の規格に変更する
最新規格のルーターに変更すると、速度改善ができることもあります。規格が古いルーターを使用している場合、スペック不足により本来の光回線の速度を発揮できません。
古い規格のONUやルーターを利用している場合は、一度契約中のプロバイダに交換ができないか問い合わせてみましょう。
有線接続の場合
LANケーブルの規格がCAT6以上か確認する
利用中のLANケーブルを確認し、CAT6以上の規格か確認しましょう。LANケーブルには企画があり、古い規格のものは光回線の速度を最大限発揮できないことがあります。
なお、ケーブルの規格の確認はコードに記載されている番号で確認できます。
接続方式をIPv6に変更する
利用中の接続方式がIPv6接続であるか確認しましょう。光回線の接続方式がIPv4接続の場合は、IPv6接続に変更することで速度改善ができます。
注意点として、IPv6接続は契約している回線により利用料金が異なり、オプションとして申し込む必要があります。例えば「BIGLOBE光」では対象コースと対象回線を利用している場合、会員サイトから無料でIPv6オプションを申し込みが可能です。
デバイス(パソコン・スマホ)に問題がある場合
セキュリティソフトが多すぎないか確認する
特定のデバイスのみ速度が遅い場合は、重複しているソフトを削除してみましょう。特にセキュリティソフトが複数インストールされている場合、速度が遅くなることがあります。
重複しているソフトを削除する方法は以下のとおりです。(Windowsの場合)
- 「スタートボタン」をクリックする
- Windowsシステムツールのフォルダから「コントロールパネル」をクリックする
- プログラムをクリックする
- セキュリティソフトが複数あるか確認する
- 重複していた場合、消したいソフトを右クリックする
- 「アンインストール」をクリックする
1.「スタートボタン」をクリックする
2.Windowsシステムツールのフォルダから「コントロールパネル」をクリックする
3.プログラムをクリックする
4.セキュリティソフトが複数あるか確認する
5.重複していた場合、消したいソフトを右クリックする
6.「アンインストール」をクリックする
デバイスの負担を軽くする
利用中のデバイスのメモリやストレージの空き容量を確認しましょう。メモリやストレージの空き容量が少ない場合、デバイスの処理能力の低下により速度が遅くなることがあります。
例えばPCの場合、ブラウザの変更やキャッシュ削除、使っていないソフトを終了させるなどで空き容量を確保できます。
スマホの場合は使っていないアプリを終了させる、音楽や写真などのデータを削除または移動させることで空き容量を増やせます。
性能の良いデバイスを購入する
現在利用中のデバイスが古い場合は、最新デバイスの購入も検討しましょう。利用しているデバイスのスペックが低いと、処理能力不足により速度が遅くなるケースがあります。
しかし費用が多くかかるため、さまざまな対処法を試しても改善が見られなかったときに行うことをおすすめします。
それでも光回線の速度が改善しない場合は?
上記をすべて確認しても速度が改善されない場合は、契約中の回線に問い合わせてみましょう。また、問い合わせて対処法を試しても速度が改善されない場合、光回線自体の乗り換えの検討も視野に入れると良いでしょう。