WiMAXの電波が悪いときの改善方法！受信感度が弱いとき強化するには？

WiMAXの電波が悪いときに今すぐ確認したいこと

WiMAXを利用していて、電波の入りが悪く困ったことはありませんか？インターネットにつながりにくいと不便に感じたり、焦ってしまうことも多いかと思います。

WiMAXの電波状況が悪くなったとき、今すぐに確認したいポイントが3点あります。少しのことで大幅に改善することもあるため、焦らず一度確認してみましょう。

設置場所を確認する

WiMAXの電波状況が悪いときは、まずルーターの設置場所を確認してみましょう。WiMAXで利用するルーターは、スマホと似た通信形式で基地局を介してインターネットに接続します。

そのため、ルーターを窓際や障害物がない場所に置くと基地局の電波が届きやすくなり、接続が改善する可能性があります。もともとWiMAXの電波は障害物に弱いため、なるべく見通しの良い場所に設置するのが効果的です。

対応エリア内か確認する

WiMAXの電波状況が悪い場合は、利用場所がWiMAXの対応エリア内にあるかを確認してみましょう。WiMAXでは、インターネットに接続可能な対応エリアが決まっています。

そのため対応エリア外で利用していたり、エリア外に近い場所だと圏外になってしまいます。利用中の場所が対応エリア内であるかは、UQ WiMAXの公式サイトで確認可能です。

移動中に急に圏外になった場合は、一度確認してみましょう。

また、WiMAXが圏外と表示されたときの対処法について知りたい方は「WiMAXが自宅で突然圏外になったときの対処法！ずっと直らないときは？」をご覧ください。

WiMAXが自宅で突然圏外になったときの対処法！ずっと直らないときは？

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周波数を変更してみる

WiMAXの電波が悪い際は、利用中のルーターが発する電波が原因の場合もあります。WiMAXで通信できる電波には、2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の周波数があります。

なお、初期設定のままだと2.4GHzを利用するように設定されています。電子レンジやリモコンなどの家電も2.4GHz帯の周波数を使っているため、これらの電波が干渉してWiFiが不安定になるケースがあります。

そのため自宅で利用中に不安定になった際は、WiMAXの周波数を5GHzに変更してみましょう。一例として、「W06」の周波数の変更方法は以下のとおりです。

WiMAXの電波が悪いときの主な原因

WiMAXが繋がりにくいとき、複数の原因が考えられます。場合によっては、いくつかの原因が複合して電波状況が悪くなっている可能性もあります。

ここでは、WiMAXの電波が悪いときの原因を一つずつ細かく見ていきましょう。

利用場所

利用場所の環境が悪い場合、WiMAXの電波が入りにくくなる可能性があります。先述のとおりWiMAXの電波は障害物に弱く、電波が遮られやすい場所だと接続が不安定になりやすいです。

特にコンクリートの建物内や山間部、高層ビルの間などでは、電波が入りにくい傾向にあります。また、提供エリア外で使用する場合は一切電波が入らなくなってしまいます。

利用している場所が、上記のような場所に該当しないか確認してみてください。

ルーターの不具合

利用場所に問題がない場合でも、ルーターに不具合があると電波が途切れる可能性があります。ルーター自体に軽微なトラブルが発生した場合は、一度電源を切ってから再起動すると改善する可能性が高いです。

ルーターの電源ボタンが見当たらない場合は、コンセントを抜いて1分程度時間を置いてから差し直すことで再起動できます。ルーターの再起動で改善されないときは、別の原因を考えましょう。

電波障害

いくつかの原因を考えても該当しない場合は、WiMAXに電波障害が起きていないか確認しましょう。電波障害には、WiMAXのサービス自体に障害が起きている場合と、自宅内にある他の電波の影響で起こる場合の2種類があります。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

サービス自体の障害

WiMAXのサービス自体で電波障害を起きている場合、インターネットに接続できません。サービス自体の障害とは、基地局でトラブルが発生し電波が供給できなくなっている状態です。

このような障害はそう頻繁に起きるものではありません。しかし、一度サービス自体に障害が起きてしまうと、復旧を待つ以外に手立てがないです。

WiMAXに通信障害が発生しているかは、UQ mobileの公式サイトで確認できます。またいち早く情報が欲しい場合は、SNS上で同じ状況になっている人の声が上がっていないか確認してみましょう。

自宅内の他電波の影響

WiMAXの通信障害は、家電などの発する電波によって起きるケースもあります。WiMAXの電波は、電子レンジやリモコンなどの身近にある家電が発する電波にも影響を受けてしまいます。

自宅内で発生する電波の影響で通信障害が起きた場合、いくつかの対処法があります。先述した通り、ルーターの周波数を家電が発する電波の影響を受けやすい2.4GHz帯から、5GHz帯へ変更すると特に効果的です。

また、ルーターと接続機器の間から電波を発生する家電を遠ざけるなど、物理的な配置変更をすることで改善する場合もあります。

WiMAXの電波が悪いときの改善方法

WiMAXの電波状況が悪いとき、いくつか改善方法が挙げられます。原因により効果的な方法は異なりますが、あらゆる方法を試し最善の環境を整えることが大切です。

ここからは、それぞれの改善方法について詳しく見ていきましょう。

有線接続をする

WiMAXを無線接続で利用中に電波状況が悪いと感じた際は、有線接続にすると改善されることがあります。無線接続では、家電やスマホの発する電波の影響を強く受けてしまいます。

そのためWiMAXのルーターを有線接続にすると、他の電波の影響を受けなくなります。WiMAXを有線接続にする方法は、以下のとおりです。

WiMAXの有線接続について詳しく知りたい方は「WiMAXは有線接続できる？クレードルを利用してLANケーブルで繋ぐ方法」を参考にしてください。

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LTE接続を利用する

WiMAXの電波が悪い場合は、LTE接続を利用し別回線で接続する方法があります。LTE接続は、WiMAXより低い800MHz帯の周波数の電波を使用しています。

高周波数帯のWiMAXの電波よりも障害物に強く、場所によってはWiMAXより電波が安定しやすいです。

注意点として、月に一度でもLTE接続を利用すると月額1,005円のオプション料が発生します。また、LTE接続には月7GBの容量制限があり、7GB以上使用するとその月末まで128Kbpsの速度制限課されます。

非常に便利な回線ですが、利用する量や回数に注意して利用しないと思わぬデメリットが発生するため注意しましょう。

WiMAXのLTE接続について詳しく知りたい方は「WiMAXのLTEオプションとは？無制限で利用する方法はある？」も参考にしてください。

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自作でパラボラアンテナを作る

パラボラアンテナを自作することで、電波状況を改善させる方法もあります。テレビの受信用アンテナとしても馴染み深いですが、ルーターでも電波を集約して通信状況を改善させることが可能です。

利用環境によっては、市販のパラボラアンテナで通信速度を2～3倍にも上げられることもあります。非常に効果的な方法ではありますが、市販のパラボラアンテナは5,000円以上と大変高価です。

自作であれば、自宅にあるものでも簡単に作れるため一度試す価値はあります。パラボラアンテナの作成方法の一例は以下のとおりです。

WiFi中継機を利用する

WiFi中継機を設置して、WiMAXの電波がすみずみまで届くようにする方法もあります。WiFi中継機は、電波の届く範囲を拡張できるデバイスの一つです。

WiFiルーター親機と利用端末の距離が離れていて電波が悪い場合などは、WiFi中継機を中間に設置すると通信状況が改善されます。

中継機の中でも、WPS対応の中継機を購入するのがおすすめです。WPS対応の中継機は、ボタンひとつで初期設定が完結します。

なお、WiFi中継機は部屋の中心や、地面から1～2mほど高い位置に設置するのが効果的です。下表におすすめのWiFi中継機をまとめたので、購入を検討の方は参考にしてください。

どうしてもWiMAXの電波が悪いときは？

契約プロバイダに問い合わせる

ここまで紹介した対処法を試しても電波状況が改善されない場合、WiFiルーター本体が故障している可能性があります。そのため、契約プロバイダのサポートにルーターの修理が必要か問い合わせると良いでしょう。

その際、他に考えられる原因がないかも併せて問い合わせると、改善方法の提案を受けられる場合があります。

光回線を利用する

利用中のエリアの関係でWiMAXの電波状況が改善されない場合、光回線への切り替えも検討しましょう。光回線はWiMAXよりも回線速度が速く、提供エリアが広いことが多いです。

他にも、光回線を利用すると以下のようなメリットもあります。

注意点として、光回線は数多くの事業者から提供されているため、さまざまな観点から契約する回線を選ぶ必要があります。

WiMAXの電波に関するよくある質問

WiMAXのアンテナ改造はしてもいい？

WiMAXの電波状況が悪くても、アンテナの改造をするべきではありません。WiMAXのアンテナ改造すると、ルーターが故障する可能性だけではなく、法律に抵触する恐れなど多くのリスクが伴います。

個人でWiMAXのアンテナを改造し故障した場合、メーカーの保証対象外となります。アンテナが故障してしまった際は、有償修理となったり、修理そのものが受けられなくなったりするので注意しましょう。

また、アンテナの改造自体が電波法に抵触し違法となります。電波法に違反すると、最悪刑事罰を受ける自体にもなりかねません。

このように、腕に自信があっても絶対にアンテナの改造はしないようにしましょう。

契約前に電波の受信感度を確認できる方法はある？

WiMAXを契約する前に、自宅や外出先など実際に使用する場所での電波受信感度を確認できる方法があります。「Try WiMAX」というサービスを利用することで、契約前にWiMAXを試用できます。

Try WiMAXとは、UQ WiMAXが提供する無料のルーターレンタルサービスです。利用料金や発送料金は無料で、実際に15日間WiMAXのルーターをレンタル可能です。

Try WiMAXの利用は、UQ WiMAX公式サイトの申し込みページに必要事項を入力して申し込めます。

WiMAXの電波あるのに繋がらないのはなぜ？

WiMAXの電波が届いていても、インターネットに接続できないことがあります。考えられる原因はいくつかあり、解決方法もそれぞれ異なります。

考えられる原因とその解決方法を下表にまとめましたので、確認してみてください。

上記の方法を試しても接続が改善されない場合、ルーターや利用中のデバイスを再起動してみましょう。最も簡単な解決方法ですが、これだけでも改善される可能性があります。