目次
ポケットWiFiはデメリットだらけ?不便な点を5つ紹介
ポケットWiFiは持ち運びが簡単で非常に便利ですが、不便な点がいくつかあります。「ちゃんと高速通信できるのか?」や「契約年数の縛りはあるのか?」などポケットWiFiのデメリットが心配で、契約を迷っている方も多いでしょう。
この記事では、ポケットWiFiの不便な点5つについて詳しく紹介します。最後まで読むことで「ポケットWiFiのデメリット」を踏まえた上で、自身が契約するべきWiFiは何が最適かわかるようになります。
充電が切れやすい
ポケットWiFiの1つ目の不便な点として「充電が切れやすい」ことが挙げられます。ポケットWiFiはバッテリーを使用して動くため、必要に応じて充電をする必要があります。
主なポケットWiFiの連続通信可能時間を下表にまとめたので、参考にしてください。
機種 | 連続通信時間(※) |
---|---|
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 約14時間 |
Pocket WiFi 803ZT | 約12時間 |
Speed Wi-Fi NEXT W06 | 約9時間 |
補足情報として、省エネモードや一定時間通信がないと自動でWiFiをオフにする機能がついた機種も存在します。これらの機能を利用することで、充電がより長持ちさせることが可能です。
通信品質が不安定
ポケットWiFiの2つ目の不便な点として「通信品質が不安定」なことが挙げられます。WiFiの電波は無線で接続されているため、WiFi基地局からの距離や周囲の環境などの影響を受けやすいです。
通信品質が不安定になることが多い場所や状況の例は、以下の通りです。
- 山間部
- 電子レンジなどの電波を発する家電製品の近く
また、無線通信は光回線などの固定回線と比較して通信速度が遅い場合が多いです。そのためオンラインゲームなどの安定した通信環境を必要とする方には、おすすめできません。
オンラインゲームに向いている回線について詳しく知りたい方は「オンラインゲームのおすすめ回線はどれ?格ゲーを快適にできる速度の目安は?」も参考にしてください。
使いすぎると通信速度が制限される
ポケットWiFiの3つ目の不便な点として「使いすぎると通信速度が制限される」ことが挙げられます。多くのポケットWiFiでは、月単位や数日単位で通信容量に制限があります。
主要ポケットWiFiを例として通信制限の例を下表にまとめたので、参考にしてください。
モバイル回線名 | 回線の種類 | 通信容量 | 通信制限後速度 |
---|---|---|---|
ドコモ | ポケットWiFi | 30GB/月まで | 128Kbps |
SoftBank | 50GB/月まで | ||
WiMAX | WiMAX | 3日間で10GBまで (月単位で制限なし) |
1Mbps |
ポケットWiFiを選ぶ際は、自身が利用する予定のデータ容量を具体的に考慮して選ぶのが良いでしょう。なおサービスによっては、通信制限がかかっても不自由なくネットを利用できるケースもあります。
例えば上表のWiMAXの通信制限後速度は1Mbpsですが、この速度があればWebサイトの閲覧や中画質の動画視聴など十分に楽しめます。
一方でポケットWiFiは、通信制限後速度が128Kbpsと非常に低速です。この速度はメールやLINEでの文章のやりとりをするのがやっとのため、普段のネット利用でもストレスを感じる場合が多いです。
端末を持ち運ぶ必要がある
ポケットWiFiの4つ目の不便な点として「端末を持ち運ぶ必要がある」ことが挙げられます。端末は軽量で大きさもポケットに収まるほどですが、荷物が増えてしまうのは事実です。
また、どこかに置き忘れてしまうリスクもあります。ポケットに収まるほどの小さいサイズのため、忘れたことに気づかないケースもあるでしょう。
最低契約年数が決められている
ポケットWiFiの5つ目の不便な点として、「最低契約年数が決められている」ことが挙げられます。ポケットWiFiの契約年数は2~3年間が一般的です。
25か月目や37か月目などの更新月に解約する場合は無料ですが、更新月以外に解約すると高額な解約違約金がかかってしまいます。
主要なWiMAXプロバイダを例に、解約時期と解約違約金について下表にまとめたので、参考にしてください。
プロバイダ | 契約プラン | 最低契約期間 | 解約違約金 |
---|---|---|---|
Broad WiMAX | ギガ放題プラン | 2年 | 0~12か月目 19,000円 13~24か月目 14,000円 25か月目(契約更新月) 0円 26か月目以降更新月以外9,500円 |
カシモ WiMAX | 3年 | 0~12か月目 19,000円 13~24か月目 14,000円 25~36か月目 9,500円 37か月目(契約更新月) 0円 37か月目以降更新月以外9,500円 |
補足情報として、WiFiの乗り換え先によって解約違約金を負担してくれるキャンペーンを提供しているプロバイダもあります。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
ポケットWiFiのメリット|便利な点を4つ紹介
ポケットWiFiにはデメリットがある一方で、多くのメリットもあります。ここからは、ポケットWiFiの主なメリットを4つ紹介するので、詳しく見ていきましょう。
通信料金が安い
ポケットWiFiの1つ目のメリットとして「通信料金が安い」点が挙げられます。ポケットWiFiの通信料金を他回線と比較して下表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
回線名 | プラン | 回線の種類 | 通信料金 |
---|---|---|---|
WiMAX (Broad WiMAX) |
ギガ放題プラン | モバイル回線 | 1~2か月目 2,726円 3~24か月目 3,411円 25か月目以降~ 4,011円 |
ドコモ | ギガ放題プラン | スマホ回線 | 5,980円(ギガホ割適用時) 6,980円(通常) |
ドコモ光 | マンションプラン | 光回線 | 4,000円 |
戸建てプラン | 5,200円 |
上表からわかる通り、モバイル回線の通信料金は他回線と比較して月単位で約1,000円お得と言えます。
すぐに利用できる(設定が簡単・工事不要)
ポケットWiFiの2つ目のメリットとして「すぐに利用できる」点が挙げられます。ポケットWiFiは光回線のような初期工事が不要です。また、契約後端末がすぐに端末が発送されて、簡単な初期設定を完了すると利用開始できます。
一方で光回線の場合は、実際にWiFiを利用できるまでに1~2週間かかるケースも多いです。さらに、光回線開通工事に15,000~40,000円の費用がかかります。
ポケットWiFiの場合はこれらの料金や手間がかからないため、すぐ利用できることは大きなメリットと言えるでしょう。
外出先でもネットを利用できる
ポケットWiFiの3つ目のメリットとして「外出先でもネットを利用できる」ことが挙げられます。「通勤や通学時間に動画を視聴する場合」や「外出先でタブレットを利用する場合」などWiFi環境のない場所でも、ネット通信を気軽に利用できます。
一方で固定回線の場合、光ファイバーとつながっている自宅でのみにインターネット利用を制限されます。
注意点として、ポケットWiFiにはバッテリーがあるため出かける際には、十分に充電されているか確認しましょう。
複数端末に接続できる
ポケットWiFiの4つ目のメリットとして「複数端末に接続できる」ことが挙げられます。主要なWiFiルーターを例に最大接続台数を下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
機種 | 最大接続台数 |
---|---|
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 16台 |
Pocket WiFi 803ZT | |
Speed Wi-Fi NEXT W06 | |
U2s | 5台 |
家族や友人など複数人でWiFiを利用したい場合に、複数接続機能は非常に役立ちます。
注意点として、最大接続台数を超えてしまった場合は通信が不安定になる場合が多いです。そのため、通信を共有する人数には注意してください。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
ポケットWiFiが必要な人といらない人は?
必要な人
ポケットWiFiが必要な人として、以下のような方が挙げられます。
- 外出先でもWiFi回線を利用したい方
- WiFiの料金をなるべくお得にしたい方
- 物件の都合などで光回線を利用できない方
ポケットWiFiの最大の特徴は、持ち運びができる点です。外出先でもWiFi環境を利用したい方は、特にモバイル回線を契約するのが良いと言えます。
また、利用料金が他回線と比較してお得なため、通信費を節約したい方にもおすすめです。
いらない人
ポケットWiFiがいらない人として、以下のような方が挙げられます。
- 外出先でWiFiを必要としない方
- オンラインゲームを利用する場合など、安定したWiFi環境を必要とする方
家の中でのみWiFiを利用する方は、月額料金を数千円払って外出先でネットを利用できるようにする必要はありません。家で固定回線を契約できない方は例外ですが、すでに固定回線がある場合はそちらを利用するのが良いでしょう。
また、オンラインゲームなど安定した高速のWiFi環境を必要とする場合は、固定回線の方がおすすめです。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
ポケットWiFiのデメリットが許容できない場合は?
ポケットWiFiのデメリットが許容できない方は、ほかの回線の利用がおすすめです。許容できない内容ごとにおすすめの回線を見ていきましょう。
無制限にネットを使いたい場合
制限速度が許容できず無制限にネットを使いたい場合は、「光回線」か「WiMAX」がおすすめです。光回線とWiMAXの通信容量について下表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
回線名 | 通信容量 |
---|---|
光回線 | 無制限 |
WiMAX | 3日間で10GBまで |
光回線の通信容量は完全無制限のため、通信制限を心配する必要がありません。またWiMAXの3日間で10GBの通信容量は、非常に大容量です。
10GBでできることの目安を下表にまとめましたので、併せて参考にしてください。
項目 | 目安通信量 | 内容 | 1日当たり |
---|---|---|---|
ホームページの閲覧 | 150KB/1ページあたり | 約57,000ページ | 約19,000ページ |
動画の視聴(512Kbps程度の中画質の場合) | 4MB/1分当たり | 約40時間 | 約13時間 |
上表からわかる通り、多くの利用目的では3日間で10GBの通信制限を気にする必要がほとんどありません。
おすすめのWiMAXのプロバイダについて詳しく知りたい方は「WiMAXのプロバイダを徹底比較!おすすめの人気ランキングを特徴別に紹介!」を参考にしてください。
安定した通信品質が必要な場合
不安定な通信が許容できず、安定した通信品質が必要な場合は「光回線」がおすすめです。光回線は光ファイバーによる有線接続のため、ポケットWiFiよりも通信品質が安定しているのが特徴です。
固定回線を利用することで、例えばラグなしでオンラインゲームを楽しめるようになります。さらに、高画質の動画をストレスなく視聴したり、ダウンロードできるようにもなります。