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モバイル（ポケット）WiFiを完全無制限で使い放題できる？
スマホのLTEなどでネットを利用している方の場合「月単位のデータ使用量が限られているのが不便」と感じることがあると思います。そのような場合に便利なのが、モバイルWiFiの利用です。
モバイルWiFiの中には、完全無制限でネットを使い放題できるものがあります。この記事を最後まで読むと、モバイルWiFiで通信制限を気にせずに大容量の通信ができるようになります。
それでは、完全無制限で利用できるモバイルWiFiについて詳しく見ていきましょう。
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無制限のモバイル（ポケット）WiFiを検討する際の確認ポイント
無制限でデータが利用できるモバイルWiFiを検討する際は、さまざまな確認ポイントがあります。まずは、それぞれの確認ポイントを詳しく見ていきましょう。
WiFiの無制限プランの種類
無制限のモバイルWiFiを検討する際の確認ポイントとして「無制限プランの種類」が挙げられます。モバイルWiFiの無制限プランには「完全無制限」と「実質無制限」の2種類があります。
それぞれのプランの概要を下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
| プラン | 完全無制限 | 実質無制限 |
|---|---|---|
| 通信容量 | 容量制限なし | 3日間で10GBまで |
| 最大通信速度 | 150Mbps | 1.2Gbps |
| 通信制限後通信速度 | ₋ | 1Mbps |
それぞれのプランの詳細について、以下で詳しく見ていきましょう。
完全無制限
モバイルWiFiの無制限プランの一つとして「完全無制限プラン」があります。完全無制限プランとは、月間の通信容量に制限がないプランのことです。固定回線と同様、通信データをどれだけ利用しても通信制限や追加料金が一切かからないプランです。
ただし完全無制限プランの場合、最大通信速度が実質無制限プランと比較して遅い傾向があります。また、取り扱うルーターが限られている点にもご注意ください。
なお、完全無制限WiFiは基本的におすすめしていません。その理由として、多くの提供会社で「クラウドSIM」を中心に新規受付を停止している点が挙げられます。
また、通信速度が速くないためオンラインゲームなど一定以上の通信速度が求められる利用方法には不具合（ラグ）が生じる可能性があります。
補足情報として、クラウドSIM系のサービスは海外で利用できるため、海外でも頻繁にネットを利用する際は非常に役立ちます。
実質無制限
もう一つのモバイルWiFiの無制限プランとして「実質無制限プラン」があります。実質無制限プランとは「直近の3日間で10GB以上のデータ利用をしない」という条件のもとで、実質無制限で最大通信速度1.2Gbpsの高速通信ができるサービスのことです。
回線のヘビーユーザーでなければ、3日間で10GBを利用するケースは少ないため、実質完全無制限でデータ通信を行えます。実質無制限プランの場合、完全無制限プランより通信速度が速いというメリットがあります。
なお直近の3日間で10GB以上利用すると、1Mbpsの通信制限がかかってしまいます。しかし、通信速度が1Mb㎰あればサイト閲覧や低画質の動画視聴など最低限のネット利用を十分楽しめるため、通常のネット利用をする方は心配ありません。
月額料金
無制限のモバイルWiFiを検討する際の確認ポイントとして「月額料金」も挙げられます。モバイルWiFiは、提供するプロバイダにより月額料金が大きく異なります。
主要なプロバイダを例として、モバイルWiFiの月額料金を下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
| プロバイダ | プラン | 月額料金 |
|---|---|---|
| GMOとくとくBB | 実質無制限プラン | 1～2か月目 3,609円 3か月目以降～ 4,263円 |
| Broad WiMAX | 1～2か月目 2,726円 3～24か月目 3,411円 25か月目以降～ 4,011円 |
|
| SAKURA WiFi | 完全無制限プラン | 3,680円 |
上表からわかる通り、月額料金はプロバイダにより最大で約900円の金額差が発生します。
回線速度｜実効速度
無制限のモバイルWiFiを検討する際の確認ポイントとして「回線速度」が挙げられます。回線速度には「理論速度」と「実効速度」の大きく分けて2種類があります。
理論速度とは「最適な環境で測定した通信速度のこと」です。一方実効速度とは「実際に回線を利用している際に出ている速度」を指します。
なお実際にWiFiを利用する場合、理論速度の通信速度が出ることはほぼありません。そのため、WiFiの通信速度は実効速度を重視する必要があります。
ルーター｜契約可能な機種
無制限のモバイルWiFiを検討する際の確認ポイントとして「ルーター」が挙げられます。ルーターには大きく分けて、持ち運びに便利な「モバイルルーター」と主に家に設置するタイプの「ホームルーター」の2種類があります。
契約可能な機種の例をプロバイダごとに下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
| プロバイダ | SAKURA WiFi | UQ WiMAX |
|---|---|---|
| プラン | 完全無制限プラン | 実質無制限プラン |
| モバイルルーター | FS030W ARIA2 602HW 601HW G3000 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 Speed Wi-Fi NEXT W06 Speed Wi-Fi NEXT WX05 Speed Wi-Fi NEXT W05 |
| ホームルーター | なし | WiMAX HOME 02 Speed Wi-Fi HOME L02 WiMAX HOME 01 Speed Wi-Fi HOME L01/L01s |
WiFiの通信速度は、契約するルーターにより異なります。WiFiを契約する際は、なるべく多くの選択肢からルーターを選べるのが良いでしょう。
なぜなら多くの選択肢から選択できると、利用目的に応じて最適な機種を選べるためです。
提供エリア
無制限のモバイルWiFiを検討する際の確認ポイントとして「提供エリア」も挙げられます。モバイル回線は、利用している回線により提供範囲が異なります。
WiFiを利用する地域が提供エリア外の場合は、電波が繋がらない可能性が高いため契約前に確認する必要があります。さらに、モバイルWiFiは利用エリアにより最大通信速度に差が出る可能性もあります。
WiMAXを例として実際の通信速度を下表にまとめたので、併せて参考にしてください。
| 測定場所 | 下り速度（実測値）※ |
|---|---|
| 佐賀県基山町 | 12.42Mbps |
| 東京都荒川区 | 32.58Mbps |
上表からわかる通り、同じ端末を利用してもエリアの違いで通信速度の差は2倍以上となります。そのため、利用場所による通信速度への影響をあらかじめ考慮するのは必須と言えるでしょう。
補足情報として、提供エリアは各モバイルWiFi回線の公式ホームページから確認できるため、WiFiを契約する前に必ず確認しましょう。
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容量無制限のモバイル（ポケット）WiFiを徹底比較
ここからは、容量無制限のモバイルWiFiを徹底比較します。主要モバイルWiFiから3社を例として、通信制限や月額料金について下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
| 回線名 | WiMAX | ポケットWiFi | クラウドSIM |
|---|---|---|---|
| プロバイダ | GMOとくとくBB | ワイモバイル | SAKURA WiFi |
| プラン | 実質無制限 | 実質無制限 （アドバンスモード利用時） |
完全無制限 |
| 通信容量 | 3日間で10GBまで | 3日間で10GBまで | 容量制限なし |
| 最大通信速度 | 最大1.2Gbps | 最大1.2Gbps | 最大150〜612Mbps |
| 月額料金 | 1～2か月目 3,609円 3か月目以降～ 4,263円 |
4,365円（アドバンスモード利用時は＋684円） | 3,680円 |
| 通信制限後速度 | 1Mbps | 1Mbps | ₋ |
上表でまとめた各プロバイダの詳細について、詳しく見ていきましょう。
WiMAX
容量無制限のモバイルWiFiの1つに「WiMAX」が挙げられます。WiMAXの特徴やメリットは、以下の通りです。
- 最大1.2Gbpsの高速通信が可能
- 契約可能機種が豊富
- プロバイダにより、キャッシュバックや月額料金割引などのキャンペーンを受けられる
WiMAXは「高速通信を存分に楽しみたい方」や「多くの端末の選択肢から気に入ったものを選びたい方」、「月額料金や特典をさまざまに比較して契約したい方」などにおすすめです。
ポケットWiFi
容量無制限のポケットWiFiに「ワイモバイル」も挙げられます。ポケットWiFiを実質無制限で利用する場合は、ワイモバイルでアドバンスモードを契約するのが唯一の方法です。
ワイモバイルの特徴やメリットは、以下の通りです。
- 最大1.2Gbpsの高速通信が可能
- 機種代金から18,000円の割引がある
- 月々684円のオプション料が発生する
ワイモバイルは「高速通信でネットを利用したい方」や「機種代金の割引を受けたい方」などにおすすめです。
クラウドSIM
容量無制限のモバイルWiFi回線として「クラウドSIM」も挙げられます。具体的なサービス例としては「SAKURA WiFi」や「どんなときもWiFi」があります。
クラウドSIMとは、さまざまなモバイル回線（au・ドコモ・ソフトバンクなど）から電波状況が良いものを自動選択してつなぐ回線方式です。
クラウドSIMの特徴やメリットは、以下の通りです。
- 電波状況により最適な通信回線を選ぶため電波がつながりやすい
- 海外でも利用できる
- 他モバイル回線と比較して実効速度が遅い
注意点としてクラウドSIMは利用者が非常に多いため、新規契約や無制限での回線提供を停止しているプロバイダが多いです。例えばどんなときもWiFiでは、利用者増加に伴い回線がパンクして無制限サービスの提供を中止しています。
クラウドSIMは「海外でもモバイルWiFiを利用したい方」におすすめです。
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モバイル（ポケット）WiFiを制限なしで利用したい方は「WiMAX」がおすすめ
モバイルWiFiを制限なしで利用したい方は「WiMAX」が最もおすすめです。WiMAXは最大1.2Gbpsの高速通信が可能なほか、対応端末の種類が多いため性能の良いルーターを選びやすいというメリットがあります。
また、プロバイダによっては高額なキャッシュバックを行っています。加えて、実質月額料金が2～3,000円で契約できるプランもあるため、料金の面からもお得感が強いと言えるでしょう。
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無制限のモバイル（ポケット）WiFiに関するよくある質問
海外でも利用できる無制限のWiFiはある？
海外でも利用できる無制限のWiFiはあります。ただし、基本的には契約ではなくレンタルで利用できる場合が多いです。
料金は渡航先により異なりますが、1,000円/日程度を目安として考えておくと良いでしょう。
3日で10GBの速度制限ではどれくらいの速度になる？
先述の通り、実質無制限のポケットWiFiで3日で10GBを利用した場合は1Mbpsの通信制限がかかります。しかし、1Mbpsという通信速度があればネットを最低限問題なく楽しめます。
具体的に1Mbpsでできることの例を、以下にまとめました。
- Webサイトの閲覧
- TwitterやFacebookなどのSNS
- Youtube視聴（480p程度の中画質）
注意点として、オンラインゲームの場合はラグが発生してしまう可能性が高いです。オンラインゲームをラグなしで楽しみたい方は、固定回線を利用するのがおすすめです。
