目次
WiMAXのLTEオプション概要
WiMAXでは標準の接続方法のみでなく、LTEオプションでの接続を任意で選択できます。LTEオプションとは、デフォルトの回線にプラスして「au 4G LTE」でも接続可能になるサービスです。
しかし内容を聞いても、接続可能である利点がいまいちピンと来ない方も多いでしょう。この記事を最後まで読めば、活用する意味や使うべき場面が理解できるようになります。
ここからは、LTEオプションの内容を詳しく見ていきましょう。
通信速度
インターネットに接続する環境にもよりますが、通信速度は基本的に標準の接続方法より高速になります。デフォルトの状態での最大速度は、理論値で440Mbpsです。利用環境によっては、110Mbpsが最大となる場合もあります。
一方最新機種の「W06」でオプションを選択すると、USBの有線接続で最大1.2Gbpsの速度が出ます。
提供エリア
LTEオプションの提供エリアは、通常のWiMAXの提供範囲よりも広がります。auのモバイル回線を利用するため、デフォルトの状態では接続できない場所にも対応可能です。
具体的な提供エリアの範囲はUQ WiMAXのサービスエリアのWebページで確認できます。調べたい都道府県を選択すると、地図上に表示されるシステムです。
利用料金
LTEオプションを利用する際に支払う料金は、1か月につき1,005円です。他オプションのようにあらかじめ手続きしておくものではなく、利用した際に自動で料金が発生します。また、工事費などの初期費用も特に必要ありません。
オプションは端末のモードを、「4G LTE」を含むものに変更することで利用できます。書類の提出やWebでの入力など細かい手続きなしで、自動的に契約が完了する仕組みになります。
注意点として誤って切り替えた場合も料金を請求されるため、気を付ける必要があります。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
WiMAXのLTEオプションを利用するメリット
WiMAXのLTEオプションを利用すると、さまざまなメリットがあります。
高速でネットに接続できる
LTEオプションを利用すると、通常より高速でネットに接続できるため、ゲームアプリやオンラインゲームなど追加データのダウンロードにかかる時間を短縮できます。また、YouTubeで高画質の動画を途切れることなく視聴できたりするメリットがあります。
電波が届きやすい接続方式である
LTEオプションつけることで、壁や床などがあっても電波が届きやすくなる点も見逃せません。地下鉄や地下街など通常の電波が届かないフロアでも、インターネットに接続しやすくなります。
サービスが提供されている範囲が広い
LTEオプションは、サービスが提供されている範囲が広いことから、都市部から遠く離れたWiMAXが圏外の地域でもネットに接続できる可能性があります。デフォルトの状態では通信しにくかったり、不可能であったりする場所でも問題なくネットに接続できます。そのため、外出先での利便性を大きく高められるでしょう。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
WiMAXのLTEオプションを利用する際の注意点
LTEオプションはメリットが多いサービスですが、いくつか気を付けておきたい点があります。注意が必要な点を把握せずに使い始めると、思わぬ損をしてしまうことも考えられます。
ここからは、事前に把握しておきたい注意点を詳しく見ていきましょう。
ギガ放題プランでも速度制限の対象になる
通信量に上限が設定されていないギガ放題を契約している場合でも、LTEの使用状況によっては速度制限の対象となる場合があります。また標準の接続方法の使用状況によっても、オプション選択時のスピードに影響が出ることがあります。
発生する可能性がある速度制限の内容を、それぞれ見ていきましょう。
1か月で7GB
LTEオプションで接続した際に通信量が1か月で合計7GBを超過すると、翌月の1日まで速度制限がかかります。
ハイスピードモードの月間のデータ通信量に上限がなく、通信速度制限(月間7GB超)が適用されません。ただし、LTEオプション対応機種の場合、ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信もその制限の対象となります。
制限中の速度は、最大128kbpsと非常に低速です。128kbpsではいずれの画質を選択してもYouTubeの視聴は難しく、文字中心のメールやLINEでメッセージのやりとりが可能な程度のスピードになります。
またオプションの利用で制限がかかると、標準のインターネット接続でも同様に最大速度が下がります。つまり一度制限がかかると、接続方式にかかわらず低速で不便な状態になってしまいます。
そのためLTEオプションを利用する際は、月7GB以下に抑えることが必須になります。
3日間で10GB
通常の接続方法でも連続する3日間で10GB以上利用した場合、翌日の18〜26時頃に速度が制限されます。
ネットワーク混在回避のため、前日までの直近3日間で「WiMAX2+」通信および「au 4G LTE」通信のデータ通信量の合計が10GB以上となった場合、ネットワーク混雑時間帯(18時頃から翌日2時頃)において、それらの通信速度を概ね1Mbpsに制限します。
制限中の速度は、およそ1Mbps程度です。1Mbpsでは、一般的なウェブサイトの閲覧やSNSへのアクセスが問題なく可能です。さらに、高画質でなければYouTubeの視聴もできる速度となります。
なお、制限中はLTEオプションを利用して接続する場合も同様に速度が低下します。つまり直近の3日間でネットを使い過ぎると、通常より速度が速いというメリットを活かせなくなります。
ただし接続できる範囲が広がるという利点は変わらないため、状況によっては利用する価値がある場合もあります。
一度でも利用すると月額料金が発生する
LTEオプションはその月の間に一度でも利用すると、以後の利用回数とは関係なく同一の料金が発生します。月末までに使う頻度が低い場合は、支払う費用が割高になります。
そのためオプションを利用する際は、使う機会が多いと予想される月のみ利用した方が良いでしょう。月7GBの範囲内であれば、使えば使うほどコストパフォーマンスが良くなっていきます。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
WiMAXのLTEオプションの切り替え方法
LTEオプションへ切り替える方法は、利用中の端末により異なります。一例として、「W06」で標準の接続方式から切り替える手順は以下のとおりです。
- ホーム画面の「通信モード設定」をタップする
- 「ハイスピードプラスエリア」をタップする
- 注意画面で「OK」をタップする
- チェックボタンをタップする
- 通信モードの表示が「HS」から「HS+A」になったことを確かめる
同様の手順を踏むことで、元の状態にも戻せます。他の機種をご利用の方は、説明書を確認すると良いでしょう。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/
WiMAXのLTEオプションに関するよくある質問
LTEオプションで速度制限がかかった際は有料で解除できる?
WiMAXでは速度制限がかかった際に、スマホで通信量の上限を超過したときのように有料で解除することはできません。WiMAXでは、パケットの追加パックなどは特に販売されていないです。そのため、現状解除する方法としては、次の月が来るまで待つのみになります。
速度制限を避けたい場合は、上限を超えないように意識することが大切です。端末によっては、トータルの通信量に応じて自動的にモードを切り替える機能があります。
都度確認するのが面倒な方や不安な方は、念のためONにしておくと良いでしょう。意図せずLTEオプションを使い過ぎる事態を防げます。
UQWiMAXの3年契約で無料になるプランはなくなった?
UQ WiMAXでは、過去にLTEオプションが無料となる3年契約の「UQ Flatツープラス」がありました。しかし、現在UQ Flatツープラスは新規申し込みを受け付けていません。
しかし、他のプロバイダでは0円に割引されるプランを提供しているものがあります。例えば「BroadWiMAX」で契約すると、どのプランを選んだ場合でも無料でオプションを利用することが可能です。
そのため活用する頻度が高いと考えられ場合は、申し込む窓口はよく検討した方が良いでしょう。ただし、無料となる代わりにキャッシュバックがなかったり、割引が少なかったりするケースもあります。支払う費用の合計金額を考慮して決定しましょう。
\ここだけ!2,000円分のポイントゲット!/