医療事務資格は独学で勉強できる？必要な勉強時間も解説

「医療事務資格の独学で合格が可能なのだろうか」
「医療事務の資格を取るためにはどれぐらいの勉強時間が必要なの？」

医療事務の資格を取る方法として独学を検討している方の中には、このような疑問や不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、医療事務資格を独学で目指すメリット・デメリットを解説します。後半には、医療事務資格を取得するためのおすすめの勉強方法や、必要な勉強時間もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、医療事務資格に向けた学習方法として、結論からお伝えするとユーキャンがおすすめです。

医療事務資格は独学でも勉強できる？

そもそも医療事務の資格とは、医療関係の事務に関する民間の資格全般のことを指します。医療事務には数多くの種類があり、それぞれで特徴も必要なテキストも異なります。

自分が取得したい医療事務のテキストやネット教材を活用すれば、独学での医療事務資格の取得も夢ではありません。しかしながら、それにはかなりの努力や根気が必要です。

代表的な医療事務資格の難易度について知りたい方は、「医療事務資格の難易度は？どのくらい難しいか種類ごとに解説」も参考にしてください。

医療事務資格を独学するメリット

医療事務資格の合格を独学で目指すメリットには、大きく以下の2つがあります。

時間の融通が利く

医療事務を独学で学習するメリットとして、時間の融通が利くことが挙げられます。

専門学校などで通学する場合は、専門学校がある一部の限られた都市に通学する必要があり、さらに講座の時間も限定されている場合もあるでしょう。

独学であれば、専門学校に通学する必要がなく、いつでも自分の都合のいいタイミングに学習ができます。日々忙しい現代人にとって、自由に時間を調整できるのは、とても大きなメリットです。

費用を抑えられる

医療事務を独学で勉強するメリットとして、資格取得のための学習費用を抑えられる点があげられます。独学ではテキストや問題集を買うだけなので、1～1.5万円ほどにまで支出を抑えることも可能です。
ただし、自分の取得したい医療事務の種類によって、適する過去問題集などが異なります。そのため、購入時にはしっかりとテキストを選別する必要があります。

医療事務資格を独学するデメリット

次に、医療事務資格を独学で目指すデメリットを見ていきましょう。独学のデメリットは、以下の通りです。

自己管理が難しい

医療事務の独学は、モチベーションを維持するのが大変です。目標の試験日までに、計画的に学習を進める必要がありますが、完全な独学では自己管理も簡単ではありません。独学は、こつこつと計画的に取り組める方でなければ、向かない勉強方法といえます。

資格取得後のサポートがない

専門学校や通信講座などで学ぶ場合は、就職のサポートや実践で使えるノウハウを教えてくれることもあります。

しかし独学の場合は、自分で就職や転職に関する情報を積極的に集める必要があります。医療事務の資格を取得したのち、受付事務に就職したいと思っている方は、独学はやや不利かもしれません。

それでも独学で頑張りたいという方は、「医療事務を学ぶのにおすすめの本は？シーン別に紹介」も参考にしてください。

医療事務資格に必要な勉強時間

医療事務資格の合格までに必要な勉強時間は、どのくらいでしょうか。ここからは、特に主要な医療事務資格4つについて、必要と言われている勉強時間をそれぞれ解説します。

医療事務技能審査試験（メディカルクラーク）

最も受験者数が多い資格です。試験は医科で年12回、歯科で年6回実施があり、在宅受験が可能です。メディカルクラークの合格率は60％程度と言われており、医療事務関連の資格では、比較的難易度が低い傾向にあります。

合格までに必要な勉強時間は、合計200時間ほど必要とされています。平日のみ1日あたり1時間学ぶ場合で8～9ヵ月程度、土日に4時間集中して学ぶなら4ヵ月程度は必要です。

参考：医療事務技能審査試験

医療事務管理士（技能認定振興協会）

医療事務管理士は昭和49年から続く、国内で一番の歴史ある医療事務の資格です。試験は2ヵ月ごとに行われ、現在は在宅受験が可能です。合格率は50％程度と言われています。

医療事務管理士の資格合格までには、350～450時間必要と言われています。平日のみ1時間学ぶなら約17.5～22.5ヵ月、土日に4時間集中して学ぶなら約9～11ヵ月程度の学習期間が必要になります。

参考：医療事務管理士

診療報酬請求事務能力認定試験（日本医療保険事務協会）

診療報酬請求事務能力認定試験は医療事務の資格のなかでも最も難易度が高い資格で、合格率は30％程度と言われています。ただし、医療事務の資格としての認知度も高いので、転職活動にはかなり有利な資格といえます。

合格までの勉強時間は400～500時間必要とされています。平日のみ1時間学ぶなら約20～25ヵ月、土日に4時間集中して学ぶなら約10～12.5ヵ月程度の学習期間が必要になります。

参考：診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務認定実務者（全国医療福祉教育協会）

医療事務認定実務者は、医療事務のなかで最も難易度が低い資格と言われています。参考資料やノートなどを試験会場に持ち込めるのが特徴で、合格率は約60～80％と言われています。

合格までの勉強時間は200時間ほど必要とされています。平日のみ1日あたり1時間学ぶ場合で9ヵ月程度、土日に4時間集中して学ぶなら4ヵ月程度は必要です。

参考：医療事務認定実務者

医療事務資格の勉強なら通信講座がおすすめ

医療事務資格は独学でも合格を目指すことはできますが、長期間の学習時間が求められるため、モチベーションの維持が課題となります。

医療事務資格を効率的に取得したいなら、独学に近い形式でありながら、専門学校などの通学制よりも自由度が高い通信講座がおすすめです。費用を抑えつつも、きちんとサポートを受けられます。

医療事務資格は独学よりユーキャンの通信講座

医療事務資格の学習には、ユーキャンの通信講座がおすすめです。医療事務資格のなかでも、医療事務認定実務者試験に備えた対策ができます。

最長8ヵ月間続く学習サポート

独学では疑問点があっても質問ができず、弱点の克服が難しいと言われています。

ユーキャンの通信講座では、講座の受講期間内であれば経験豊富な講師陣が、メールや郵送での質問に対応してくれるので、疑問を残さずに学習を進められるのがメリットです。

また、標準的な受講期間は4ヵ月ですが、講座開始から最長8ヵ月までは全ての学習サポートを受けることができるので、忙しい人も自分のペースで学習を進められます。

図解が多く分かりやすいテキスト

市販のテキストは、種類が多く選択肢が豊富なぶん、何を選んでいいか悩んでしまうこともあるでしょう。

ユーキャンの通信講座のテキストは、改善を重ねて要点が押さえられているので、医療事務の学習が初めての方でも効率的に勉強ができるように工夫がされています。

資格取得にとどまらない就職・実践支援

ユーキャンの通信講座は、資格取得だけでなく合格後のサポートも充実しています。

履歴書の書き方から面接時のアドバイスまで、就職活動のノウハウが詰まった「就職ガイド」がもらえるので、就職活動が久しぶりという方も安心です。

また、よく使う点数等を抜粋した医科点数便覧などをまとめた資料集や、就職後の実務に使えるDVD教材「よくわかる医療事務」も用意されています。

なお、おすすめの医療事務の通信講座が知りたい方は「【比較一覧】医療事務の通信講座おすすめ7選！安い・最短で合格するならどこがいい？」を参考にしましょう。

まとめ

この記事では、医療事務を独学で取得できるのか、どれぐらいの勉強時間が必要なのかを解説しました。

医療事務の資格の種類にもよりますが、勉強時間は200～500時間必要とされています。独学で合格を目指すには、長期間こつこつと毎日勉強できる方でないと難しいでしょう。またテキストによっては初心者には理解が難しい場合もあります。

医療事務の資格の中でも、医療事務認定実務者試験にチャレンジしたい方であれば、初心者でも学習が続けやすい、ユーキャンの通信講座がおすすめです。