WiMAXとは何?
WiMAXとは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略称で、通信規格の1種です。日本ではUQコミュニケーションズが「UQ WiMAX」としてサービスを提供しています。
モバイルルーターを持ち運ぶことで自宅のみでなく、外出先でもインターネット接続できます。しかしWiMAXの細かい情報については把握していないという方が多いでしょう。
この記事では、実際にWiMAXを利用している筆者が、知っておきたい概要を解説していきます。
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WiMAXの概要・特徴
WiMAXには、光回線やスマホ回線にはないさまざまな特徴があります。これらの特徴を理解することで、自身に適したサービスであるかを判断できるようになるでしょう。
ここからは、WiMAXの概要や特徴を見ていきます。
料金プラン
WiMAXの料金プランは、下表のとおりです。
プラン名 | 月額料金(※) | 契約年数 |
---|---|---|
7GBプラン | 3,609円〜 | 3年 |
ギガ放題(2または3年自動更新あり) | 3,880円〜 | 2〜3年 |
ギガ放題(期間条件なし) | 4,050円〜 | なし |
LTEオプション | 1,050円 | なし |
※UQ WiMAXの場合の料金
7GBプランは3,609円〜、ギガ放題プランは契約期間条件の有無によって3,880円〜または4,050円〜となっています。
過去には「UQ Flat ツープラス」や「UQ Flat ツープラス ギガ放題」という料金プランも存在しましたが、現在は新規受付を終了しています。
なおUQ mobile以外のプロバイダでは、料金や契約期間が異なるプランが用意されています。例えば「DTI」のWiMAX 2+ギガ放題プラン(3年)は、2か月目まで無料・3か月目が2,590円・4か月目以降は3,760円という価格設定になります。
プロバイダ経由で契約した方が、キャンペーンが適用されお得になるケースが多いです。
WiMAXの割引キャンペーンについて詳しく知りたい方は「WiMAX 割引」も参考にしてください。
通信速度
WiMAXの通信速度は「WiMAX2+回線」で接続する場合、下りで最大440Mbpsです。接続に使用する端末や利用する地域によっては、最大110〜220Mbpsになる場合もあります。
それでも110Mbpsは、日頃のネット検索やLINEのやりとりをするには十分な通信速度であると言えます。
なお、WiMAXはベストエフォート型のサービスであるため、必ずしも最大速度が出るわけではない点に注意してください。使う地域や環境により通信速度が大きく変わる場合もあります。
また契約前に実際の速度を知りたい方は、15日間無料で試せる「Try WiMAX」というサービスを利用しましょう。満足できるスピードかどうか不安な場合は、試して納得の上で契約できます。
通信制限
WiMAXは特定の条件に達した場合、通信制限がかかるサービスです。その条件や制限後の通信速度は、契約しているプランにより異なります。
下表は、各プランの制限速度概要をまとめたものです。
項目 | 7GBプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
通信上限 | 1か月7GB | なし(3日間で10GB超えた場合制限あり) |
通信制限後の速度 | 128kbps | 1Mbps |
通信制限解除のタイミング | 翌月1日 | 翌日の午前2時以降 |
それぞれのプランごとに、速度制限の詳細を見ていきましょう。
7GBプランの場合
7GBプランを契約している場合は、1か月で7GB以上通信した段階で通信制限がかかります。通信制限がかかった後の最大速度は128kbpsで、通信制限は翌月1日まで継続します。
最大速度が128kbpsになると、LINEやメールをするのがやっとな状態になります。動画やゲームなど通信量の多いコンテンツは、ほぼ利用できません。
ギガ放題プランの場合
ギガ放題プランを契約している場合は、月間通信量の上限はありません。ただし3日間で10GB以上利用した場合、通信制限がかかります。
具体的には、3日間で10GB以上利用した翌日の18時から翌2時ごろまで、通信速度が1Mbps程度になります。下表で実際の通信量でシミュレーションしてみたので、参考にしてください。
日数 | 通信量 | 3日間の通信量 | 速度制限 |
---|---|---|---|
1日目 | 4GB | 4GB | なし |
2日目 | 2GB | 6GB | なし |
3日目 | 6GB | 12GB | なし |
4日目 | 1GB | 9GB | あり |
5日目 | 4GB | 11GB | なし |
6日目 | 0GB | 5GB | あり |
1Mbpsは、標準画質で動画を見る程度であれば問題ない速度となります。注意点としてオプションのLTEで接続する場合、通信量の上限は1か月7GBまでです。
LTEでの接続で上限を超えた場合、7GBプランと同様の通信制限がかかります。
接続可能なデバイス数
WiMAXは、最大10台までデバイスを接続できます。さらにルーターが最新機種の「W06」であれば、最大16台まで接続可能です。
パソコンやスマホ、ゲーム機などさまざまなデバイスで同時に接続できます。家族で1つの端末を共用する場合でも、問題なく利用できます。
バッテリーの持ち時間
WiMAXのバッテリーの持ち時間は、利用するルーターにより異なります。下表は、バッテリーの持ち時間の例をまとめたものです。
ルーター名 | バッテリーの持ち時間 |
---|---|
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | 約690分 |
Speed Wi-Fi NEXT W06 | 約540分 |
Speed Wi-Fi NEXT WX05 | 約690分 |
Speed Wi-Fi NEXT W05 | 約540分 |
いずれのルーターでも、9時間以上バッテリーは持ちます。
接続モードやパフォーマンス設定により実際の持ち時間は変動しますが、外出先でバッテリー切れを起こす心配は少ないと言えるでしょう。さらに長時間利用したい場合は、モバイルバッテリーで充電することも可能です。
専用ルーター
WiMAXの専用ルーターには、持ち運びできる「モバイルルーター」と宅内専用の「ホームルーター」があります。宅内専用ルーターは持ち運べないものの、コンセントに接続するためバッテリー切れの心配がありません。
また、工事不要で固定回線の代わりとして利用できます。固定回線と比較して、使い始めるまでの期間が短く済むというメリットがあります。
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WiMAXに関するよくある質問
WIMAXの読み方は?
WiMAXの読み方は「ワイマックス」です。「WiFi」の「Wi(ワイ)」に「MAX(マックス)」をつなげると考えれば覚えやすいでしょう。一度覚えると、すんなりと読めるようになるはずです。
WIMAXとWiFiの違いは?
WiMAXとWiFiの違いは、利用している通信技術の差にあります。WiMAXは広いエリアの中に広がるネットワーク「WAN」を利用した技術です。一方で、WiFiはローカルなエリアに限定されるネットワーク「LAN」を利用した技術です。
回線サービスとしてのWiMAXは、基地局とルーターの通信にはWiMAX、ルーターと端末の通信にはWiFiを用いています。
WIMAXのプロバイダとは何?
WiMAXのプロバイダとは、WiMAXをインターネットにつなげる事業者のことです。「UQ WiMAX」以外にもWiMAXのプロバイダには複数の選択肢があります。例えば、以下のようなものがあります。
- GMOとくとくBB
- BIGLOBE
- DTI
同じWiMAX回線であっても、プロバイダごとに利用料金は異なります。また各プロバイダ独自に、キャッシュバックやモバイルルーターのプレゼントなどの特典を提供している場合も多いです。
そのため、申し込むプロバイダによりお得さ大きくが変わります。特典の内容を吟味した上で、自身にとってメリットの大きいプロバイダを選ぶことが必要です。
WiMAXのおすすめのプロバイダについて詳しく知りたい方は「内部リンク:wimax 比較(プロバイダ)」を参考にしてください。
WiMAX端末は何を選べば良い?
WiMAXの端末は、重視したい項目に応じて選ぶことをおすすめします。WiMAX端末を選ぶ基準として、以下のような項目が挙げられます。
- 最大通信速度
- バッテリーの持ち時間
- au 4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)への対応
「自宅での使用がメインの場合は最大通信速度」「外出先で使う機会が多い場合はバッテリーの持続時間」というように、実際の利用環境を想定して重視する要素を決めると良いでしょう。
なおこだわりが特にない場合は、「W06」がおすすめです。「高性能ハイモードアンテナ」と「TXビームフォーミング機能」が搭載されており、非常に高性能のルーターになります。
具体的には、高性能ハイモードアンテナにより、基地局から電波を受信しやすくなくなります。またTXビームフォーミング機能により、ルーターから端末のある方向へ電波を集中して送信することが可能です。
そのため、他のルーターよりもつながりやすい・通信速度が向上するなどのメリットがあります。
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