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【独学】登録販売者試験の勉強方法の流れ
「登録販売者の資格を取りたいけれど、どのような勉強方法が効率的なんだろう...」
「全くのゼロからの学習になるから、上手くいくか心配...」
このように登録販売者の資格試験の勉強に関して不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では効率的な勉強方法や、独学がうまくいくか不安な方へおすすめの通信教育を紹介します。
はじめに、登録販売者試験の独学での勉強方法の流れは、以下の通りです。
- ステップ1|過去問で出題形式を確認する
- ステップ2|試験を受ける都道府県を決める
- ステップ3|テキストを一読して内容を把握する
- ステップ4|過去問・問題集を解く
- ステップ5|間違えた箇所をテキストで確認する
- ステップ6|演習と見直しを繰り返し暗記する
- ステップ7|実際の試験形式で演習する
- その他|スキマ時間に細かい暗記をする
大まかな勉強方法の流れを知ることで、目標に向かってスムーズかつ効率的に学習をはじめられます。
それでは、登録販売者試験の勉強方法の流れについて詳しく見ていきましょう。
ステップ1|過去問で出題形式を確認する
最初に過去問題集を使って出題形式を確認しましょう。過去問題集は書店で購入したり、通信教育の教材で入手できます。
事前に過去問を見ることで、問題の出題傾向や難易度を大まかに把握することが可能です。
ある程度試験の傾向を把握できれば、具体的な対策が取れます。また、どの程度のレベルまで学習する必要があるのかをある程度把握できます。
このステップでは、まだ過去問を解く必要はありません。実際に過去問を見て、問題数や試験時間・出題形式などをチェックしましょう。
ステップ2|試験を受ける都道府県を決める
続いて、試験を受ける都道府県を決めましょう。
受験する都道府県によって、試験の日程は異なるため注意が必要です。登録販売者試験は、一般的に毎年8月~12月頃に開催されます。
また、他の県での受験であれば複数回試験にチャレンジできます。早期に合格を目指したい方は、他県での受験を視野に入れるようにしましょう。
なお試験の日程は、各自治体の公式サイトで確認できます。
ステップ3|テキストを一読して内容を把握する
続いて、テキストを一読して内容を把握しましょう。最低限の基礎知識をインプットできるほか、学習内容の全体感を把握できます。
また、どの分野にどれくらい時間がかかるかをある程度イメージできるため、学習スケジュールを決めやすくなります。
ポイントとして、いきなりすべてを完璧に覚えようとするのではなく、あくまで大まかな内容を把握することが大切です。
ステップ4|過去問・問題集を解く
テキストを一読したら、次は実際に過去問・問題集を解きましょう。
実際に過去問を解くことで、客観的に学習の定着度を把握できるほか、自身の理解していない箇所を明確にできます。
ポイントとして、過去問を解いた後は理解できていない箇所を重点的に学習しましょう。
確認しても自信のない箇所はわかるように印をつけておくと、後でスムーズに復習できます。
ステップ5|間違えた箇所をテキストで確認する
実際に過去問・問題集を解いた後は、間違えた箇所をテキストで確認しましょう。ステップ4でわからない箇所を明確にしているため、苦手分野を効率よく潰せます。
間違えた箇所をそのままにしておくと、類似の問題が出た際に再度間違ってしまう可能性があります。そのため、間違えた箇所はその都度復習するようにしましょう。
具体的な確認の手順は以下の通りです。
- 間違えた部分の解説・テキストを読み正しい答えを確認する
- 正しい答えになる理由を理解できるまで読みこむ
- 間違えた箇所に対応するテキストページに印をつけておく
ステップ6|演習と見直しを繰り返し暗記する
続いて、演習と見直しを繰り返して暗記しましょう。この工程を行うことで、徐々に正しい知識が定着し、自身が理解できていない範囲を少しずつ潰していけます。
また、数多くの問題を解くことで、試験本番当日に類似の問題が出る確率を上げられます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 演習と復習を繰り返し実施する
- 何回も間違えてしまう箇所はノートにまとめて覚える
ステップ7|実際の試験形式で演習する
最後に、実際の試験形式で演習しましょう。
本試験と同じ時間や形式で演習をすることで、本試験の感覚にあらかじめ慣れておけます。そうすることで、当日問題の形式や時間で焦らずに済みます。
特に、以下の項目を意識して演習を行ってください。
- 時間を測って実施する
- なるべく当日に近い環境で実施する(机の上に使用できるもののみを置いておくなど)
安定して合格点を超えられるようになるまで、繰り返し実施することが重要です。
その他|スキマ時間に細かい暗記をする
上記7つのステップに加えて、スキマ時間を活用して細かい暗記をするよう心がけましょう。空いている時間を使って効率よく学習を進められます。
まとまった時間を学習にあてられない忙しい方ほど、スキマ時間で学習を進めることをおすすめします。
スキマ時間に勉強できるよう、自身の苦手箇所を単語帳やノートにまとめて持ち歩いたり、コンパクトなテキストを持ち歩くようにしましょう。
登録販売者試験の合格率
2020年度の合格率は、全国平均で41.5%でした。登録販売者試験の年度・地域別の合格率は、厚生労働省の公式サイトでチェックできます。
2020年度より前の結果を見ても全国平均40%〜45%が多いです。参考として、過去4回分の合格率を下表で比較しました。
年度 合格率(全国平均) 2020年度(令和2年度) 41.5% 2019年度(令和元年度) 不明 2018年度(平成30年度) 41.3% 2017年度(平成29年度) 43.5%
また問題の難易度の差はありますが、地域による「合格しやすい」「合格しにくい」の差はありません。
登録販売者試験の合格に必要な勉強時間(期間)
多くの講座では、登録販売者試験の合格に必要な勉強期間を「3〜8か月」と想定しています。
参考までに、登録販売者試験講座を提供している通信教育3社の推奨勉強時間および学習期間を下表で比較しました。
講座名 | 勉強時間 | 学習期間 |
---|---|---|
ユーキャン | 240時間 | 8か月 |
キャリカレ | 90時間 | 3か月 |
たのまな | 90時間 | 3か月 |
ユーキャンはゆとりを持った学習スケジュールにしているため、学習時間が他2社よりも2倍以上長く設定されています。1日の学習量を増やせば、その分早く合格できます。
実際の勉強時間は、受験者の忙しさや基礎知識の有無により異なります。資格講座を選択する際は、教材やサポート体制など、総合的な観点から選ぶようにしましょう。
【タイプ別】登録販売者試験の勉強スケジュール例
登録販売者試験の勉強スケジュール例として、以下の2つのパターンを紹介していきます。
- 少しずつ学習したい場合
- 短期間で合格したい場合
それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
少しずつ学習したい場合
少しずつ学習したい場合の学習スケジュール例を、下表にまとめました。1日2時間程度勉強することを前提としています。
期間 | 内容 |
---|---|
1日 | 過去問で出題形式を確認 |
5~6週間 | テキストを一読して内容を把握 |
10~12週間 | 演習と見直しを繰り返し暗記する |
4~5週間 | 実際の試験形式で演習する |
合計期間 | 約6か月 |
学習のスピードは人によって異なるため、上表はあくまで目安です。自身の学習スピードに応じて、表のスケジュールを調整してください。
短期間で合格したい場合
短期間で合格したい場合の学習スケジュール例を、下表にまとめました。こちらの場合では、平日は1日3時間程度、土日は1日6時間程度勉強することを前提としています。
期間 | 内容 |
---|---|
1日 | 過去問で出題形式を確認 |
2~3週間 | テキストを一読して内容を把握 |
6~7週間 | 演習と見直しを繰り返し暗記する |
2~3週間 | 実際の試験形式で演習する |
合計期間 | 約3か月 |
こちらの場合においても表はあくまで目安です。自身の学習スピードに応じて、スケジュールを調整しましょう。
登録販売者試験を効率よく勉強するコツ
登録販売者試験を効率よく勉強するコツとして、以下の4つが挙げられます。
- テキストの内容は完璧に暗記する必要はない
- 最新版のテキストや講座で学習する
- 簡易的なノートを作成しスキマ時間を有効活用する
- 暗記術を活用して記憶力を高める
それぞれのコツについて詳しく見ていきましょう。
テキストの内容は完璧に暗記する必要はない
テキストの内容を完璧に暗記する必要はありません。テキストに載っているすべての内容が出題されるわけではないためです。
登録販売者試験では、よく出題されるポイントがある程度決まっています。そのポイントを押さえることができれば、完璧に暗記しなくても高得点を狙うことが可能です。
テキストや過去問で頻出のポイントを押さえ、効率よく学習しましょう。
最新版のテキストや講座で学習する
最新版のテキストや講座で学習することも大切です。法改正などがあった場合、その箇所が出題されるケースが多いためです。
また、掲載されている情報が古かったり、頻出のポイントが変わっている場合があります。使用するテキストは常に最新のものを選択しましょう。
フリマサイトや古本屋で中古テキストを購入する場合は、特に注意が必要です。
簡易的なノートを作成しスキマ時間を有効活用する
簡易的なノートを作成してスキマ時間を有効活用しましょう。通勤・通学などの空き時間をうまく活用することで、効率よく学習を進められます。
自身の苦手箇所をまとめた簡易的なノートや単語帳を作成することで、教材の持ち運びが容易になるほか、スキマ時間に重点的に学習できます。
まとまった学習時間を取れない人ほど、スキマ時間の使い方が重要です。簡易的なノートや小さめのテキストを活用し、スキマ時間を有効活用しましょう。
一方で、ノート作りに時間をかけすぎるのは本末転倒です。自身が読めるものであれば十分なため、必ずしも綺麗である必要はありません。
暗記術を活用して記憶力を高める
暗記術を活用して記憶力を高めることで、効率的に学習を進められます。例として「ピンクノイズ」を利用した記憶術があります。
ピンクノイズ(英: pink noise)とは、パワーが周波数に反比例する雑音のこと。
実際に睡眠時間前にこの「ピンクノイズ」を聞くことで、暗記力が上がった研究結果もありました。
若い成人の睡眠中に適用される音響刺激法は、徐波活動 (SWA) を増加させ、睡眠依存性記憶保持を改善することができます。
このように、睡眠の際に「ピンクノイズ」を聞くことで、記憶力がアップすると言われています。登録販売者試験は暗記する量が多いため、効率よく暗記することがポイントです。
暗記が苦手な方ほど、このような暗記術を活用して効率よく学習を進めていくことをおすすめします。
【初心者必見】登録販売者試験の勉強方法に不安がある場合は通信教育がおすすめ
ここまで独学で行う登録販売者試験の勉強方法について紹介してしてきましたが、少し心配になった方や、かなり大変だなと感じた方も多いのではないでしょうか?
そのように感じた場合は成功率を上げるため、通信教育の利用をおすすめします。
ここからは、登録販売者試験の通信教育について、以下の観点から解説しています。
- 通信教育のメリット
- おすすめの通信教育
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
通信教育のメリット
通信教育のメリットは、大きく以下の3つです。
- 自身のペースで学習を進められる
- 合格するためのノウハウが確立しているため、効率よく学習できる
- 講座によって、添削・質問サービスなどさまざまなサービスが利用できる
通信教育は通学するわけではないため、自身の生活リズムに合わせて学習計画を立てられます。そのため、忙しくても無理なく学習を進められます。
また、長年の合格実績がある通信講座であれば、押さえるべきポイントを明確に提示してくれます。出題傾向や重要なポイントがすぐにわかるため、独学より効率的に学習できるでしょう。
さらに、プロの講師による添削やアドバイスを受けられる点も大きな魅力です。学習でつまずいた箇所をすぐに解決できます。
これらの点から通信講座は、いわば通学の講座と独学のいいとこ取りをした教材と言えるでしょう。
「毎日忙しいため自身のペースで学習を進めたい方」や「最低限の学習で合格を目指したい方」に大変おすすめです。
おすすめの通信教育
登録販売者の通信講座でおすすめできるのは「ユーキャン」です。「ユーキャン」とは、登録販売者試験を含むさまざまな資格試験の通信講座を提供している会社です。
2021年6月時点で150以上もの講座を提供しており、趣味の分野から仕事に活かせるスキルまで、幅広い資格の取得を目指せます。
参考までに、登録販売者講座の概要を下表にまとめました。
目指せる資格 | 医薬品登録販売者 |
---|---|
受講料(税込) | デジタルテキスト付コース ・49,000円(一括払い) ・49,400円(3,800円×13回払い)デジタルテキストなし(割引)コース ・46,000円(一括払い) ・46,540円(3,580円×13回払い) |
受講期間 | 8か月間(標準学習期間、最大14か月まで延長可能) |
教材 | ・メインテキスト4冊 ・重要ポイント&チェック2冊 ・分野別問題集 ・210分チャレンジ模試 ・添削課題集 |
サポート | ・質問サービス ・添削サービス ・学びオンラインプラス |
ユーキャンがおすすめである理由として、以下のポイントがあります。
- サポートが充実している
- 最新情報を教材に反映している
- テキストの内容がわかりやすい
ユーキャンでは7回の添削指導と1日3回までの質問サービスをはじめとした、多くの学習サポートがあります。プロの講師に助けてもらえるため、つまずくことなくスムーズに学習できます。
また、法改正の最新情報や試験に関する情報全般をお知らせしてくれるため、情報の確認が漏れる心配もありません。
さらに、長年の合格ノウハウを蓄積したわかりやすいテキストが用意されるため、効率よく学習を進められます。
上記のようなメリットがあるため、ユーキャンの登録販売者講座は「客観的なアドバイスがほしい方」や「登録販売について知識がない初学者の方」におすすめです。
また、法改正や試験の情報漏れを防ぎたい方や調べる時間を削減したい方にもおすすめです。
ユーキャンの実際の利用者の口コミ評判を詳しく知りたい方は「【悪い?】通信教育ユーキャンの口コミ評判ってどうなの?実際の利用者の評価・レビューから徹底分析!」も参考にしてください。
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登録販売者試験に関するよくある質問
登録販売者試験問題作成に関する手引きで試験対策できる?
厚生労働省のホームページには「試験問題作成に関する手引き」というガイドラインがあります。この手引きで試験対策をすることは可能ですが、おすすめはできません。
手引きは学習用に作られているわけではないため、学習効率が落ちてしまう恐れがあります。専用の教材を活用した方が断然効率よく学習できるため、できる限りそれらを活用しましょう。
登録販売者試験の勉強は手引きの何章から始めるべき?
登録販売者試験の勉強は「医薬品の章」から始めましょう。「医薬品」の分野は登録販売者の実務で必要になるためです。
また、「医薬品の章」は登録販売者試験の中で最も難しく、ボリュームが多いです。そのため、後回しにせず早めの段階から少しづつ計画的に学習を進めることをおすすめします。
まとめ
登録販売者試験を独学で学習する場合は、勉強の流れを把握してから始めることが重要です。独学が難しいと感じる場合は、通信講座独自のサービス・ノウハウを利用することで、効率よく学習を進められます。
通信講座の中でも、ユーキャンはサポートが充実しており、教材もわかりやすいため大変おすすめです。
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