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【独学】秘書検定2級の勉強方法流れ
「秘書検定2級の資格を取りたいけれど、どのような勉強方法がいいかわからない...」
「初めて秘書検定に関して勉強するけれど、独学でも大丈夫なのかな...」
このように秘書検定2級の資格試験の勉強に関して不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では効率的な勉強方法や勉強期間、補足として独学がうまくいくか不安な方へおすすめの通信教育を紹介します。
秘書検定2級を独学で勉強する流れには、以下の6つのステップがあります。
- 過去問を見て形式を把握する
- テキストを1周読む
- 過去問・問題集を解く
- 間違えた箇所をテキストで復習する
- 演習と復習を繰り返す
- 試験形式で実践演習する
これら6つのステップを実践すると、合格へと着実に近づけます。勉強方法の流れを知り、計画的かつ効率的に合格を目指しましょう。
それでは、それぞれのステップについて詳しく見ていきます。
ステップ1|過去問を見て形式を把握する
最初の段階で必要なことは「過去問を見て形式を把握すること」です。過去問は実際に出題された問題であり、どのようなポイントが試験で問われるかを知ることができます。
加えて、大体の難易度や出題形式も大まかながら把握できます。難易度がわかれば、勉強する際のゴールがわかり不安が少なくなります。また、出題形式を押さえれば必要な対策もわかりやすいでしょう。
ステップ1を実行するときに必要なものは以下の通りです。
- 過去問題集
- 秘書検定公式ページ掲載の過去問
具体的な手順は以下の通りです。
- 過去問題集を購入し、形式を確認する
- 秘書検定公式ページに掲載されている過去問を確認する
両方の資料を使って過去の傾向を分析すると、具体的な対策ができます。
なお過去問題集を購入する際は、できるだけ問題数が多いものを選ぶと良いです。十分な問題数がある方が、より正確に傾向を分析できます。
また古い過去問題集だと、近年の試験内容の変更が反映されていない恐れもあるため、最新のものを選ぶようにしましょう。
ステップ2|テキストを1周読む
ステップ2は「テキストを一周読むこと」です。最初は1ページごとに時間をかけるのではなく、さらっと全体を流し読みします。全体を見ることで、どのような内容の学習をするのか大まかに把握できます。
また、流し読みである程度の知識をインプットすることが可能です。分かりやすいテキストであれば、重要な部分が視覚的に強調されています。そのため、読んでいる際にそれらのポイントが目に入り、全体像を把握できます。
大まかな内容を把握すると、自身が得意・不得意そうな範囲もわかります。「この項目には時間がかかりそう」や「このあたりの範囲は比較的すぐに理解できそう」など、感覚的に掴め具体的な学習スケジュールを立てられます。
このステップでは以下のものが必要です。
- 市販のテキスト
- 通信講座などの専用テキスト
具体的な手順は以下の通りです。
- 秘書検定2級のテキストや通信講座を購入する
- テキストを一周軽く読み、簡単に内容を把握する
テキスト選びも非常に大切です。自身に合った読みやすいものを選ぶようにしましょう。購入するのは一冊で十分です。ほとんどのテキストは同じような内容になっているため、学習内容が重複する可能性があります。
また、テキストを読むのに時間をかけすぎないことも大事です。簡単に内容をインプットして、続くステップでアウトプットするのを繰り返すと、実力はついていきます。
ステップ3|過去問・問題集を解く
続くステップは「過去問・問題集を解くこと」です。
秘書検定の出題内容は、過去の問題とあまり変わりません。つまり過去問と予想問題集を解くと、試験で出題される類似問題に強くなります。
また、テキストでインプットするのも重要ですが、演習でアウトプットして知識を身につけることも大事です。また問題を解くと自身が理解していない部分が明確になるため、どの部分をテキストでさらに読み込むべきかわかります。
過去問が解けるようになれば、合格できる可能性は高くなります。テキストをじっくり読み込むより効率的に覚えられ、復習しなければならない苦手な部分に注力できます。
このステップで必要なものは「過去問」のみです。また、演習の際は以下の手順で作業を進めてみましょう。
- 過去問・問題集で1回分の問題を指定時間で解く
- わからない点や疑問を抱いた部分に印をつける
問題を解く際にネックとなるポイントに印をつけておくと、後で復習するときに探すのが楽です。
ステップ4|間違えた箇所をテキストで復習する
演習で問題を解いた際は必ず「間違えた箇所をテキストで復習」しましょう。
間違えた箇所の復習を繰り返すと、苦手分野を効率的に潰せ、試験本番で類似問題が出題されたときに解けるはずです。
反対に、復習していないと類似問題で再び間違える可能性があります。得意な分野で確実に点を取ることも大切ですが、苦手な分野を極力少なくすることもテストに合格するための基本です。
さらにテキストで復習すると、間違えた箇所以外に新しい知識を発見できる場合もあります。重ね読みすることで、最初は気づかなかったポイントや理解の仕方を見つけやすくなるためです。
このステップで必要なものは以下の通りです。
- 過去問
- テキスト
- 参考書(補助教材)
ステップ4の具体的な手順は以下の通りです。
- 解いた問題の答え合わせをする
- 間違えた問題解説を読んでから、テキストの該当箇所を確認する
- 正しい答えになる理由を理解できるまで読みこむ
- 間違えた箇所以外にも、迷った問題や疑問に感じた点があればテキストで確認する
ここで大切なのは、このステップを必ず問題を解いた直後に行うことです。記憶に新しいうちに復習すると、知識が定着しやすいです。
ステップ5|演習と復習を繰り返す
ステップ5は「演習と復習を繰り返すこと」です。
先述の通り、秘書検定試験の問題は過去問とあまり変わりません。そのため演習量が多いほど、以前に解いたことがあるような問題が増えていきます。
また、演習と復習を繰り返すことで自身の苦手なところを何度も確認でき、理解できない部分が減っていきます。
このステップを繰り返せば、試験本番に自身が過去に解いた類似問題が出る可能性が高くなります。さらに、苦手な範囲も少なくなるため、落ち着いて問題に取り組めるはずです。
ステップ5の具体的な手順は以下の通りです。
- 過去問や演習問題を解く
- わからない部分を復習する
- 1と2を何回も繰り返す
何回も間違えてしまう箇所がある場合は、自身でノートにまとめたりなどして、覚える工夫をしてみましょう。まとめたノートを電車などのスキマ時間に確認するとなお効率的です。
ステップ6|試験形式で実践演習する
ステップ6は「試験形式で実践演習すること」です。
合格に近づくためには学習の絶対量も重要ですが、学習方法の工夫も大切です。試験の形に慣れておけば、当日の緊張がほぐれ実力を発揮しやすくなるでしょう。
試験当日に焦らず自信を持ってテストに臨むことは、合格率を高める秘訣です。
このステップで必要なものは以下の通りです。
- 実際の過去問
- 解答用紙
- テキスト
具体的な手順は以下の通りです。
- 試験形式の問題を解き、解答用紙に記入する
- 時間をきっちり測る
- 解いた後、間違えた箇所の復習を必ず行う
ステップ6の段階で合格点を超えられるようになるまで、学習を繰り返しましょう。
秘書検定2級の合格率
秘書検定の第122回(2020年)の合格率は64.1%です。下表に122回の2級受験者情報をまとめました。
級 | 2級 |
---|---|
志願者数 | 33,545名 |
受験者数 | 31,309名 |
合格者数 | 20,061名 |
合格率 | 64.1% |
秘書検定2級の合格率は毎年50%以上です。2人に1人が合格できる、決して難しい試験ではないため、6つのステップを確実にこなせば合格できるはずです。
秘書検定2級の合格に必要な勉強時間(期間)
秘書検定の合格に必要な勉強時間は、現状の知識量により異なります。
参考として、下表では秘書検定の学習講座を行ってる通信教育3社の受講者標準勉強時間と期間をまとめました。
サービス | 勉強時間目安 | 期間 |
---|---|---|
ユーキャン | ー | 4か月 |
たのまな | ー | 3か月 |
オンスク | 30時間 | 1か月 |
3社の受講者標準勉強時間を平均すると、3か月程度が合格に必要な勉強期間の目安になります。ただし、自身の実力や忙しさにより合格に必要な勉強時間は異なります。
学習スケジュールを立てるときは自身の環境に合わせることが大切です。多忙なのに無理して学習の予定を入れると、挫折してしまう可能性があります。ほかの予定と合わせながら、無理のない計画を立てましょう。
【タイプ別】秘書検定2級の勉強スケジュール例
ここからは以下の2つのタイプ別に、秘書検定2級の勉強スケジュール例をご紹介します。
- コツコツ学習したい場合
- 短期間で合格したい場合
両タイプともに、計60時間程度勉強すること前提にしています。タイプ別の勉強スケジュール例を知ると、自身の学習計画を立てる際の参考になります。
それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう。
コツコツ学習したい場合
コツコツ時間をかけて合格したい場合の学習スケジュールを、下表にまとめました。このパターンでは、1日1時間程度勉強することを前提としています。
期間 | 内容 |
---|---|
1日 | 過去問を見て形式を把握する |
1~2週間 | テキストを1周読む |
2~3週間 | 演習と復習を繰り返す |
1~2週間 | 試験形式で実践演習する |
合計期間 | 約2か月 |
呑み込みの早さは人により異なります。そのため、上記のスケジュールはあくまで一例に過ぎません。細かな学習スケジュールは各自の状況により調整してみてください。
短期間で合格したい場合
短期間で合格したい場合の学習スケジュールを下表にまとめました。こちらのパターンでは、1日2時間程度勉強することを前提としています。
期間 | 内容 |
---|---|
1日 | 過去問を見て形式を把握する |
1週間 | テキストを1周読む |
2週間 | 演習と復習を繰り返す |
1週間 | 試験形式で実践演習する |
合計期間 | 約1か月 |
1日2時間の学習時間を確保できると、約1か月間で試験合格のための準備が整います。
ただし、この場合も学習スピードは個人により異なります。予定外の用事などでスケジュールを遅らせることも考慮して、余裕のある計画を立てましょう。
秘書検定2級を効率よく勉強するコツ
秘書検定2級を効率よく勉強するコツには、以下の3つが挙げられます。
- 自身に合ったテキストや問題集を1つに絞る
- 過去問演習を中心に学習を進めていく
- 無理ない学習スケジュールを立てる
これらのコツを知ることで、自身への負担を減らせます。コツを会得して学習するのとそうでないのとでは、時間や労力に差が出るためです。
可能な限り短期間で効率よく合格するために、コツを身に着けましょう。それぞれのコツについて詳しく解説していきます。
自身に合ったテキストや問題集を1つに絞る
1つ目のコツは「自身に合ったテキストや問題集を1つに絞ること」です。
何冊ものテキストを読み込むと、より多くの知識が身に付けられる気がするかもしれません。しかし実際は、学ぶ範囲が重複するのみで効率が良くありません。
どのテキストでも学ぶ内容に大差はないです。下手に同じ範囲を学んでしまうより、必要最低限の内容を読み込む方が効率的です。
なお、自身に合ったテキストや問題集を選ぶ際に気を付けたいポイントがいくつかあります。
図や表などがあるテキストは読みやすく、面白味があって集中力が続くためおすすめです。また問題数が多いものも、アウトプットできる機会が多く、記憶の定着につながるためおすすめと言えます。
さらに、問題の解説がわかりやすいことも重要です。解説が腑に落ちないと、一向に理解が深まりません。自身にとって見やすくわかりやすいテキストを選びましょう。
過去問演習を中心に学習を進めていく
2つ目のコツは「過去問演習を中心に学習を進めていくこと」です。
繰り返しますが、秘書検定の問題は過去問とあまり変わりません。つまり過去問を解くと、試験で問われる内容を把握できるということです。
この方法は、テキストを読み込むより知識が身に付きやすいです。また、苦手な箇所を明確にして克服するのにも最適な方法です。
なお過去問演習を中心に学習を進めていく際には、問題を解いた直後に解説やテキストで復習することが欠かせません。時間を置いて復習すると、問題を解いたときの感覚や記憶が薄れてしまいます。
無理ない学習スケジュールを立てる
3つ目のコツは「無理のない学習スケジュールを立てること」です。
無理をすると勉強が続かず、最悪受験を諦めてしまうかもしれません。また学習量が多すぎても、特定のポイントを理解できないまま先のステップへ進む恐れがあります。
そのため、スケジュールに多少誤差が生じても良いような計画を立てましょう。ただし余裕を持たせすぎると学習期間が延々と長くなり、逆にやる気を失う可能性もあります。
バランスの良い勉強時間を設定するのが大切です。
勉強方法に不安がある場合や準1級以上を目指す場合は通信教育がおすすめ
勉強方法に不安がある場合や準1級以上を目指す場合は、独学より通信教育がおすすめです。
ここからは秘書検定を扱う通信教育講座について、以下の2点を解説します。
- 通信教育のメリット
- おすすめの通信教育
それでは詳しく見ていきましょう。
通信教育のメリット
通信教育には、以下のメリットがあります。
- いつでも、どこでも受けられる
- 複数の級の学習を同時にできる
- プロの講師による質問・添削を受けられる
- 講座によっては学習スケジュールを立ててくれるなどのサポートが豊富
名前の通り、通信教育での学習は受講する時と場所を選びません。通学する必要がないため、自身の都合の良いときにいつでもどこでも学習できます。
また、講座を同時に申し込んで複数の級の試験に備えることもできます。授業が被る心配もなく、時短で各級の対策が可能です。
独学のデメリットの1つに、自身の理解の仕方や苦手なポイントについて、1人では気づきにくいことがあります。わからないポイントを相談できないのも非効率です。
しかし、添削や質問できるサービスがある通信講座ではプロの講師に客観的に回答・添削してもらえます。秘書検定に精通した第3者の意見が聞けるため、合格への近道となります。
またオーダーメイドで自身に合った学習スケジュールを立ててもらえると、無理なく努力を続けられます。
通信講座は「家事や仕事などで忙しい方」や「複数の級の受験をしたい方」「自身でモチベーションを保つのが不安な方」におすすめです。
おすすめの通信教育
おすすめの通信教育の1つに「ユーキャン」があります。
下表にユーキャンの秘書検定講座の概要をまとめました。
目指せる資格 | 秘書検定(3級・2級・準1級) |
---|---|
受講料 | ・35,000円(一括払い) ・35,760円(2,980円×12回) |
受講期間 | 4か月間(標準学習期間:受講開始からカリキュラム上最初に合格が目指せる準1級試験月までサポート) |
教材 | ・メインテキスト2冊 ・問題演習BOOK3冊 ・準1級面接対策BOOK ・準1級面接対策DVD ・過去問題集 ・最頻出ポイントチェック ・添削課題集 ・ガイドブック ・P冊子 ・添削関連書類一式 |
サポート | ・質問サポート ・添削サポート ・面接対策 |
ユーキャンがおすすめの講座である理由に、以下のメリットが挙げられます。
- 充実した学習サポート
- 学習スケジュールを立てくれる
- 面接対策が可能
ユーキャンには、1日3回まで利用できる質問サービスがあります。疑問点をプロの講師に回答してもらえるため、独学でテキストを読み込むよりも理解が早いです。
また添削課題では、プロの講師に客観的に添削してもらえ、自身では気付かない弱点を洗い出せます。
加えてユーキャンには、学習スケジュールを立ててくれるサービスもあります。講座開始時に一人ひとりに適した学習スケジュールを教えてくれるため、自身で試行錯誤せず理想の学習計画を立てられます。
さらに面接対策ができるのもユーキャンの魅力です。準1級以上では面接試験が実施されますが、元・面接試験審査員が監修した「面接対策DVD&BOOK」で、合否をわけるポイントを学べます。
話し方や動作のスピードなど細かいポイントを丁寧に解説してくれるため、本番をシミュレーションしやすいです。
通信講座で秘書検定の勉強をしたい場合は、ユーキャンの講座を検討することをおすすめします。独学にはないプロの講師のサポートで苦手を克服できるばかりでなく、スムーズに学習スタイルを確立できます。
ユーキャンの実際の利用者の口コミ評判を詳しく知りたい方は「【悪い?】通信教育ユーキャンの口コミ評判ってどうなの?実際の利用者の評価・レビューから徹底分析!」も参考にしてください。
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まとめ
秘書検定試験で合格を目指したい方は、以下のポイントを意識して学習を始めてみましょう。
- 独学の場合は、勉強の流れを把握してから始める
- テキスト選びや額種時間など「自身に合った」効率の良い方法を確立する
- 通信講座では、独学にはない試験対策が可能
- おすすめの通信講座はユーキャン
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