WiMAXに乗り換える判断基準
現在使用している回線からWiMAXに乗り換えを検討する際に、何を基準にすると良いか分からない方も多いのではないでしょうか。乗り換えの判断基準は、現在契約している回線の種類によって異なります。
この記事を読むと、乗り換える必要があるかどうかや乗り換えるメリットがわかるようになります。さっそく、回線別に乗り換えの判断基準を見ていきましょう。
固定回線の場合
現在固定回線を使用している場合の、乗り換えをおすすめできる人とできない人を下表にまとめました。
判断項目 | おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|---|
使用人数 | 1~2人 | 3人以上 |
使用場所 | 外出時でも利用する | 自宅のみ利用 |
使用目的 | 大量にデータ通信量を必要としないもの (例:動画視聴、ウェブサイトの閲覧) |
大量にデータ通信量を必要とするもの (例:オンラインゲーム) |
1人もしくは2人で利用する場合や大量のデータ通信量を必要としない場合は、WiMAXへの乗り換えがおすすめです。また外出先でも回線を使用したい方は、モバイル型のWiMAXが適しています。
反対に3人以上の大人数で利用する予定の方は、WiMAXへの乗り換えをおすすめしません。少人数での利用であっても、オンラインゲームなどで大量のデータ通信量が必要になる場合は、固定回線の方が快適に使えます。
また、外出先で回線を使わず自宅のみで利用したい方も固定回線が適しています。
ポケットWiFiの場合
現在使用している回線がポケットWiFiの場合の、乗り換えをおすすめできる人とできない人を下表にまとめました。
判断項目 | おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|---|
速度制限 | 毎月かかってしまっている | かかったことがない |
サービスの安定性 | 不満がある | 不満がない |
WiMAXは月々のデータ通信量が実質無制限であるため、ポケットWiFiで速度制限が毎月かかっている場合は乗り換えがおすすめです。
ポケットWiFiでも通信量無制限のプランを提供している事業者はありますが、安定した通信サービスを提供しているところは多くありません。
例えばポケットWiFiの「どんなときもWiFi」では、大規模な通信障害が発生し約1か月半の間ネットをほぼ使えなくなったという事例があります。
そのため、現在利用しているポケットWiFiのサービスに不満がある方も、WiMAXへの乗り換えがおすすめです。
他WiMAXプロバイダの場合
WiMAXの接続方式には、「旧WiMAX」タイプと「WiMAX2+」タイプの2種類あります。使用中の回線が旧WiMAX回線の場合は、今すぐ乗り換えるのがおすすめです。
旧WiMAX回線は2020年3月にサービスが終了しているため、今後縮小していくことが考えられます。
使用している回線がWiMAX2+の場合の、乗り換えをおすすめできる人とできない人を下表にまとめました。
判断基準 | おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|---|
契約してからの経過期間 | 1年以上 | 1年未満 |
キャッシュバックキャンペーン | 受け取り済みの方 | まだ受け取っていない方 |
プロバイダによっては、2年目以降に月額料金が値上がりする場合があります。例えば「カシモWiMAX」では24か月目までは3,580円ですが、25か月目以降は4,079円に上がります。
WiMAX2+から乗り換える際は、現在契約しているプロバイダの解約金と乗り換え先の新規契約特典も考慮して、料金がお得になるか判断する必要があります。
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WiMAXに乗り換えるメリット
月額料金が安くなる可能性がある
WiMAXに乗り換えると、月額料金が安くなる可能性があります。WiMAXと固定回線の月額料金を下表にまとめたので、参考にしてください。
使用回線 | サービス名 | 月額料金(※) |
---|---|---|
モバイル回線 | WiMAX | 1〜2か月目 3,609円 3か月目~ 4,263円 |
固定回線 | au ひかり | 5,100円 |
ドコモ光 | 5,200円 | |
フレッツ光 | 5,700円 |
※公式サイトから申し込んだ場合
固定回線の種類にもよりますが、WiMAXに乗り換えると毎月1,000〜1,500円ほど安く抑えることが可能です。年間費用で考えると、大きな節約になります。
新規契約特典を受けられる
WiMAXに乗り換えると、新規契約特典を受けられるメリットがあります。新規契約特典には、例えば以下のようなものがあります。
- 端末代金無料
- 月額料金割引
- キャッシュバック
現在すでにWiMAXを利用しており他のプロバイダへ乗り換える場合でも、新しいプロバイダ先で新規契約特典を受け取れます。新規契約特典の内容はプロバイダにより異なるため、事前に確認しておきましょう。
新規契約特典を利用できると、初期費用が大幅に安くなったり月々の料金が変わったりするため、回線利用にかかる費用を大きく削減できます。
WiMAXの乗り換え先におすすめのプロバイダついて詳しく知りたい方は「内部リンク:wimax 比較(プロバイダ)」を参考にしてください。
ルーターの機種変更ができる
WiMAXに乗り換えると、最新のルーターを無料で手に入れられるメリットがあります。つまり新規契約をすることで、新しいルーターに機種変更ができます。
古いルーターと最新ルーターの回線速度を下表で比較しました。
機種 | 回線最大速度 |
---|---|
W06(最新機種) | 1.2Gbps |
W05 | 758Mbps |
W04 | 758Mbps |
W03 | 370Mbps |
W02 | 220Mbps |
上表のように、最新のルーターに変更することで回線速度が3倍以上になることもあります。無料でより性能の良いルーターを利用できるため、非常に大きなメリットであると言えます。
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WiMAXに乗り換える際の注意点
解約のタイミング次第では解約違約金が発生する
WiMAXに乗り換える際に、現在使用している回線を解約するタイミングによっては解約金が発生します。解約金が発生しないようにするためには、契約更新の月に解約する必要があります。
またWiMAXへの乗り換えパターンとして、下記の3つが考えられます。
- 固定回線から乗り換え
- ポケットWiFiから乗り換え
- WiMAXの他プロバイダから乗り換え
固定回線から乗り換える場合の、更新月と解約金の例を下表にまとめました。
サービス名 | 契約期間 | 更新月 | 解約違約金 (更新月以外で解約した場合) |
---|---|---|---|
au ひかり | 2年契約 (戸建てタイプ) |
25~26か月目 | 9,500円 |
SoftBank ひかり | 2年契約 (戸建てタイプ) |
24か月目 | 9,500円 |
docomo 光 | 2年契約 (戸建てタイプ) |
24~26か月目 | 13,000円 |
ポケットWiFiから乗り換える場合の、更新月と解約金の例は以下のようになります。注意点として、auでは2019年の電気通信事業法の改正前に契約していた場合は、9,500円の違約金がかかります。
提供会社 | 契約期間 | 更新月 | 解約違約金 (更新月以外で解約した場合) |
---|---|---|---|
au | 2年契約 | 25~26か月目 | 1,000円+機種代金の残債 |
SoftBank | 2年契約 | 24~26か月目 | 機種代金の残債のみ |
ワイモバイル | 3年契約 | 37~38か月目 | 機種代金の残債のみ |
他のプロバイダから乗り換える場合の、更新月と解約違約金の例は下表のとおりです。
プロバイダ | 契約期間 | 更新月 | 解約違約金 |
---|---|---|---|
Broad WiMAX | 2年契約 | 25か月目 | 0~12か月目 19,000円 13~24か月目 14,000円 26か月目以降更新月以外9,500円 |
So-net WiMAX | 2年契約 | 25か月目 | 0~12か月目 19,000円 13~24か月目 14,000円 26か月目以降更新月以外9,500円 |
カシモWiMAX | 3年契約 | 37か月目 | 0~12か月目 19,000円 13~24か月目 14,000円 25~36か月目 9,500円 37か月目以降更新月以外9,500円 |
2回目の契約プロバイダはキャンペーンが適用されない
同じプロバイダで2回目の契約をする場合は、キャンペーンが適用されないため注意してください。例えばGMOとくとくBBでは、キャンペーン特典は新規入会の方のみ対象になると明記されています。
本キャンペーンはキャンペーン期間中に本キャンペーンページよりお申し込みいただいた方のみ対象となり、過去に本キャンペーンの適用を受けた方は対象外となります。
キャンペーンが適用されない場合は、乗り換えるメリットがなくなることもあります。どうしても2回目のキャンペーン特典を受けたい場合は、契約名義を変えて契約しましょう。
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WiMAXに乗り換える手順
①現在利用中の回線の更新月を確認
WiMAXに乗り換える際は、現在利用している回線の更新月を確認することが必要です。回線ごとに更新月がありますが、更新月以外のタイミングで乗り換えてしまうと、前述したとおり解約金が発生する可能性があります。
契約してからの期間や更新月は、現在使用しているプロバイダのマイページで確認できます。
②新規WiMAXを申し込む
利用中の回線を損なく解約できることがわかった段階で、新規のWiMAXを申し込みましょう。現在使っている回線の解約されるタイミングを逆算して、新規申し込みをするのがおすすめです。タイミングを間違えると、ネットを利用できない期間が発生する可能性があります。
また、各プロバイダの公式サイトから申し込みすると、各事業者のキャンペーンを受けられます。
③新規WiMAXを利用開始
申し込みが完了後、数日でWiMAXの端末が届きます。端末の初期設定をマニュアルに沿って設定を進めると、その日からすぐに利用開始できます。
万が一故障などの問題があった場合はすぐに対応してもらう必要があるため、端末が届いたらすぐに中身や状態を確認してください。
④旧利用回線を解約
新しい端末が届い段階で、今まで利用していた回線を解約しましょう。解約手続きが済んで利用期限を迎えると、自動的に通信できなくなり契約が終了します。
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WiMAXのおすすめの乗り換え先プロバイダ
数あるWiMAXプロバイダの中から、おすすめの乗り換え先を3社紹介します。それぞれの特徴やおすすめである理由を詳しく見ていきましょう。
GMOとくとくBB|高額キャッシュバック
乗り換えするのにおすすめするWiMAXプロバイダの一つに「GMOとくとくBB」があります。GMOとくとくBBは、WiMAXプロバイダの中でキャッシュバックが最も高額であるのが特徴です。
購入する機種により金額が異なりますが、最大31,000円のキャッシュバックを受け取れます。それぞれのプロバイダのキャッシュバック額を下表で比較しました。
プロバイダ | キャッシュバック額 |
---|---|
GMOとくとくBB | 最大31,000円 |
BIGLOBE | 15,000円 |
ワイヤレスゲート | ヨドバシカメラ商品券5,000円 |
また20日以内であれば、解約金なしで契約のキャンセルが可能です。GMOとくとくBBは、初期費用をなるべく抑えて乗り換えたい方におすすめです。
GMOとくとくBBについて詳しく知りたい方は「GMO WiMAXの口コミ評判はどう?メリットやデメリットを徹底解説!」も参考にしてください。
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Broad WiMAX|解約違約金を負担
乗り換えにおすすめするWiMAXプロバイダの一つに「Broad WiMAX」もあります。Broad WiMAXは、現在使用している回線を解約する際に発生する解約金を最大19,000円まで負担してくれます。
そのため更新月での解約が難しい場合でも、お得に乗り換えができます。基本的にあらゆる回線が負担対象になりますが、不安な場合はオペレーターに事前に相談しましょう。
Broad WiMAXは、現在使用中の回線を更新月に解約できない方におすすめです。解約金を心配してWiMAXへ乗り換えできていない方でも、費用を抑えて乗り換えられます。
Broad WiMAXについて詳しく知りたい方は「Broad WiMAX(ブロード ワイマックス)の口コミ評判はどう?メリットやデメリットを徹底解説!」も参考にしてください。
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BIGLOBE WiMAX|短期契約が可能
おすすめするWiMAXプロバイダとして「BIGLOBE WiMAX」も挙げられます。BIGLOBE WiMAXは、短期契約が可能であるのが特徴です。
多くのプロバイダでは契約期間は2〜3年ですが、BIGLOBE WiMAXでは1年契約で縛り期間が短くなっています。
解約のタイミングが更新月以外だと解約金が発生するため、2〜3年だと解約しにくいです。しかし1年契約の場合は、更新月が13か月目と早く利用予定が立てやすくなります。
BIGLOBE WiMAXは、契約したい期間が明確に決まっていない方におすすめです。WiMAXの最新機種が最短1年からでも気軽に利用できます。
その他のWiMAXのプロバイダも検討したい方は「内部リンク:wimax 比較(プロバイダ)」も参考にしてください。
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